最も人気の旅行先 日本がNo.1に!VISA最新調査で見る世界の観光トレンドとは?:約9割が旅行中も「オンライン」に 8割が旅行中「現金」で支払い

公開日:2018年02月26日

Visaは27以上の国と地域の15,000人以上の旅行者の行動を分析することで、国際旅行のトレンド、旅行者の行動に関する分析内容を公表しました。このVisaの分析によると、旅行者の77%が現金決済を戦隊していること、旅行の頻度が多くなっていること、SNSの影響力が高まっていること、目的地を決めてから予算を決めること など、いくつか興味深いデータが得られています。詳しく見ていきましょう。

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77%の旅行者が決済手段として未だに「現金」を選んでいる

Visa Global Travel Intentions Study 2018 より

多くの旅行者は、旅行の計画を立てたり、ナビゲーションをするなどの際に、スマートフォンアプリに代表される新しい技術を使用するようになっています。しかしながら、多くの旅行者が、旅行中の決済手段としてはアナログな手段である現金を使用 しています。平均にして、旅行者は 778アメリカドル を現金で持っています。

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現金を使用する旅行者が多い中、現金ならではの問題も:準備やセキュリティの課題

Visa Global Travel Intentions Study 2018 より

旅行中の決済手段として現金を選ぶ人が多い一方、旅行者の旅行中の最大の懸念は 現金を無くすこと、もしくは盗難にあうこと で、その他にも現金である事に関して発生する問題もあります。

例えば、72%の旅行者は旅行の前までに現地通貨を用意 しておきますが、これは 時間の無駄 に繋がります。また、ATMで現金を引き出す行為についてはセキュリティ面での懸念があり、19%の旅行者がATMを使う事に関して抵抗感 を感じています。さらに、現金を使用すると、現地通貨でのお釣りの硬貨 が手元に残ります。VISAの調査では 旅行後に87%が現地通貨でのお釣りを持っており、本国に戻ってそれを本国通貨にして使う人は29%しかいません。

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旅行者の旅行スタイルの変化:より短く・より多く

Visa Global Travel Intentions Study 2018 より

旅行のスタイルとしては、長期の旅行に1度、2度行くというスタイルから、より短期の旅行を選ぶようになってきており、旅行の頻度も高まっています。平均して、過去2年間での旅行回数は2.5回、1回の旅行で宿泊日数は8泊 となっています。

また、旅行者が旅に求めるニーズも異なっており、欧州の旅行者は「文化と良い天候」、アメリカ人旅行者は「体験と文化」、アジア太平洋地域の旅行者は「アクセスのしやすさと親しみやすさ」、中東、アフリカの旅行者は「体験と予算」を重視する傾向にあるようです。

また、この調査によると 旅行者の目的地トップ3は「日本」、「アメリカ」、「オーストラリア」 となっています。

予算の考え方:

Visa Global Travel Intentions Study 2018 より

予算によって行き先を考えた旅行者は僅かに19%。予算が目的地決定において重要にはなっていない ことが伺えます。世界中の旅行者の旅行支出の中央値は 1,793アメリカドル となっています。また、次の旅行の予算を聞いたところ、36.25%アップとなる2,443アメリカドル となりました。

旅行において最もお金を使用している人々を見ていくと、1位サウジアラビア人、2位中国人、3位オーストラリア人、4位アメリカ人、5位クウェート人 となりました。

テクノロジーの使用:88%が旅行中も「オンライン」にいた

Visa Global Travel Intentions Study 2018 より

旅行中もSNSなどが欠かせない人が増えていますが、この調査では 88%の旅行者が旅行中に何らかのオンラインアクセスが出来る 状態でした。また諸外国で利用が増えているライドシェアアプリについては、44%が旅行中にライドシェアアプリを使用 していることがわかりました。

キャッシュレス決済の必要性は依然として高いが…

訪日外国人の受け入れには無料WiFiの整備の他に、キャッシュレス決済の仕組みの整備も必要とされていますが、今回VISAが作成した資料によると、77%の旅行者が支払い方法として現金を選んでいる ことが明らかになりました。旅行者の目的地トップとしては「日本」が挙げられており、世界の観光トレンドとしても日本が注目を集めていることが分かる結果に。

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また日本ではほとんど話題にならない サウジアラビア、クウェートなど、オイルマネーで潤っているであろう国の旅行者の旅行支出が世界的には多い といった面白いデータも得られています。日本のインバウンド対策にも、「世界市場はこうであるから、こういう事が考えられるかも」といった考え方が出来るでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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