高知県では、外国人観光案内所の開設、外国人観光案内所自体のカテゴリー変更に必要な備品購入等を援助する「外国人観光案内所設置支援事業費補助金」を設けています。実際にどのような補助金なのか、どのような施設や事業が対象となるのでしょうか?
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高知県の「外国人観光案内所設置支援事業費補助金」の目的とは
外国人観光案内所設置支援事業費補助金には、平成29年度で237万5000円の予算が割当られており、高知県において外国人観光案内所の新規開設の促進を図り、外国人観光客が安心・快適に周遊観光できる環境を整えることを目的としています。
高知県「外国人観光案内所設置支援事業費補助金」の補助事業者と事業実施主体は?
外国人観光案内所設置支援事業費補助金で補助事業主となるのは市町村等で、事業実施主体は市町村等、市町村の観光協会、広域観光協議会となります。
高知県の「外国人観光案内所設置支援事業費補助金」の事業対象となる条件
外国人観光案内所設置支援事業費補助金の事業対象となる条件としては、
- 補助金を活用すること等により、日本政府観光局(JNTO)が外国人観光案内所に認定する見込みがあること
- 日本政府観光局(JNTO)の認定を受けている外国人観光案内所のうち、補助金を活用すること等により、カテゴリーの変更の認定をする見込みがあること。
などとなっています。
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高知県「外国人観光案内所設置支援事業費補助金」の補助対象経費について
外国人観光案内所設置支援事業費補助金の対象となる経費については、その内容により異なっています。
- 外国人観光案内所の開設及びカテゴリーの変更に必要な備品購入費 - 看板・案内板の作成・設置 - 対面カウンターの購入 - パソコンの購入 - 多言語パンフレット・マップの作成 - テーブル・イス(客だまりスペース)【カテゴリーⅡ以上の新規認定、もしくはカテゴリーの変更でカテゴリーⅡ以上の認定を受ける見込みがあること】 - パンフレットの設置棚【カテゴリーⅡ以上の新規認定、若しくはカテゴリーの変更でカテゴリーⅡ以上の認定を受ける見込みがあること】 - ※看板・案内板については5言語(英語、韓国 語、中国語(繁体字・簡体字)、タイ語)の表 記を入れること。
- 外国人観光客が利用するためのWi-Fi環境整備に要する経費 - ※人件費、Wi-Fi環境整備後に発生するランニングコスト(通信費、維持管理費、修繕費等)に要する経費は対象外
高知県「外国人観光案内所設置支援事業費補助金」の補助率、補助限度額について
外国人観光案内所設置支援事業費補助金の補助率に関しては経費のうち1/2以内とし、補助限度額は1施設当たり50万円以内となります。
高知県「外国人観光案内所設置支援事業費補助金」の交付申請の方法と実績報告
補助事業者は、補助金の交付を受けようとするときは、補助金交付申請書、外国人観光案内所設置支援事業に関する事業実施計画書を知事に提出しなければいけません。
補助事業者は、補助事業が完了した場合は、補助金実績報告書、契約状況統括表を、補助事業の完了日若しくは廃止の承認を受けた日から起算して30日以内、もしくは補助事業を実施する年度の3月31日のいずれか早い期日までに知事に提出する必要があります。
ただし、これが難しい場合は同年の4月15日までに提出を行う必要があり、補助金実績報告書には、工事請負、委託、物品購入等の契約書の写しなどを添付して提出する必要があります。
まとめ:外国人観光案内所設置支援事業費補助金によって期待される効果
高知県では外国人観光案内所設置支援事業費補助金事業によって、外国人観光客に観光案内所立ち寄ってもらいやすい環境を整え、より詳しいエリアごとの観光情報を提供できることで周遊の促進につながると考えています。外国人観光客の満足度を高めることで、SNSや口コミサイトなどへの書き込みが増加し、高知県の知名度の向上とともに、誘客につながる事を期待しています。
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<参考>
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