実は強力な観光資源「NINJA」を全面に押し出した産学官民の共同プロジェクト「忍びの里 伊賀」創生プロジェクトとは?

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忍者は訪日外国人において、未だに人気の高い日本のコンテンツであり、文化として海外でも「NINJA」として定着しています。

意外と馬鹿にできない観光資源『忍者』 海外で「98.7%」が認知、「63.1%」は実在を信じていると調査で判明

忍者は海外でも「NINJA」で通じるほどにポピュラーな存在です。伊賀流忍者、甲賀流忍者は世界的にも知られており、伊賀市、甲賀市を訪れる訪日外国人観光客も少なくありません。そうした流れを受けて、日本忍者協議会(英語名:Japan Ninja Council)では忍者コンテンツに関する世界規模の調査『忍者グローバル調査』を実施。その結果を見ていきましょう。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!...

甲賀、伊賀の忍術を集大成した秘伝書「万川集海」の中には、極めて優れた忍術の使い手として、伊賀11名人などが紹介されていますが、こうした歴史的バックグランドを、日本文化に触れたいと願う訪日外国人「本物を感じる」体験プログラムとして伊賀市、三重県、三重大学、JALが共同で進めています。

インバウンド×NINJA!?「忍者ツーリズム」を実現させるプロジェクト「NINJA NIPPON PROJECT」

日本を連想させるものといえば、何でしょうか。多くの訪日外国人観光客がイメージしそうなところだけでも舞妓、天ぷら、富士山といった具合に、いくつか挙げることができるでしょう。そして、まちがいなく忍者もこの1つに名を連ねています。舞妓さんとちがって日本国内でさえ目にする機会がほとんどない忍者が、なぜここまで有名になったのか不思議なところではありますが、映画「007は2度死ぬ」に登場したり、アメコミを原作とする「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」ではなぜか亀が忍術を使ったりと、コ...

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「忍びの里 伊賀」創生プロジェクトとは

「忍びの里 伊賀」創生プロジェクトは伊賀市、三重県、三重大学、JALが共同で進めているプロジェクトで、日本遺産にも認定されている「忍びの里 伊賀」において、「忍びの心・技・体」を日本国内からの旅行者に加えて、訪日外国人にも体験してもらうためのものです。

日本の忍者に関してはアジア各国の旅行者は「アクション」を、欧米の旅行者は「精神性」を求めていると言います。伊賀市、三重県、三重大学、JALではこうした国や出身地域ごとの特性も踏まえ、様々な体験プログラムを整備することで、「伊賀忍者」を世界により知ってもらおうと考えているわけです。

NINJA TRAIL RUNNING RACE(ニンジャ トレイル ランニング レース)

「NINJA TRAIL RUNNING RACE(ニンジャ トレイル ランニング レース)」とは日本遺産「忍びの里 伊賀・甲賀」の構成文化財である霊山など、かつて実際に忍者が駆け巡った山々を走ることで、心・技・体を鍛え、忍者の正心を学ぶことをテーマとしたトレイルランニングのコースです。

2017年11月には「伊賀の大自然を多くのかたに知っていただきたい。」「レースという名の現代の忍者修行を行う中で忍者の心に触れ日々の健康管理や日常生活のちょっとした刺激になれば嬉しい。」といった想いから第一回大会が開催されました。大会は48kmのロングコースと18kmのショートコースの2つとなり、第二回大会についても平成30年11月3日に開催されることが決定しています。

丸柱(まるばしら)地域における体験プログラムの造成

三重県伊賀市は、1982年11月に伝統的工芸品の指定を受けた伊賀焼の里としても知られています。この美しい農村風景が残る伊賀市丸柱地域において、欧米の富裕層をメインターゲットとして、これら地域の魅力や「本物の忍びの里」を体感できる上質な体験プログラムの造成が計画されています。

富裕層インバウンド

訪日外国人観光客の急激な増加を理由に、魅力的な観光地域づくりを推進し地域の「稼ぐ力」を引き出す組織であるDMOの必要性は年々大きなものになってきています。DMOは、広域連携DMO、地域連携DMO、地域DMOの3種類に分けることができ、日本国内には現在、計123 のDMOが存在しています。全国のDMOでは地域に訪日外国人観光客を呼び込むためにどのような取り組みを行っているのでしょうか。新潟県・群馬県・長野県の3県にまたがる地域連携DMOである 一般社団法人雪国観光圏 の取り組みに関してご紹介...

歴史書によると普段は農民として生きていた忍者の実際の生活を辿るため、午前中には農作業、午後には作陶などの心技体を鍛え、忍者の正心を学ぶことに通ずるものといった内容のプログラムが予定されており、滞在先に関しても既存の古民家を改修して使用するといったことが検討されています。

古民家を使った旅館やレストランがオープンしやすく! 国交省、市街化調整区域の建造物を観光振興などに運用する方針

国土交通省は平成28年(2016年)12月27日、空き家になった古民家や住宅を地域資源と捉え、観光振興などを目的とした用途変更に柔軟に対応する方針を明らかにしました。類似の取り組みは各地で行なわれており、さらに活性化する可能性があります。訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプロモーションについてより詳しい資料のダウンロードはこちらコト消費に対応!インバウンド動画プロモーションについてネット上の有名人を活用したインフルエンサープロモーションについてイン...

伊賀市、三重県、三重大学、JALの連携によって得られるもの

「忍びの里 伊賀」創生プロジェクトは産、学、官、民の共同によるプロジェクトです。これによってJALでは

  • 機内媒体等を活用したプロモーション
  • 海外ネットワーク網を生かしたプログラム等の流通支援
  • 事業運営に係る等のノウハウの提供と連携、紹介

などを担当し、三重大学では

  • 観光プログラムや「食」における忍者に関する学術的裏付け及び監修
  • 伊賀地域の歴史・文化に対する学術的探究と地域創生に向けた成果の活用

などを、三重県、伊賀市は

  • プロジェクト全体調整
  • 地域間の連携推進
  • 地元食材の活用促進及び調達支援

などを担当します。また、一般社団法人伊賀上野観光協会、忍者トレイルランニングレース実行委員会、丸柱地域まちづくり協議会では、

  • 地域の合意形成
  • プログラム及びレース等の実施

といった形で役割を分担しているというわけです。

インバウンドでも見逃せない観光資源「忍者(NINJA)」の活用について今後の展開は?

「忍びの里 伊賀」創生プロジェクトは、今後のプロジェクト加盟団体によって、それぞれの媒体を活用する形で情報発信を行っていきます。また、プロジェクトを通じて、伊賀焼、伊賀組紐・伊賀米・伊賀酒等、伊賀の魅力的な特産品を、関係各所にて販売するなどの他、創生したプログラムのモニターツアーの実施、販売を行います。

また訪日外国人を受け入れるにあたり、語学研修や訪日外国人をもてなす上での研修の実施を予定しています。また、さらに「日本忍者協議会」及び、同協議会加盟団体との連携による集客、全国の忍者ゆかりの地域にも同様の取り組みの拡大を図っていくとしています。

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<参考>

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2023年は2,500万人の外国人旅行者が訪れた日本のインバウンド市場。コロナ前の2019年に迫る勢いの回復をみせており、2024年の訪日外国人数は3,000万人を上回るとの予想もあります。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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