【週刊】中国ニュース5選:いま、中国人客に1番ウケるコンテンツは『東京』!再注目を集めるワケ

訪日ラボ編集部が、中国現地ニュースから注目のトピックを紹介します。


1. ジェイ・チョウ『说好不哭(Won't Cry)』MVで仮面ライダー俳優が一躍スターに

キーワード:サブカルチャー、聖地巡礼

▲俳優渡邊圭祐インタビュー 出典:哔哩哔哩 和饭情报局JFan 2019年9月23日
▲俳優渡邊圭祐インタビュー 出典:哔哩哔哩 和饭情报局JFan 2019年9月23日

C-POP界のスター、ジェイ・チョウと阿信(アシン)がコラボレーションした新曲『说好不哭』は、中国の様々な年代で今最も熱量の高い話題の一つとなっています。

MVに登場した東京各地に対する旅行熱の高まりは先週にも各媒体が報じたところですが、カップル役で出演している三吉彩花と渡邊圭祐も中国で一気に知名度を上げています。

俳優の渡邊圭祐は平成仮面ライダーにも出演しており、日本サブカルチャーファンにとってはなじみのある人物であり、こうしたコアな日本ファンに対しより一層日本のイメージを強く伝えることに成功していると言えるでしょう。三吉彩花のメイクやファッションにも注目が集まっています。

歌手の二人は中国本土以外の台湾や香港にも影響があるスターです。インバウンドの中国市場に焦点を当てる場合は、このMVを徹底的に研究することで集客や売り上げ拡大につなげることができると考えられます。

【中国】スカイツリーが新しい「聖地」として人気急上昇中のワケ:人気No.1歌手・周杰倫の新曲MVのロケ地

日本のアニメや漫画に舞台、あるいは映画やドラマで撮影地を観光する聖地巡礼は「ロケツーリズム」として、インバウンド誘客の効果を高く期待できるものです。アニメ「君の名は。」が描く世界に登場する飛騨市は、作品の舞台を目にしたいと訪れる人も多く見られます。観光客数は前年対比で28倍に増加し、この「聖地巡礼」ブームの代表的な事例として知られています。聖地巡礼は各国の旅行者によりその市場規模を拡大しています。こうした中で、今週、インバウンドでも最大の市場を形成している中国人観光客の今後の旅行先を大きく...

2. カイロ大学孔子学院にてビジネス中国語講座開講

キーワード:中国語学習、中国のグローバル化

▲カイロ大学孔子学院にてビジネス中国語講座開講 出典:国际在线 2019年9月29日
▲カイロ大学孔子学院にてビジネス中国語講座開講 出典:国际在线 2019年9月29日

中国の経済成長やグローバル化によって、全世界で中国語学習が広がりを見せています。エジプトカイロ大学の孔子学院でも高度なビジネス中国語を学べるコースが開講しました。

今後、こうした国から中国を生活拠点にする人も増えていくことが考えられ、こうした人々は地理的な近さや文化的興味から日本に足を運ぶことも可能性としては十分ありえます。世界には日本語と中国語を同時に学習できる教育機関も存在しており、こうした機関の学習者であればなおのこと日本旅行への関心は高まるでしょう。

全世界的な中国語学習ブーム、漢字文化のグローバル化は日本のインバウンド市場の成長にもメリットをもたらす可能性があります。中国人のみならず中国を拠点に活動する外国人が潜在的な訪日観光客ととらえる視点も必要になってくるでしょう。

3. ソニーとマーベルの再びの合流が伝えられる

キーワード:映画、コンテンツ、版権、ハリウッド、アニメツーリズム、関連グッズ販売

▲スパイダーマン、マーベルに残留 出典:上海热线 2019年9月28日
▲スパイダーマン、マーベルに残留 出典:上海热线 2019年9月28日

中国でも「マーベル・シネマティック・ユニバース」のシリーズは大変人気で「アベンジャーズ」シリーズも大ヒットしました。世界中の映画ファンが注目していたソニーとマーベルの関係は中国でも注目の的です。

政治的には緊張している米中関係ですがコンテンツ方面ではそんなのお構いなしのようです。インターネットでも各種コンテンツが多く配信され、インターネットを通じ様々なグッズも販売されています。

アメリカ産コンテンツは中国市場におけるライバルとして観察していく必要があるでしょう。アメリカ産のコンテンツの中で、正式に日本がライセンスを得て生産しているグッズの中国における販売や、元々は日本産コンテンツでありながらハリウッド版リメイクで認知を獲得している場合、そのイメージをどう日本に取り戻すかの2点は、要検討の事項です。

4. 北京の新空港が開業「大興国際空港」

キーワード:空港インフラ、2022年冬季オリンピック

▲大興国際空港が開業 出典:环球网 2019年9月25日
▲大興国際空港が開業 出典:环球网 2019年9月25日

今月25日、北京の大興国際空港が開業しました。2022年には北京冬季オリンピックがありますが、このタイミングを見据えて、現在の首都国際空港から機能を徐々に分担させていき本格運用させていく予定と言います。

現在、中国国内の航空会社は南方航空、東方航空、中国国航、中国聯合航空、河北航空、首都航空、吉祥航空が就航する予定ですが、日本の航空会社はどの程度を就航させるのか、今のところ発表はありません。

この大興空港は北京と河北省の境界に位置している空港で、ハブ空港としての機能を果たすと見られています。国内線間の乗り換えであれば30分、国際線間の乗り換えであれば45分、国内線と国際線の乗り換えには一時間程度の所要時間であり、中国を経由して日本を訪れるインバウンドの拡大も期待できるかもしれません。

現在日本では、2020年の東京夏季オリンピックに向けて訪日インバウンドの環境を整理していますが、すぐ二年後には北京での冬季オリンピックが開催されます。北京オリンピックにより世界中から集まる観光客を、どのように日本のインバウンド業界の利益につなげられるかを考えてみるといいかもしれません。

【中国】6兆円かけた人類最大級の空港誕生と裏で進む"非首都機能の分散"とは

インバウンド市場で注目を集める中国ですが、近年は行先の海外・国内を問わず、旅行ブームが起こっています。2019年9月25日、こうした流行をさらに盛り上げるかのように、中国の首都・北京に新しく「大興国際空港」が開業しました。新空港の開港の裏で進む、北京の非首都機能の分散計画も合わせて、今後の動向に大きな注目が集まります。大興国際空港の開業に至った背景や狙いについて解説します。目次北京の空港事情新空港「大興国際空港」は北京の南に、利便性アップを強調9月25日開業、就航する航空会社は?なぜこの場...


5. スポーツジム人気、地方でもじわり

キーワード:健康意識

▲スポーツジム人気は三級・四級都市へ 出典:新浪体育综合 2019年9月29日
▲スポーツジム人気は三級・四級都市へ 出典:新浪体育综合 2019年9月29日

中国でも都市生活のストレス発散や自己鍛錬のボディーメイクなどの需要から、スポーツジムが急速に広がっています。 こうしたサービスは北京や上海といった経済的に栄えている一級都市のみならず、その二段階下の階層に位置付けられている三級都市や四級都市へも広がりを見せています。

記事の中で取り上げられている「君力体育」は、2014年に北京でスイミングフィットネス事業を開始しました。その後は事業を拡大し、専門的なトレーナーによる本格的なトレーニングの他、児童向けの体操クラブのサービスを展開しています。

中国で「日本食」は健康的な食事としてのイメージが強いため、中国の健康意識の高まりを利用して日本食ブームに火をつけるといった動きが今後あるかもしれません。

訪日中国人の反応

日本政府観光局(JNTO)の発表では、昨年最も多く日本を訪れた訪日外国人は中国人です。2019年5月の訪日外客数でも、約277万3,100人のうち約75万6,400人が中国からです。2位の韓国は60万3,000人を記録しており、昨年よりもその差は大きくなっています。また1~5月の総計では、昨年から10.8%増の365万1,800人の中国人が日本を訪れています。このように、昨年から引き続き多くの中国人が日本を訪れている中で、中国人が日本旅行で抱く感想や、新元号「令和」への印象について調べてみ...


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訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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