今、インバウンドで関空が熱い!2018年の国際定期便の就航便数 夏期スケジュールで過去最高となる1,366便/週を記録!2017年度 4-2月の旅客数利用実績も過去最高に

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関西国際空港は、関西地方の観光の玄関口として知られる空港ですが、関西国空港、伊丹空港を運営する「関西エアポート」は3月20日に2018年の夏季スケジュール、2017年度 4-2月の旅客数利用実績などを発表。これによると、ピーク時となる今年の9月には、ヨーロッパ方面やホノルルをはじめとする中長距離路線の増便に加え、国際貨物便の拡充もあり、過去最高の週1,366 便を見込んでいます。これは2017年の夏季スケジュールと比較して、週に62便の増加、2017年の冬季スケジュールと比較すると週10便の増加となります。また、2017年度 4-2月の旅客数利用実績に関しては 関西国際空港、伊丹空港の総旅客数の合計は4,036万人、前年同期比+9%の増加となり、過去最高 となりました。

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夏季スケジュール、冬季スケジュール共に過去最高を予定

関西国際空港の国際定期便の就航便数の推移について見ていくと、夏季スケジュール、冬季スケジュール共に何度か前年割れがあるものの、旅客便と貨物便を合わせた就航便数の総便数は右肩上がりで成長を続けています。

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

夏季スケジュールに関しては2014年からプラス成長が続いており、2018年の夏期スケジュールに関しては過去最高となる週1,366便 を予定しています。冬季スケジュールについても、同様に2010年以降は右肩上がりで成長が続いており、2018年には過去最高となる週1,356便 を見込んでいます。

国際旅客便は年々増加しており、LCCの割合が増えている

国際旅客便について主な増便について見ていくと、中長距離路線においてエールフランス航空のパリ線が週7便のデイリー運航となり、ヨーロッパ方面全体ではこれで4都市すべてがデイリー運航となりました。また日本航空のホノルル線が既存の週7便から2倍となる14便に拡大、またLCCではジェットスター・アジアのクラーク=シンガポール線が週3便新規就航となります。

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

また、エアソウルのソウル線も7便増加するなど、LCC便が大幅に増加。2017年夏には431便だったものが、2018年夏には472便に増加し、国際旅客便の増加に大きく寄与しています。年々、国際定期旅客便におけるLCCの割合は増加しており、2017年夏に36.9%だったものが、2018年夏には38.7%となっています。一方 FSC便に関しては2017年夏に738便だったものが2018年夏には747便の予定で、大きな増減はありません。

国内旅客便については関西国際空港では前年割れ、伊丹空港では前年と同じ

国内の旅客便に目を向けると、関西国際空港では2017年夏期に1日あたり便数が78便だったものが、2018年夏期には67便と減少する見通し、また同じく「関西エアポート」が運営する伊丹空港に関しては、2017年夏期に1日あたり185便だった国内の旅客便が、2018年夏期も同じく185便となる見通しです。

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

2017年度 4-2月の関西国際空港、伊丹空港の旅客数利用実績は過去最高となる見通し

2017年度 4-2月における両空港の総旅客数は 4,036万人 となり、この時点で2016年度の旅客数利用実績である3,706万人を超えており、2017年度に関しは両空港合計で4,440万人に達する見通しとなっています。また、関西国際空港の国際線旅客数は1,983万人となり、年度として過去最高となり、伊丹空港の国内線利用者数も前年超えの1,427万人となっています。関西国際空港と伊丹空港の国内線利用者数の合計は 2,052万人 となり、前年比+4%となっています。

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西国際空港の国際線旅客実績は過去最高を記録

関西国際空港の国際線の日本人、外国人旅客実績については年度として過去最高となる 1,983万人で、2016年と比較すると+20% となりました。また、好調なインバウンド需要を受けて 国際線利用者の7割の1,370万人がインバウンド旅客 となり、これは 2016年と比較して+14% となっています。

アウトバウンド(日本人)も回復の兆しを見せ、2016年から+2%となる595万人となりました。なお、国際線の旅客数に関しては2011年から右肩上がりで成長を続けています。

この好調を支えているのは 韓国、香港・マカオを中心とした東アジア方面で、2017年度4-2月の数値を前年同時期と比較すると、韓国方面の伸び率が27%、香港・マカオ方面が24%の成長 となっています。さらに 東南アジア、中国、北米方面も10%を超える成長 となり、オセアニア・グアム方面の12%の減少、欧州方面の7%の減少幅を吸収した形です。

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

さらなる成長を見込んだ取り組み

関西国際空港ではさらに訪日外国人の消費を刺激するための取り組みを続けており、関西国際空港初となる 到着時免税店3店舗が2018年4月1日(日)にオープン します。場所は第1ターミナルビル国際線到着エリアの南北に各1店舗、第2ターミナルビル国際線到着エリアに1店舗で、酒類、たばこ、菓子などを取り扱う予定となっています。さらに、関西で増加するビジネスジェット需要に対応するため、ビジネスジェット専用施設「Premium Gate 玉響」が6月上旬にオープンする予定となっています。

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

関西エアポート株式会社 プレスリリースより

また、株式会社三菱総合研究所が2017年11月に発表した関西国際空港から出国する外国人旅行者を対象とした「外国人旅行者に対するアンケート調査」の結果によると、訪日外国人には京都よりも大阪が人気となっており、大阪市内の難波・心斎橋エリアが特に人気となっています。

実は今、インバウンドでは大阪が京都よりも圧倒的に人気 最新のアンケート調査で判明した関西圏での訪日外国人の行動とは

訪日外国人観光客が実際にどのような消費行動をしているのか、実際に何を求めているのかを知るのに有効なのがアンケート調査です。特に、日本の玄関口となる空港で行う調査は、実際の訪日外国人観光客の姿がリアルにわかる極めて信憑性の高い調査であると言えます。株式会社三菱総合研究所は、関西国際空港から出国した外国人旅行者に対するアンケート調査 を行ないました。対象となったのは関西国際空港から出国した訪日外国人観光客で、中国・韓国・台湾・香港・欧州・米国・タイ・タイを除くASEAN諸国の主要9カ国の400...

また近年は団体旅行ではなく個人旅行が増加しており、大阪ー京都間を回遊する観光客が増加しているようで、日本での平均滞在日数は東アジアからの訪日外国人の場合ほぼ1週間以内、欧米豪からの訪日外国人の場合は9~13日程度となっており、大阪での滞在はいずれの場合も4、5日となっているようです。

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<参考> - 2018 年 夏期スケジュール 国際定期便は過去最高の週1,366 便 中長距離路線が引き続き増便、国際貨物便も拡充 - 関西における訪日客の最新の旅行実態が明らかに

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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