「WeChat(微信:ウィーチャット)」は中国人の生活に欠かせない存在となっており、日本でいうLINEのようなアプリです。
月間アクティブユーザーは10憶人を超え、中国国内で利用されていることはもちろん、訪日中国人に向けたインバウンド対策の有効な手段として利用されています。
この記事ではWeChatをインバウンド対策に活用するための使い方から便利な機能もご紹介します。
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WeChatとは?
WeChat(微信)は、メッセージのやりとりなどのコミュニケーションツールとしてだけでなく、買い物の支払いや、タクシーの呼び出しまでできてしまいます。
世界中に10億人を超えるユーザーがいるWeChat(微信)は、通話やメッセージのやり取りはもちろんのこと、写真や動画の共有、グループチャット、さらにはQRコードによる支払いなど、一つのアプリをダウンロードするだけで、さまざまなことができます。
WeChatでできること
WeChat(微信)は中国版LINEとも呼ばれ、 絵文字も使用できるメッセージの送受信や、無料の音声通話、写真や動画の共有など、その機能は日本で利用されているLINEとそれほど変わらない部分が多くあります。
メッセージを送信する以外の機能も充実しており、例えば、銀行のカードを登録して、買い物の支払いに利用できるほか、中国版Uberでのタクシーの呼び出し、知り合いへの現金の振替など、 WeChat(微信)ひとつだけで支払いやタクシーの手配もできる、「マルチアプリ」として重宝されています。
WeChatをダウンロードをして登録
WeChatの登録方法を説明します。
難しい操作は必要なく、iPhoneであればApp Storeから、AndroidであればGooglePlayからWeChat(微信)のアプリをダウンロードします。
ダウンロードしたら、名前、電話番号を登録し、最後にパスワードを設定するだけで登録が完了します。
WeChatの基本的な使い方
様々な機能があるWeChat(微信)の基本的な使い方について紹介します。
テキストメッセージや通話、ビデオはチャット
アプリを開いてはじめに表示される画面が「チャット」タブです。この画面にチャットが一覧で表示されます。
アプリをダウンロードしてからの初回起動時は「WeChatチーム」という公式アカウントのチャットのみが表示されるので、初回起動時のみ画面下部の「連絡先」タブをタップしてチャットをしたい相手を選んでください。
ここまでの操作は LINE での操作と使い方はほぼ同じとなっています。
連絡先の交換や追加は「発見」から
連絡先の交換や追加は「発見」のタブをタップし開きます。
WeChat(微信)での連絡先の交換は、QRコードを送り合うことで行います。その他、シェイクという機能では、スマートフォンを相手と同時に振ることで連絡先を交換できますが、この機能は使い方を誤ってしまうと、知らない人と連絡先を交換してしまう可能性があり、個人情報漏洩の危険性があるので、連絡先を交換するのであれば「発見」を使うのがおすすめ。
プロフィールや各種設定は本人をクリック
WeChat(微信)専用のIDを作るときや、ユーザー情報の更新など自分自身の情報の変更に関しては「本人」タブをタップします。ここではプロフィール写真や任意の名前などを設定することができます。
連絡先を交換する際は、本人タブ内の「自分のQRコード」タップすることで自身のQRコードを表示し、連絡先を伝えることができます。
WeChatの便利な機能を紹介
WeChatならではの便利な機能
WeChat(微信)には、LINEとそれほど変わらない機能もありますが、WeChat(微信)にしかない機能も数多くあります。
モーメンツ(タイムライン投稿)
モーメンツでは、友人の投稿を見ることができ、それらの投稿に対してシェアやコメント、いいねなどができます。LINEの「タイムライン」のようなものと考えるとわかりやすいでしょう。
QRコードのスキャン、シェイク
LINE に例えるなら「ふるふる」のような機能とも言えるシェイクや、QRコードをスキャンすることによって、友人との連絡先の交換ができます。
ミニプログラム
ミニプログラムは、ここ最近多くの人が活用している機能です。
「アプリ内のアプリ」とも言えるもので、ゲームやショッピング、乗換案内などの普段使っているコンテンツを、それらのアプリを開くことなく、WeChat(微信)の中で完結することができるという便利な機能です。
タクシーの手配ができる
ミニプログラムに付随するサービスですが、WeChat(微信)でタクシーの手配ができます。WeChatPayをを利用して、キャッシュレスで決済ができるのでとても便利です。
マイウォレット
ウィーチャットにはWeChatPayという決済機能が付いていて、自分の銀行口座をWeChat(微信)で登録するだけで利用が可能となります。
現在中国ではキャッシュレス決済が主流となっており、ほとんどの中国人がWeChatPayを利用しています。
スマホ1台で旅行へ行ける!
世界中で使われていて、12億人以上のユーザーがいるWeChat(微信)。
無料通話やメッセージの交換など、日常の連絡手段としてだけでなく、タクシーの手配やWeChatPayによるキャッシュレス決済など、その利用方法は様々です。
日本を訪れる訪日中国人を見ていても、現金を持たずにWeChatPayによってスマホで決済をするという光景も見かけるようになりました。
今や、スマホ一台で旅行へも行けてしまう時代となったのです。
WeChat(微信)は上手に使うととても便利なアプリですが、個人情報の漏えいなど、 気をつけなければいけないことも多くあります。
上手に使って、普段の生活をより楽しく、より便利にしてみてはいかがでしょうか。
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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