オリンピック誘致などによりインバウンド事業の拡大が急速に進んでいます。その中でも国内大手OTA(online travel agent)である楽天の成長は顕著です。
この記事では、楽天のトラベル事業を通し、関連するサービス領域のインバウンド対策についてご紹介します。
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国内最大のOTA楽天トラベルの3つの強み
1. 国内仕入れ力の高さ
楽天トラベルはインターネット専門の宿泊予約サイトとして、2001年にスタートしました。創業当初は86軒しかなかった契約宿泊施設は、現在で国内約30,000軒に上ります。これは国内2大OTAであるじゃらんネットよりも多く、国内ではNo.1の取扱施設数です。※2018年現在
楽天は、インターネット黎明期に、時流を捉えた事業展開で地道に掲載施設数を伸ばし、宿泊施設と強固な関係を構築してきました。今では海外のホテル、航空券やレンタカーの予約も楽天トラベル上で可能になっています。
訪日旅行客の増加と個人旅行(FIT)の浸透により、更にインターネット旅行予約の需要が高まっていくことが予想されますので、楽天の強力な国内仕入れ力は、インバウンド事業を展開する上で強みになっていくでしょう。
2. 膨大に蓄積されたビッグデータ
現在70以上の事業領域にサービスを拡大し続ける楽天ですが、その会員数はなんと1億人以上を誇ります。※2018年9月現在
消費者の購買ビッグデータの蓄積が楽天の強みであり、このデータをマーケティングに活用し、消費者動向を捉えたサービス拡充と新たな開発を進められるのです。
2018年5月には「Rakuten AIris」というAIを用いて楽天のビッグデータを分析するAIエージェントを開発しました。インバウンドのデータ蓄積も進み、一層のサービス拡大を進めていくことでしょう。
3. 事業間シナジーと楽天のIT技術の活用
70以上のサービス領域を持つ楽天ですが、この事業間シナジーの増大が楽天のインバウンドに追い風となります。楽天のサービス領域があれば、訪日外国人の旅行に関するいかなるニーズ(旅マエ・旅ナカ・旅アト)に応えられます。楽天トラベルで予約し、旅行中は楽天Payで決済、気になる日本の商品はRakuten Global Marketで購入できるのです。
先述の通り、そういった消費行動を通して蓄積したビッグデータを自社のIT技術で分析し、新たなサービス開発に活用します。また台湾市場向けには、プリペイドSIMとスマートフォンアプリ「J-TripGateway」の提供も2018年に始めています。
楽天グループがついにインバウンド業界に参入
訪日外国人が日本を訪れる際の不満として今なお指摘され続けているのが、世界の観光地では整備されていて当たり前の「無料公衆無線LAN環境」。そうした声に応えて登場したのが、楽天グループのプリペイドSIMカード×観光情報アプリ「J-TripGateway」です。今回はこのサービスについてご説明しましょう。楽天コミュニケーションズ株式会社のインバウンドソリューションを資料で詳しくみてみる訪日外国人向けプリペイドSIM「楽天グループのプリペイドSIM×観光情報アプリ「J-TripGateway」」を...
楽天グループの強みを生かしたインバウンドへの取り組みが既に始まっているのです。
楽天のインバウンドへの取り組み事例3選
1. 札幌の民泊施設にIoT技術を導入
楽天グループの楽天コミュニケーションズ株式会社は、札幌でインバウンド向けの民泊を運営する株式会社MASSIVE SAPPOROに、施設の運営効率を高めるIoTサービス「あんしんステイIoT」の提供を開始しました。
これは今までチェックインや宿泊者とのコミュニケーションなど有人で行っていた宿泊業務を、IoTの技術を使うことで無人の民泊運営を可能にするものです。タブレットと介してのコミュニケーションや施設のスマートロック機能など、宿泊施設の効率的な稼働をサポートするサービスです。
2019年1月より、MASSIVE SAPPORO社の運営する施設UCHI Living Stay Odoriが無人運営でリニューアルします。楽天の高いIT技術力が着実にインバウンド市場にも浸透しているといえるでしょう。
2. 神戸市とのインバウンド包括連携協定
2018年12月に楽天と神戸市は、地域活性化に目指した包括連携協定を結びました。包括連携協定の主な内容は、以下の6項目です。
- 神戸の魅力の向上と発信に関する事項
- インバウンドの推進に関する事項
- ふるさと納税の推進に関する事項
- 大学等と連携した人材育成支援に関する事項
- スポーツを通じた地域貢献に関する事項
- 神戸のまちの活性化等に関する事項
AIを使った人材育成やスポーツ振興などが挙げられており、その中に「インバウンドの推進」も掲げられています。
この続きから読める内容
- 2年前より外国人消費2割減…インバウンドに苦戦する兵庫 神戸
- 3. 日本政府観光局と共同で欧州向けインバウンドプロモーション
- 楽天トラベル、イニエスタ選手を起用した欧州向けの訪日促進プロジェクトを展開
- 加速するインバウンド市場、楽天の”勝ち筋”とは?
- 不足する客室とシェアリングエコノミー
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