最近目にする飛行機ロゴ「ファーストキャビン」実はカプセルホテル!進化型カプセルホテルとインバウンド市場の関係

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このところ、国内外の宿泊客にカプセルホテルの人気が高まっています。最近では高級感のある施設が続々と登場し「進化系カプセルホテル」として定着しつつあります。

中でも全国に複数の店舗を展開する「ファーストキャビン」は、従来のカプセルホテルとは一線を画すラグジュアリー感が魅力です。


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ファーストキャビンとは

FIRST CABIN ホームページより引用
▲FIRST CABIN Webサイトより引用

全国に23店舗を展開するファーストキャビンは、飛行機のファーストクラスをイメージし、高級感を演出した“コンパクトホテル”です。館内は男性エリアと女性エリアに分けられており、女性一人でも利用しやすい設計になっています。

法律上は簡易宿所に分類され、浴室やトイレ、洗面所などは共有で、扱いはカプセルホテルと同じです。そうした中で、ファーストキャビンが「進化系」と言われるのは、個室の構造にあります。

従来のカプセルホテルは2段式で、体格のいい人にとっては少々窮屈でしたが、ファーストキャビンはその常識を覆し、ベッドを1段式にしてゆったりとした空間を実現しています。

ファーストキャビンには複数のランクを設定し、宿泊スペースを提供しています。ファーストクラスキャビンは、横幅2.1mで、ベッドのほかにサイドテーブルが設置され、荷物を置いたり着替えるスペースが十分に確保されています。

またビジネスクラスキャビンは横幅1.2mで床面積がそのままベッドのサイズですが、天井が高く快適です。

法令上、鍵をかけることができない出入口は、アコーディオンカーテンで仕切られています。この点はホテルとは大きく異なり、通路を歩く人や隣室の音が聞こえてしまいます。物音に敏感な方には不向きかもしれません。

しかし、ファーストキャビンのどの施設も駅や空港からのアクセスが良く、また全客室で無料Wi-Fiが完備され、タオルなどのアメニティも充実しています。建物内にバーを併設している施設もあり、外出しなくてもゆったりとした時間が過ごせるなど、メリットは計り知れません。

外国人ウケがいいカプセルホテル

カプセルホテルは日本発祥の施設です。元祖は1979年に大阪で開業したカプセル・イン大阪です。

当初は終電を逃したサラリーマンがやむなく泊まる場所というイメージでしたが、近年はリーズナブルな価格とモノ珍しさから外国人にも人気があり、アジアを中心に海外にカプセルホテルが広まる傾向も見られます。

国内では進化型カプセルホテルが続々登場しています。たとえば宿泊施設不足が課題となっている福岡市では、2019年8月9日に地下鉄中洲川端駅直結のカプセルホテル「ナインアワーズ」が開業しています。またユニットハウスやトランクルーム事業を営む三協フロンテアは、2019年8月30日にカプセルホテル「FRONTIER INN 柏たなか」をオープンさせています。いずれもスタイリッシュな内装で、価格以上の空間を提供しています。

ファーストキャビンも今月、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から徒歩約5分の場所に「ファーストキャビン柏の葉」を開業しています。

千葉県柏市は東京のベッドタウンとして知られており、住みやすさには定評があります。つくばエクスプレスを使えば秋葉原まで30分程度の距離でありながら、都会の喧騒から距離を置けるこのエリアは、夜の時間をのんびりと過ごしたい人にとって好立地といえるでしょう。

まとめ:宿泊施設不足の解決のために

訪日外国人観光客は毎年増加しており、2018年は初めて3,000万人を突破するなど、政府の計画よりも早いペースで増加し続けています。一方で外国人観光客が都市から地方へ分散するに従い、宿泊施設不足が著しいエリアが増えています

簡易宿所は客室の延床面積が33平方メートル以上あり、一定の設備を整えていれば通常のホテルよりも開業しやすい条件になっています。空き室が目立つ賃貸ビルなどをカプセルホテルに改装して観光客を呼び込めば、地域の活性化にもつながり一石二鳥かもしれません。

その際、ファーストキャビンのように外観や施設に統一感のあるデザインを与えて、コンセプトを視覚的にアピールすると外国人観光客の関心を得やすくなる可能性もあります。インバウンド消費の取り込みも見据えた取り組みは、観光立国を目指す日本で今後も注目を集めていきそうです。

<参考>

ロシア人「憧れの日本のカプセルホテルで一泊してみた」130415

「ナインアワーズ中洲川端駅」博多リバレインモール B1F に 2019 年 8 月 9 日(金)オープン

カプセルホテル「FRONTIER INN 柏たなか」が千葉県柏市に8/30オープン!駅徒歩1分、2タイプの客室

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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