WeChatとは? 基本機能と使い方・Weibo(微博)との違い【インバウンド担当者必見】

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中国で利用されるSNSとして知られるWeChatは、中国でもっとも多く利用されているSNSのひとつです。インバウンド強化の手段として、WeChatに注目をしている日本企業も少なくありません。

今回は、WeChatの基本的な使い方やWeChatを利用した店頭決済によるインバウンド強化について詳しく見ていきます。

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WeChatとは?

WeChatとは2011年にテンセントがリリースした無料メッセージアプリ。写真や動画のやり取りのほか、タクシーの手配、モバイル決済もできることから中国で高い人気を集めています。

WeChatとWeiboの違いは?

中国で利用されている代表的なSNSのひとつに、Weibo微博)があります。WeChatWeibo微博)の違いを簡単に説明すると、WeChatは中国版のLINE、Weibo微博)は中国版のTwitterといえます。

WeChatはOne to one型であるのに対し、Weibo微博)は拡散型という具合に使い分けできます。

WeChatには中国大陸版と国際版がある?

WeChatと一口に言っても、中国大陸版と国際版の2種類があります。WeChatを運営するテンセントは、中国大陸版を「微信(weixin)」、国際版を「WeChat」と区別しています。

名称だけでなく、それぞれの機能も異なります。これらは登録の際に入力する電話番号によって区別されていますが、中国大陸版はクーポン機能やウォレット機能を使えるのに対し、国際版はそれらが使えません。

しかし国際版であっても、一度お金を受け取ったり、設定言語を中国語に設定することによって使えるようになります。

WeChatのアクティブ率は中国No.1

簡体字中国語設定のスマートフォンでWeChatを週に1回以上利用している割合を、中国の猟豹全球智庫という会社が調査。WeChatのアクティブ利用率は80%超えという結果が出ており、QQが約36%、Weibo微博)に関しては約6%となっているのです。この結果からもわかるようにWeChatが、中国国内でいかに利用されているかが伺えます。

WeChatの基本的な機能と使い方

ここからはWeChatの基本的な機能と使い方についてそれぞれ見ていきます。WeChatは、スマートフォンだけでなく、PCでの利用にも対応しています。

WeChatの機能はLINEと微妙に異なる

WeChatは中国版LINEと言われますが、詳しく見ていくとLINEとWeChatでは機能が微妙に異なります。

ボイスチャット

スマホに向かって送信したい内容を声に出して喋ると、音声をそのまま相手に送信できる機能です。漢字表記のみの中国語は、文章を入力するよりも音声で送信する方が容易であることから、手が離せないときに便利。

メッセージを送信する画面で、こちらのマークをタップします。


次に「押したまま話す」をタップし、送信したい内容を話します。

シェイク

LINEのふるふると同じように、友達を追加できる機能です。友達を検索・追加するのはもちろんのこと、流れている音楽の曲名を知りたい時などにも使えます。

カフェで流れているBGMの曲名を調べたいとき、聴いたことはあるけれど曲名が思い出せないときなどに使えますよ。


WeChatアプリを開き、画面下部の「発見」をタップすると、シェイクの画面に切り替わります。

WeChat Pay

QRコードを利用して支払いができる機能。自身の銀行口座と連携させておき、スマートフォンに表示するQRコードを、店舗の端末で読み込むことで、自動的に銀行口座から支払われます。

現在中国では、WeChatPayと同様のサービスがいくつか展開されていて、QRコードを利用した決済が主流に。電子マネーのようなものと言われることもありますが、電子マネーとは異なるものです。

お年玉が送れる

「紅包」という機能で、相手にお年玉が送れる機能です。金額を指定して相手に送金したり、グループチャットを利用し、限度額を決めてランダムに送金することが可能。主に、家族や親戚などにお小遣いを送る時などに利用されています。

スタンプはほとんど無料

WeChatは、LINEと同様に、スタンプを利用できるのですが、ほとんどが無料で提供されています。普段、LINEを利用する日本人にとっては、羨ましい機能だと思うかもしれません。

チャット欄からお小遣い、送金

チャット欄からお小遣いを送金できます。中国国内発行の銀行カードを登録する必要があり、中国国内でのみ利用可能です。

インバウンド強化に繋がる店頭でのWeChat決済方法 

WeChatは、中国国内だけでも約7億人のユーザーがいます。そんなWeChatの機能であるWechatpayを導入することで、インバウンド強化につながります。

WeChatがインバウンド強化につながる理由は?

WeChatのユーザーは中国国内だけでも7億人にものぼりますが、今後はさらにユーザー数が伸び、インフラとして利用されていきます。
中国人は訪日前、旅行アカウントや関連する企業のアカウントをフォローし、情報収集を行います。

日本に滞在中は、スマートフォンを片手に旅行し、面白い商品などをWeChatを使って共有。さらに帰国後、気に入った商品や面白い商品などをWeChatを使って共有し、EC サイトでそれらを再び購入することも考えられます。

店頭でのWeChatPay決済の使い方は?

店頭でWeChatPay決済をする方法は、店舗側がQR コードを読み取る方法と、反対に店舗側が表示するQR コードを消費者側に読み取ってもらう方法の二つがあります。

店舗側がQRコードを読み取るには、カメラやスキャナがついた端末が必要となり、中国人観光客のスマートフォンに表示するQRコードを読み取ることで決済を完了。店舗側がQRコードを表示するには、表示できる専用のタブレットが必要となり、タブレットに表示したQRコードを中国人観光客がスマートフォンで読み取ることで決済が終了します。

オンラインでもWeChatPayでのモバイル決済が可能

インターネットショップでもWeChatPayを利用したモバイル決済が可能です。インターネットショップで商品購入時に、サイトに表示されるQRコードを消費者側が読み取ることで、決済を完了させるというものです。

中国国内で、QRコード決済が主流となりつつあることを考えると、インターネットショップでのWeChatPayを利用したモバイル決済は、インバウンド強化に欠かせないツールであると言えます。

まずはWeChatを使ってみる&使う際の注意点

中国版LINEと言われるWeChatですが、LINEにはない機能もあり、便利で魅力的なSNSであると言えます。機能が制限される場合がありますが、日本国内でも使えるので、一度使ってみるのもいいかもしれません。

しかし、WeChatは中国当局の検閲対象となっているので、送信する内容によってはアカウント停止になってしまい、利用できなくなるとも考えられます。思わぬところで個人情報の流出なども考えられるので、WeChatを使う際は、位置情報をオフにして利用するようにしましょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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