四国を隅々まで観光!JR四国がインバウンド向け鉄道パスの対象エリアを拡大:交通インフラ整備を進める四国のインバウンド事情 背景には何が?

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訪日外国人観光客を地方に誘致する際に、土地勘がない訪日外国人観光客が利用しやすいかたちで交通機関を整備していくことは重要 なことです。インバウンド業界で注目を集める四国地方では更に多くの訪日外国人観光客を誘致するために「交通インフラの整備」という観点からあらたな取り組みを開始するようです。

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JR四国がインバウンド向け鉄道パスの対象エリアを拡大!小豆島観光も可能に!

JR四国旅客鉄道株式会社では、四国の鉄道会社5社(土佐くろしお鉄道、阿佐海岸鉄道・高松琴平電気鉄道・伊予鉄道・とさでん交通)と共同で、インバウンド向け四国広域周遊パス「ALL SHIKOKU Rail Pass」を2012年から販売しています。

インバウンド向け四国広域周遊パス「ALL SHIKOKU Rail Pass」は、四国を訪れる訪日外国人観光客に人気を集め利用が増加していることから、JR四国では2018年3月1日より「ALL SHIKOKU Rail Pass」の利用可能区間を拡大。 訪日外国人観光客の認知度が高い 小豆島観光も可能に なるとのこと。上記のマップでご紹介しているように、訪日外国人観光客は「ALL SHIKOKU Rail Pass」を購入することで 四国地方を隅々まで旅行できるように なります。

香川を観光できるインバウンド向け周遊鉄道パスも併せて発売

「ALL SHIKOKU Rail Pass」路線情報:SHIKOKU Railway Tripより引用

「ALL SHIKOKU Rail Pass」路線情報:SHIKOKU Railway Tripより引用

「ALL SHIKOKU Rail Pass」の利用可能エリア拡大に加え、JR四国では 国際路線の就航が多い高松空港を拠点として香川県を周遊できるインバウンド向け周遊パス「KAGAWA Mini Rail & Ferry Pass」の発売も開始 します。ご紹介してきたようにJR四国では、訪日外国人観光客向け周遊パスの対象エリア拡大、および新規販売を実施しています。JR四国がインバウンド誘致に本腰を入れる背景には何があるのでしょうか。

訪日客の間で注目を集める四国地方:2016年の香川県は前年比241.6%増の訪日客誘致に成功

四国地方はインバウンド誘致において成功を収めているエリアとしても知られています。例えば、以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように、香川県では2016年、前年比70.3%増の訪日外国人観光客数の誘致に成功 しました。背景には離島巡り×アートをコンセプトとした「瀬戸内国際芸術祭2016」の開催や、香川県が作成した「お遍路」をテーマとした観光周遊ルート「スピリチュアルな島~四国遍路~」の人気などが関係しています。

四国全体で言うと、2017年1月~6月において、4県合計で 36万8,670人の訪日外国人観光客誘致に成功。 これは 前年同期比+36.4% にあたります。ここ数年、訪日外国人観光客の間で四国地方の注目度は上昇していることが把握できます。

【香川県】インバウンド観光客 前年比241.6%の伸び率で増加した2つの理由:地方誘致の成功例

訪日外国人観光客数が初めて2,000万人を突破し、2016年はインバウンド業界にとって記念すべき年になりました。 [blogcard url=”https://honichi.com/13991”] 矢野経済研究所の調査では、来年2017年の

関空→淡路島の定期船運航も開始:2018年は関空から四国の訪問増加にも期待できそう

また、旅客船を運航する淡路ジェノバラインでは、関西国際空港と淡路島を結ぶ定期船の運航を2017年7月9日から開始 しています。淡路島は、鳴門海峡を挟んで四国地方につながっており、移動時間も30分~1時間程。2018年は関西国際空港から四国を訪問する訪日外国人観光客の増加にも期待できそう です。

2017年も四国にはインバウンドが殺到?!関空と淡路島の定期船運航再開は四国のインバウンド観光に何をもたらすのか

訪日外国人観光客の地方訪問が増加しつつある今、全国の自治体・地元の企業などでは、インバウンド誘致を進めています。地方のインバウンド誘致といえば、訪日ラボでも取り上げているように四国地方が比較的成功している地域として数えられるでしょう。先日報じられた関西国際空港と淡路島を結ぶ定期船の運航開始のニュースは、 そんな四国地方のインバウンド観光にさらなる追い風をもたらす 可能性があります。目次関空と淡路島が10年ぶりに船でつながる!インバウンド増加が背景にインバウンド観光市場にどのような影響が?訪...

まとめ:2018年にも四国地方には多くの訪日客が訪れそう

近年、多くの訪日外国人観光客誘致に成功している四国地方。JR四国では、インバウンド受け入れ環境を整備するために、インバウンド向け四国広域周遊パス「ALL SHIKOKU Rail Pass」の利用可能エリアを小豆島にまで拡大したり、訪日外国人観光客からの人気が高い香川県を周遊できる鉄道パス「KAGAWA Mini Rail & Ferry Pass」の販売を開始したりと、多岐にわたるインバウンド対策を実施しています。

加えて、昨年より関西国際空港と淡路島を結ぶ定期船運航が開始されたことから、訪日外国人観光客にとって四国地方はより訪問しやすい地域に なっているともいえるでしょう。インバウンド向けの交通網が整備されている四国地方には、2018年にも多くの訪日外国人観光客が訪れることが予測できます。

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<参照>

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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