Made In Japanは一種のブランドとしての地位を確立しつつあり、海外で日本製品は人気となっています。こうした背景から「爆買い」に代表されるように日本で大量に商品を購入する訪日外国人観光客も多くいます。インバウンド需要の取り込みに成功しているお店として、筆頭に挙げられるのがドン・キホーテ。最近では外国人向けのビジネスに可能性を感じ、海外にも展開しだしているようです。
ドン・キホーテはなぜ訪日外国人観光客に超人気なのか?:4つの戦略から見える旅行者目線と地域連携の徹底
訪日外国人観光客で賑わうドン・キホーテ大手ディスカウントストアとして日本人にも人気の「ドン・キホーテ」。インバウンド需要への対応の動き出しが早く、今では訪日外国人観光客にとって定番観光スポットとなっています。ドン・キホーテのインバウンド需要に対する取り組みは、「ドン・キホーテ」というブランド、店鋪の訪日外国人観光客に対する周知(PR)はもちろんのこと、多言語対応、免税対応など多岐にわたります。今回は、そのドン・キホーテがどのような戦略・対応で訪日外国人観光客のハートをがっちり掴んでいるのか...
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ドン・キホーテがシンガポールに2店舗をオープン!開業に併せて北海道フェアを開催
ドン・キホーテは12月1日にシンガポールのOrchard Centralに新規店舗をオープンしました。東南アジアでの新規店舗オープンは初めて のことです。また、来年2018年の6月にはTanjong Pagarにてシンガポール2号店をオープンします。ドン・キホーテはシンガポールを皮切りに海外進出を進めていくとのことで、タイにも店舗を開業する予定です。
また、今回のシンガポールでの新規店舗オープン関して特筆すべき点は、シンガポール人に人気の北海道食品フェアが開催されるという点。 この背景には何があるのでしょうか。
シンガポール人は北海道がお好き?国内で雪が降らないことから日本のスノーリゾートはシンガポール人の憧れ?
シンガポール4大旅行代理店の1つであるDynasty Travelのアリシアさんによると、シンガポール人の間で 北海道旅行は大きな人気を集めています。 理由としては、雪への関心が高い ことが挙げられるとのこと。例えば、月間約180万人が閲覧する訪日外国人観光客向け情報ポータルサイト「ジャパンガイド」のアクセスデータによると、シンガポール人は 全国籍の中でもっとも「Snow destination (雪が見られる観光スポット)」に関するページへのアクセス率が高い結果に なりました。雪が降らないシンガポールでは、雪に対して一種のあこがれがある のかもしれません。また、北海道では広大なラベンダー畑をシンガポール人向けにPR。シンガポール人の間で好評だったとのこと。ご紹介してきたように、シンガポールでは「雪」に関心が高いため、日本で最も有名なスノーリゾートが位置する北海道の人気が高いことが把握できます。ドン・キホーテのの北海道フェア開催の裏にもこうした背景があると予測できます。訪日旅行、中でも北海道に対しての関心が非常に高いことが予測できるシンガポール人。 インバウンド市場の規模はどうなっているのでしょうか。
シンガポール大手旅行会社が語る訪日旅行の現実「前篇」:果たして成熟市場であるシンガポールの今とは…
昨今インバウンドへの関心が高まり、世界各国における旅行博やファムトリップ、ローカルメディアとのタイアップなど、日本の各自治体や企業が訪日客誘致に向けた様々な施策を行っております。そんな中、皆様は自信をもって正しいアプローチを企画、実行できていますでしょうか。 プロモーションしている内容は本当にターゲットの訪日観光客が求めているものでしょうか。このシリーズでは訪日旅行ビジネスに精通しているシンガポール現地のスペシャリストにインタビューを行い、今のシンガポール市場の現状や訪日観光に関するリアル...
シンガポール大手旅行会社が語る訪日旅行の現実「後篇」:シンガポールの訪日旅行市場の今と課題
このシリーズでは日本旅行ビジネスに精通している現地のスペシャリストにインタビューを行い、今のシンガポール市場の現状や訪日観光に関するリアルボイスをお伝えします。シンガポール4大旅行代理店の1つであるDynasty Travel(ダイナスティ・トラベル) の広報責任者であるアリシアさんに話を伺ってきました。アジアの中でも特に競争の激しいシンガポール旅行業界をけん引する現場のリアルボイスに迫りたいと思います。前回はシンガポールの旅行市場についてお伝えをしましたが、後篇の今回は、訪日旅行について...
好調のシンガポール人市場 2016年には36万人が訪日:やはり冬の訪日率が高い傾向に
上記のグラフで確認できるように、訪日シンガポール人市場は好調であり、ここ5年連続で訪日シンガポール人観光客数は史上最高値を更新し続けています。2016年には2012年の倍以上となる36万人のシンガポール人が日本を旅行しました。
また、訪日シンガポール人観光客数を月別にみてみると、12月の訪日率が圧倒的に高い ことがわかります。2016年には約75,000人が12月に集中して訪日。シンガポールの人口は560万人なので、全人口の約75人に1人が12月に訪日した 計算になります。冬場はシンガポール人にとって人気の訪日シーズンであり、「日本の冬」を楽しみに来ている ことがわかります。シンガポール人にとって、人気の訪日旅行時に「日本の冬・雪」が楽しめるベストスポットとして北海道は認知されていることが予測できます。
訪日シンガポール人観光客のインバウンド
訪日シンガポール人は、2016年の訪日外客数で前年比17.2%増となる 361,800人 となりました。2012年が142,201人でしたので、シンガポール市場のインバウンド需要は 4年前の約2.54倍まで成長 しています。
まとめ:北海道のインバウンド観光においてシンガポール人は最重視すべきターゲットに?
ドン・キホーテがシンガポールに新規店舗をオープンしました。オープンに際して北海道フェアを開催しており、これはシンガポール人の間で北海道が人気となっていることが理由です。雪が降らないシンガポールでは「雪」に対して関心が高く、近年人気の訪日旅行時に「日本の冬・雪」が楽しめるベストスポットとして北海道は認知されています。 北海道で訪日外国人観光客を誘致・集客する際にはシンガポール人は面白いターゲットになってくるかもしれません。
北海道地方のインバウンド需要
北海道地方は北海道が所属しており、スキー・スノーボードを中心に冬のアクティビティが人気の観光エリアです。2016年の訪問率が7.8%と国内で8番目の人気となっています。母国では雪の降らない地域の東南アジアからの訪日外国人やスノーアクティビティの好きな欧米圏の人たちに人気のエリアです。
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<参照>
- KAMO CONSULTANCY:【シンガポールニュース】 ドン・キホーテ、シンガポール2号店はTanjong Pagar
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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