インバウンド対策の集客施策として、もはや必須科目のSNS対応。TwitterやFacebookだけではなく、インスタグラム(Instagram)もインバウンド対策に効果的です。
撮影した風景や自分の写真や動画に、ハッシュタグをつけてポストするだけで、言葉の壁を越え世界へ各地の情報をリアルタイムで発信することができるのです。そのため、日本各地ではインスタグラムを利用したキャンペーンを実施する観光地や自治体、企業も増えています。そこで今回は、インバウンドに役立つインスタグラムの活用法をご紹介しましょう。
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- インスタグラム(Instagram)がインバウンド対策に効果的である3つの理由
- インバウンドに役立つ 4つのインスタグラムハッシュタグの活用法
- インバウンド活用法その①:場所を表すハッシュタグを使う
- インバウンド活用法その②:「trip」関連のハッシュタグを使う
- インバウンド活用法その③:「life」系のハッシュタグを使う
- インバウンド活用法その④:多言語でハッシュタグを使う
- インスタグラムを活用して訪日外国人観光客を呼び込む事例
- インスタグラムのインバウンド活用事例その①:日本政府観光局は「Instagramフォトコンテスト」を開催
- インスタグラムのインバウンド活用事例その②:GO! FUKUOKA PHOTO CONCEST
- まとめ
目次
インスタグラム(Instagram)がインバウンド対策に効果的である3つの理由
理由その①:写真だけで場所の魅力が伝わる
インスタグラムとは、写真共有アプリケーションです。つまり、テキストなどに頼らず、写真や動画という視覚的なコンテンツで、その土地、場所、商品の魅力を、不特定多数の人びとに発信することができます。そのため、観光業やインバウンドとの相性が非常によいSNSと言えます。
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理由その②:ハッシュタグで簡単に繋がることができる
ハッシュタグは、写真をカテゴライズするキーワードのようなものです。たとえば、「#中目黒桜」というハッシュタグを付けて写真を投稿すると、検索した人は目黒川沿いの桜の写真や屋台などをまとめて閲覧することができるのです。
このハッシュタグで投稿する最大のメリットは、ユーザーにリアルタイムで口コミや情報を閲覧してもらえることです。ハッシュタグを検索したユーザーは、自分がこれから行こうとしている場所の情報を気軽にリサーチすることができるのです。
理由その③:サイトへ誘導しやすくなる
写真などの投稿を見て、そのスポットが気になったユーザーは、プロフィールページを見て住所や地図をチェックします。見込み客を取りこぼさないためにも、プロフィールページにはホームページやフェイスブックページのリンクを必ず掲載しておくようにしましょう。
インスタグラムでの集客に成功している企業のほとんどが、インスタグラムとホームページ、Facebook、Twitterをうまく連動させています。各投稿毎にプロフィールへ誘導するコメントをしておくとより集客効果は上がります。
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インバウンドに役立つ 4つのインスタグラムハッシュタグの活用法
インバウンド活用法その①:場所を表すハッシュタグを使う
「#japan」「#tokyo」「#kyoto」といった国、地名の英語ハッシュタグを積極的に活用する手法です。地名に限らず、お店であれば店名のハッシュタグ、テーマパークなどの施設であれば施設名のハッシュタグも合わせて使っていくと、すでにその場所に訪れた外国人の方のハッシュタグ経由で自分たちの投稿を見てもらうキッカケが生まれます。
インバウンド活用法その②:「trip」関連のハッシュタグを使う
訪日外国人向けに使いたいのは、「#japantrip」「#tokyotrip」「#tokyotravel」「#japantravel」「#visittokyo」などの「旅行」を意識したハッシュタグです。インスタ映えするスポットは「その場所へ行ってみたい!」という動機づけになりますので、これらのハッシュタグを用いてアプローチすると効果的です。
- 訪日旅行を意識した外国人観光客がよく使うハッシュタグ例
- #japantrip
- #ilovejapan
- #japantravel
- #thisisjapan
- #traveljapan
- #japantrip2018
- #japanholiday
- #travel
- #travelgram
- #traveling
- #travelling
訪日客に人気の「インスタ映え」スポットベスト5が意外!超有名観光地でなくとも「写真」を通じて訪日客を呼び込める時代に
安倍首相も発言しているように 地方活性化・インバウンド誘致には「インスタ映え」が重要な時代に なってきています。近年の訪日外国人観光客のモノ消費からコト消費への消費トレンドの変化により、最近では 「その地域独自の観光資材」が重要視されています。InstagramなどのSNSで投稿したくなるような景観を整備していくことは、その地域の観光資材を効率的にアピールすることにつながります。近年の 訪日外国人観光客は実際に日本のどのような景観に惹かれて写真を撮影しているのでしょうか。 今回は、Trip...
インバウンド活用法その③:「life」系のハッシュタグを使う
日本人からすると何気ない日常が、外国人の方にとっては印象深く思えることは多々あります。日常の風景に溶け込んだ素敵なワンシーンを映し出した写真は「#japanlife」「#lifeinjapan」「#tokyolife」「#thisisjapan」「#injapan」といったハッシュタグで、多くの外国人の方が投稿しています。
無理やりインスタ映えを狙うのではなく、日常のありふれた情景をインスタグラムに投稿してみると、思わぬ反応が得られるかもしれません。また、これらの投稿を分析することで「外国人視点でどのようなところが訴求ポイントになるのか」というマーケットインの視点を得られるでしょう。
インバウンド活用法その④:多言語でハッシュタグを使う
訪日外国人の国籍別の割合を見ると、中国・台湾・香港などの中華圏が多数を占めます。しかしながら、中国ではグレートファイアウォール(金盾)による検閲のせいで、インスタグラムは基本的に使うことができません。
そのため、中華圏を意識したインスタグラムを活用したインバウンド対策をするのであれば、中国語のなかでも「繁体字」を使うようにするのが効率的だと言えます。たとえば、下記のハッシュタグもそれぞれ人気のハッシュタグになっています。Web翻訳のサイトなどを使い、自社に最適な中国語繁体字ハッシュタグを使ったり、韓国語やタイ語など、英語以外のハッシュタグを活用するのもローカライズ施策として有効です。
- 中国語繁体字ハッシュタグの例
- #療癒 (いやし)
- #好吃 (おいしい)
- #甜點 (デザート)
- #護髮 (トリートメント)
- #化妝品 (コスメ)
- #生日快樂 (ハッピーバースデー)
インスタグラムを活用して訪日外国人観光客を呼び込む事例
インスタグラムのインバウンド活用事例その①:日本政府観光局は「Instagramフォトコンテスト」を開催
2018年1月日本政府観光局「JNTO」は、日本の多様な魅力を海外の方々にも広く知ってもらうことを目的に、Instagramフォトコンテスト「Visit Japan Photo Contest 2018」を開催しました。
インスタグラムの「#unknownjapan」と連携し、日本全国の食や食器、農業といった日本の食文化を感じさせる写真、祭りや行事に使う伝統工芸品をおさめた日本の伝統行」、日本を感じさせる身近な風景や旅先での光景、絶景などの「日本の風景」をテーマに、インスタグラムに投稿してもらうというもの。
「フォトコンテスト=プロが応募する」というイメージがありますが、インスタグラムであればハッシュタグをつけるだけで誰でも簡単に参加できるのです。日本の魅力を世界に発信できるだけでなく、ハッシュタグをつけることでその土地のPRにもつながります。
インスタグラムのインバウンド活用事例その②:GO! FUKUOKA PHOTO CONCEST
福岡市でも、「#fukuokapics」のハッシュタグつきで投稿して街の魅力をPRする「GO! FUKUOKA PHOTO CONCEST」が実施されました。投稿数は1万8千を超え、ハッシュタグが一つのカテゴリーとして機能するので、観光冊子を作るのと同じくらいの膨大な情報量を世界中に発信できるのです。
まとめ
インスタグラムは、TwitterやFacebookに比べて視覚から得る情報が圧倒的に多いため、様々な情報を発信することができます。24時間で消える動画ストーリーなどといった新機能も登場しており、これらうまく活用して、自分のお店や地域のプロモーション活動につなげていきましょう。
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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