JNTOが発表している2017年の訪日外客数を見てみると東南アジアからの訪日外客数が伸びています。例えば、インドネシアは前年からの伸び率が約30%増。フィリピンは約22%増、ベトナムは約32%増を記録。このように東南アジアのインバウンド需要は着実に伸びており、対応は必須と考えるべきでしょう。
しかしながら、東南アジアと一口に言っても、タイやシンガポール、他にも様々な国があり「どのように対策をすればいいのかわからない」と悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回、東南アジアへのインバウンド、アウトバウンドマーケティング支援を行っており、多くの実績がある株式会社ポインツジャパン代表取締役の小林洋介氏に東南アジアにおけるインバウンド、アウトバウンド対策の事例についてインタビューしてきました。
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- 東南アジアへの独自のネットワークが強み ポインツとは?
- ーポインツの取り組みについて教えてください
- なるほど、東南アジアのローカルな地域と日本をつなぐ存在として活躍されているのですね。具体的にはどういったことを行っているのでしょうか?
- ーポインツさんの強みを教えていただけませんか?
- ーなるほど、2つ目の強みを教えていただけますか?
- 東南アジアを知り尽くしているからこそできる施策が多数:鉄道、自治体の事例を公開!
- ー鉄道会社さんの事例があるとお伺いしているのですが、教えていただけませんか?
- ー東南アジアのメディアを日本に誘致することも行っているとお伺いしているのですが、詳しく教えていただけますか?
- ー情報がウェブ上に資産として残り続けるのは大切ですね。
- 東南アジアへのアウトバウンドも支援するポインツ
目次
東南アジアへの独自のネットワークが強み ポインツとは?
ーポインツの取り組みについて教えてください
株式会社ポインツジャパン代表取締役小林洋介氏(以下、小林):
「-Connecting Locals to Locals-⽇本の地域と東南アジアの地域を結ぶマーケティング」という事業ミッションの元、日本の企業さんや自治体さんの東南アジアにおけるインバウンド、アウトバウンドマーケティング/プロモーションの支援を行っております。
近年、国内市場の縮小に伴い、グローバルなマーケティング活動が求められています。しかし、日本以外の全世界をターゲットにしてマーケティング活動を行うと対象が広すぎてしまい、効果の出るマーケティング活動はできません。だからこそターゲットを絞る必要がありますが、中国や韓国、アメリカなど、国で絞っただけでもまだ広いと言えるでしょう。
なぜなら、日本でも東北と関西では、人の性格や商習慣が若干異なります。それは海外でも同じです。ターゲットの国や地域に合わせたマーケティング活動が求められます。東南アジアのローカルな地域を知り尽くしているため、地域に合わせて丁寧に日本の情報や企業などをつなげて、日本の良さと東南アジアの良さを相互に届けていくマーケティング活動を我々は行っております。
なるほど、東南アジアのローカルな地域と日本をつなぐ存在として活躍されているのですね。具体的にはどういったことを行っているのでしょうか?
小林:
東南アジア地域に向けた、インバウンド、アウトバウンドマーケティングの入り口から出口までを一気通貫で行っています。
もう少し具体的にお話すると、東南アジア地域のリサーチから、マーケティング戦略立案、広告プランニング、制作、現地での旅行博出展・その他のイベント企画実行、インフルエンサーの招集、企画立案から実行までをワンストップで行っております。広告・プロモーションのプランニング・制作、イベントの企画運営が強みでもあり、事例も豊富です。
ーポインツさんの強みを教えていただけませんか?
小林:
ポインツの強みは2つあります。
1つ目はシンガポールと日本に拠点があり、東南アジアにおける独自のネットワークがあることです。シンガポールにはメンバーが常駐しているので、最新のシンガポール事情もわかりますし、日本からでは入りにくい現地の情報も持っています。例えば、現地のローカルなメディアとのコネクション、現地のインフルエンサーとのつながりです。
ここ最近、SNS広告の発達で、海外に情報発信することは比較的に簡単になりましたが、シンガポールの街中に広告を出したいと考えた時は、そう簡単にはいきません。例えば「シンガポールの駅に広告を出稿したいけど、どれくらい金額がするのか?そもそも広告枠が空いているのか?」このような情報は現地にいないとわかりません。このような情報を持っており、実行までのお手伝いができるのがポインツの強みです。
ーなるほど、2つ目の強みを教えていただけますか?
小林:
2つ目の強みは多国籍チームであり、日本と現地の意図をくみ取り、最適なマーケティング活動ができることです。日本人とシンガポール人を中心とした多国籍メンバーで数々の案件を柔軟に対応しております。現地のメンバーだからこそ、外国人の感情や、話題がわかるので、外国人に伝わるマーケティング活動ができます。
さらに、日本のクライアントさんの思いや課題をしっかりとヒアリングさせていただきます。そして、東南アジアで現地のメディアさんやパートナーさんと、密にコミニュケーションを取っているので、日本と東南アジアの橋渡しのような存在になっています。だからこそ、日本側の意図をくみ取りながらも、現地に合わせて伝わる最適なマーケティング活動を実現します。
東南アジアを知り尽くしているからこそできる施策が多数:鉄道、自治体の事例を公開!
ー鉄道会社さんの事例があるとお伺いしているのですが、教えていただけませんか?
小林:
鉄道会社さんから日本の観光名所をPRするパンフレットを作り、シンガポールで配りたいというご相談をいただいた事例です。ポインツを選んでいただいた決め手が、現地目線での制作ができることでした。
その鉄道会社さんは今まで、日本のデザイン会社さんにパンフレットを依頼していました。そうすると、日本人目線だけで作成したパンフレットになってしまい、訪日外国人に観光名所の良さが伝わらないということが課題だったようです。
今回、ポインツではシンガポール人のディレクターと、デザイナーをプロジェクトメンバーにパンフレットを制作しました。シンガポール人が制作に携わることで、シンガポール人に伝わるような言い回しやデザインを取り入れて作ることができました。
例えば、日本人が海外旅行に行った時、変な日本語を使われているのを見ると思います。それと同じで、現地の言い回しや伝え方を理解していないと、伝わらないパンフレットになってしまいます。さらに、日本のメンバーもいるので、日本側が伝えたいことをパンフレット入れて、日本の要望を取り入れながら、現地に伝わるようにポインツでは表現することができます。
ー東南アジアのメディアを日本に誘致することも行っているとお伺いしているのですが、詳しく教えていただけますか?
小林:
はい。最近、自治体や企業さんから、東南アジアのメディアを呼んで記事にしてもらいたいというご相談が増えております。昨年も愛知県の自治体さんからご相談を受けて、タイとインドネシアのメディアを呼び記事を作成しました。さらにインフルエンサーを呼んで、SNSで発信も実施しました。
今まではインフルエンサーを呼んで、SNSで拡散してもらいたいというご相談が多かったのですが、それだけだと、SNSで拡散した瞬間のアクセスはありますが、SNSですので時間が経つと情報が流れてしまい、一過性のもので終わってしまいます。
一方、メディアだと、そのメディアが残り続ける限り、コンテンツとしてWeb上に残ります。そのため、取材していただいた記事が定期的にアクセスを集める資産になります。2つを組み合わせることでの相乗効果もあります。
ー情報がウェブ上に資産として残り続けるのは大切ですね。
小林:
はい。旅行に行きたいと思ったタイミングで、旅行に行きたい人達は検索など情報収集を始めます。そのタイミングで情報がなければいけません。そのため、現地のメディアに情報を残して置くことはとても効果のある施策です。ポインツの独自のネットワークがあり、東南アジアの現地メディアを呼べるからこそ、実行できる施策です。
東南アジアへのアウトバウンドも支援するポインツ
ーちなみに、海外のイベント企画・運営をされているというのも強みとお伺いしているのですか?
小林:
そうですね。JNTOさんが海外の旅行博でスペースを一括で抑えて、比較的安価で出展できる旅行博があります。その場合だと、決まったスペースの中での展開となり、単独でイベントなどを行うことと比べると目立たないという場合もあります。ケースによっては、一括で参加するイベントではなく、現地のローカルなイベントに個別で出展したいというご相談をいただきます。
ポインツジャパンであれば、オーダーメイドで東南アジアの色々なイベント出展するお手伝いをしています。ご要望いただければ「シンガポールのローカルなイベントに出展しましょう」や「JNTO未出展のベトナムの旅行博に出展しましょう」とご提案させていただくこともできます。さらに個別でイベントやプロモーションを行いたい場合は、現地のショッピングモールやレストランを抑えることも可能です。
ー独自のネットワークがあるから、オーダーメイドで東南アジアでのイベントができるのですね。今後の御社の展望を教えてください。
小林:
今後も引き続き、東南アジアのローカルと日本をつないでいくために、現地のネットワークを強めていきたいと考えています。東南アジアへのインバウンド、アウトバウンドマーケティング、プロモーションをお考えなら、気軽にご相談ください。
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今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
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