トランプ米大統領が25日から来日しています。「令和」初の国賓として招待され、28日までの3泊4日の滞在スケジュールとなっています。その間、首脳会談はもとより、安倍晋三首相とのゴルフ、大相撲観戦、さらには即位後初の天皇、皇后両陛下との会見などがありました。
先日のHuaweiに対するGoogleのサポート停止も、もとを正せばトランプ氏の対中強硬姿勢によるものです。日米間でも、経済的調整に注目が集まりますが、今回の来日は公的にはあくまでも「国賓として、令和を祝うために来た」とされています。
Google、Huaweiへのサポートを停止:YouTubeもGoogle
「米GoogleがHuawei(ファーウェイ)との取引を停止する」と報じられています。これにより、今後Huaweiでは、モバイルOSであるAndroidに関するGoogleからのサポートが受けられなくなるだけでなく、同社端末からのGoogle PlayやYouTube、GmailといったGoogleサービスが利用できなくなる見込みです。一方で、Huaweiの本拠地中国では、ガジェット・IT好きの消費者しか本件について反応を指定ない様子です。というのも、もともと中国国内では政府方針によりGo...
また、トランプ氏の来日によって、都内を中心に厳戒態勢がしかれました。これによって、都内のコインロッカーが使えなくなり、外国人観光客をはじめとした利用者が困った事態となってしまいました。
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トランプ米大統領来日、スケジュールは3泊4日
「令和」初の国賓として招待されたトランプ米大統領が来日、今月25日から28日の3泊4日で日本を滞在します。
2日目の26日には安倍首相と千葉県茂原市でゴルフをし、その後東京に戻り、大相撲を観戦。その後、日米首脳夫妻で非公式夕食会を楽しみます。3日目となる本日27日には、即位後初となる天皇、皇后両陛下との会見、そして日米首脳会談から日米首脳共同記者会見、さらに拉致被害者家族と面会を経て、宮中晩餐会に移ります。最終日28日には横須賀基地訪問を予定しています。
日米両首脳の目的は
今回のトランプ氏の来日においては、かなりタイトなスケジュールが組まれています。また、今回の『接待』は異例の厚遇とも言われており、日本としても日米関係の強さをアピールしたい意向が伺えます。
また、トランプ氏においては、公的にはあくまでも「国賓として、令和を祝うために来た」とされているものの、日米関係のアピールで、中国へ牽制する意図や、新天皇との会見およびメッセージ発信で、国内支持者へのアピールする目的もあるのでは、とする見方もあります。
都内ではテロ対策として特別警戒を実施
トランプ氏の来日の影響で、都内では22日ごろから28日にかけて特別警戒態勢が実施されています。首脳会談が行われる迎賓館近くでは25日から検問が行われており、首都高速道路の一部が規制されています。
動員警官は2016年の伊勢志摩サミットを上回るほどだったとのことで、昨今のテロの脅威の高まりが感じられます。
「治安の良さ」これは日本のインバウンドにとって一種の観光資源である:テロ脅威でフランスの観光収益が落ち込む一方、スイスでは「安全だ」と訪日旅
フランス外務省によると、2016年にフランスを訪れた外国人観光客の数は、おおよそ8,300万人 でした。前年と比較しても70万人増を記録。世界一のインバウンド誘致に成功しているフランスは順調に外国人観光客数を増やしているように思えます。しかし、CNNの記事によるとフランスを訪れた外国人旅行客の 旅行支出額は2015年、2016年と減り続けている とのこと。この裏には何があるのでしょうか。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?調査・リサーチに...
意外な「困った」、荷物が置けない
また、JR東京駅は22日から28日にかけて、一部のごみ箱とコインロッカー、手荷物預かりのサービスを中止しています。また、バスタ新宿のコインロッカーも25日~28日に使用中止になるなど、テロ警戒として、都内のコインロッカーが使用できない事態になっています。
これには日本人利用者はもとより、大きな荷物を持ち運ぶ外国人観光客に不便が生じています。そこで注目となったのが「ecbo cloak」などを始めとした手荷物預かりサービスです。
ecbo cloakは「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービスです。多言語対応されており、外国人観光客でも、スマホから利用することができます。デッドスペースを集客ツールに活用することができるとして、広まりを見せています。
ecbo cloakに限らず、手ぶら観光はインバウンド受け入れ体制整備の一つのテーマとなっています。
手ぶら観光サービスがインバウンド消費を加速/訪日客・宿泊施設双方の負担軽減に効果的!関西初のサービスも登場
全但バス株式会社とヤマト運輸株式会社は2018年12月19日より、訪日外国人観光客向けの手ぶら観光サービスの提供を開始しました。関西でも有数の温泉地として有名な兵庫県豊岡市の城崎温泉と大阪間で手荷物を輸送するサービスで、関西初の試みとなっています。城崎温泉の手荷物配送サービスの狙い、先行事例として「LUGGAGE-FREE TRAVEL」の効果をふまえた上で、今後のインバウンドの受け入れ体制強化に向けた手ぶら観光サービスの可能性を見ていきましょう。目次城崎温泉での訪日客の滞在時間を伸ばす狙...
前述の通り、外国人観光客は大きな荷物を抱えて移動することになります。この荷物を簡単に預けられたり、次の目的地に配送することができれば、外国人観光客が身軽になります。すると、もう一箇所周遊してくれる可能性がたかまり、新たなインバウンド消費のチャンスとなります。
今回のトランプ氏の来日は突発的なものでしたが、例えば東京五輪期間中も、テロ警戒高まればコインロッカーが使えなくなるかもしれません。このような外国人の「困りごと」へのアンテナを高くしておくことが、次のインバウンド対応のヒントになるでしょう。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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