TABICA(たびか)とは?地域体験予約サイトでホストになる条件・サービス事例紹介

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TABICA(たびか)は、2015年1月にガイアックスがリリースした、自分の好きなことをシェアするサービスです。このサービスでは、1万人以上のホスト(主催者)とゲスト(応募者)のマッチングが行われ、様々な人と交流し、暮らしをシェアすることができます。TABICAは、人と人との交流を通じ、異なる文化や新たな価値観との出会いによる価値を大切にしています。

ここでは、TABICA(たびか)への登録方法から実際のサービス事例まで、詳しく紹介します。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

TABICA(たびか)とは

TABICA(たびか)とは、2015年1月に株式会社ガイアックスがリリースした、自分の好きなことをシェアする体験予約ECサイトです。

「人のスミカを旅する」をコンセプトに、ホスト(主催者)とゲスト(応募者)のマッチングが行われ、地元や旅先など様々な地域の人々と交流することができます。体験をもてなす側のホストと体験したいゲストの体験予約ECサイトです。

TABICA(たびか)は「人のスミカを旅する」体験予約サイト

TABICA(たびか)とは、2015年1月にリリースされた、「人のスミカを旅する」がコンセプトの体験予約ECサイトです。同サービスは、スマートフォンやPCを使って個人の遊休資産の貸し出しを仲介するサービスシェアリングエコノミー」で話題の株式会社ガイアックスが提供しています。

TABICA(たびか)の特長は、自分がホストとなり、持っている特定のジャンルの知識や経験を「体験」として提供することが可能ということです。

さまざまなカテゴリーの体験

TABICA(たびか)のサービスでは、全国各地でさまざまな体験ができます。

たとえば、地方では、「佐賀県多久市~多久の夏~田舎のじいちゃんと自然農園で遊ぼう&田舎飯」といった、親子で楽しめる自然体験があり、他にもホスト側が自身の技術や知識を活かした「ワークショップ」では、御朱印づくりなど、お一人様からファミリーまで幅広い層が楽しめる体験が提供されています。

また、地場の食材を活かした「秋田市の地元農家が育てた有機野菜と日本酒を楽しむ散策ツアー」などの体験もあります。

ホストになるには?

TABICA(たびか)の魅力は、誰でも体験を企画し、体験紹介ページの掲載・集客ができるところにあります。さらに、体験紹介ページは無料で作成ができ、保険も付いているので個人の方でも安心して主催することができます。とはいえ、TABICA(たびか)を主催するにあたっていくつかの条件も設けられています。

TABICAが大切にしていること

TABICA(たびか)は、誰でも体験を企画し、提供できるサービスです。その上で、運営会社が唱えている大切にしたい事項が2つあります。

  1. 体験内容はあなたが情熱を注ぐライフスタイルに基づくものであること。
  2. 人と人との交流を大切にするということ。

TABICA(たびか)で体験するゲストは、ただ体験を消費して帰ることが目的ではなく、ホスト側が情熱を注ぐ体験から新たな発見や学びを得て帰ることに価値を感じるため、主催者側の真意が問われます。

登録条件と登録までの流れ

TABICA(たびか)のホスト登録条件において、下記項目があります。

  • 20歳以上の男女
  • 自身が体験のガイド・案内ができる
  • メールと電話が使用できる

続いてTABICA(たびか)の登録の流れと、体験の条件を見ていきます。具体的な登録の流れは次の3ステップです。

  1. ホスト登録:会員登録した後、マイページからホスト登録を行います。
  2. 体験作成:体験内容を入力し、体験紹介ページを作成します。
  3. 体験公開:体験が作成できたら、すぐにTABICA上に公開されます。

体験条件として、日本国内で開催することや、現地集合・現地解散の条件が設けられています。

TABICA(たびか)は、個人だけでなく法人や行政でもホストとして体験を提供することがで可能です。

実際に、TABICAは自治体と提携するなど地方創生にも力を入れており、地方活性化として100を超えるメディアに取りあげられています

自社メディア(ブログ・twitter・Instagram等)で情報を発信すれば、それをきっかけに他メディアからのお誘いを受けるかもしれません。

ホストにはこんな人がおすすめ

TABICA(たびか)を主催するには、運営側が設ける基本条件さえクリアできれば、誰でもチャレンジすることができます。

独自のコミュニティをつくってみたい人や自分のスキルを活かし、多くの人と繋がりたい人、隙間時間を使って稼ぎたい人などには、絶好のチャンスといえます。

また、TABICA(たびか)登録のメリットとして、自身が情熱を注ぐ仕事や趣味を通じて人と繋がれるだけでなく、体験紹介ページの掲載が無料で利用できる点や事前決済によるドタキャン回避、保険付など、個人で行うよりもリスクを抑えたサービスが用意されており、安心してサービスを利用することができます。

地場の良さや趣味を活かした体験事例

TABICA(たびか)では、全国各地でサービスを提供し、サービス体験することができます。同サービスには大きく5つのカテゴリーに分けられており、「グルメ・食事」、「占い・ヒーリング」、「街歩き」、「自然体験」、「ワークショップ」があります。

とりわけ、地場の良さを活かした体験が多く見受けられます。ここでは、いくつかの体験事例をご紹介します。

自然体験

TABICA(たびか)の「自然体験」は、大自然に触れて大人も子供ものびのびリラックスできるファミリー向け自然・農業体験です。さいたま市で行われた「田植え体験!ヤギ6頭がお出迎え!都心から1時間の田んぼ」の体験では、利用者の声には多くの高評価が寄せられています。

「純粋に田植えをしっかりやり遂げることで楽しめる点に加えて、子供達にもわかりやすく田んぼの意義や自然との関わりも話しながらの教育な説明があり、とても良かったです」

「初めての田植え体験に子供は、眼をキラキラして楽しんでいました。思い切り泥んこ遊びもして、田んぼの生き物にも触れ合えて、良かったです」

▲[同体験ページで掲載されている画像]:TABICA(たびか) HPより引用
▲TABICA(たびか) HPより引用

街歩き

TABICA(たびか)の「街歩き」は、歴史やグルメなど様々なテーマで歩きながら街の魅力を発見できるお一人様におすすめの体験です。

一例として、鎌倉で行われた「混まない紫陽花小路&静かな谷戸のレストラン」という体験があります。

体験では、あじさいが美しい鎌倉の路地裏を少人数で巡り、ランチは山あいの一軒家でイタリアンや、枯山水と水琴窟のあるお茶室も楽しめるといった内容です。同体験のページには、利用者から多くの反響を得ています。

「天気も良く、今年最後の休日紫陽花日和となり、なかなか歩けない路地裏さんぽのお寺巡り、最高でした!人の少ない穴場をゆっくり見ることができたおかげで、しっかりリフレッシュできました」

「2回目の参加です。今回も詳しいレジュメ・丁寧な解説・やさしい気配りなどありがとうございました。有意義な一日を過ごすことができました」

▲[同体験ページで掲載されている画像]:TABICA(たびか) HPより引用
▲TABICA(たびか) HPより引用

グルメ・食事

TABICA(たびか)の「グルメ・食事」は、美味しい食事を囲いながら普段とは違う様々な人との出会いや交流を楽しむ、お一人で気軽に行ける体験です。

豊洲市場で行われた「築地通13年の食道楽が案内!厳選の市場朝食探索」の体験では、朝食にオススメのお店を築地に通って13年のホストが案内します。

鮮魚を食べるだけではなく、ガイドならではの知識や経験が活かされたツアーに、利用者の満足度がうかがえます。

「駅からの全体像説明から始まり、各店舗ごとに食事内容、歴史、感想を交えて説明していただき良かったです」

「長年通ってらっしゃるガイドさんだからこそ話せる、お店の歴史や裏話など交えながら、多数のお店をご紹介いただき、本当に充実した1日の始まりになりました」

▲[同体験ページで掲載されている画像]:TABICA(たびか) HPより引用
▲TABICA(たびか) HPより引用

インバウンド市場もコト消費がアツイ

2018年の訪日外国人旅行消費額において、全国籍カテゴリー別の消費から、娯楽等サービスは1,738億円、買物代は 15,763億円となっており、買物などのモノ消費よりも、レジャー体験などのコト消費が上回っていることがわかります。

体験重視のサービスであるTABICA(たびか)の事例を参考に、コト消費を意識したインバウンド集客施策を講じることで、訪日客の増加やリピーターの獲得の可能性が高くなるでしょう。

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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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