世界の空港ランキング|スカイトラックスが格付け・日本は羽田が2位・部門別の順位・ランクイン理由を解説

公開日:2019年10月08日

世界の空港ランキングを見てみると、日本には世界トップレベルの空港がいくつもあることがわかります。

第2位の羽田空港をはじめ複数ランクインしており、部門別に見てみても清潔、バリアフリーなどで選ばれています。

この記事では、世界の空港ランキングと部門別の順位について詳しく解説して行きます。

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世界の空港ランキング

イギリスの航空サービス調査会社「スカイトラックス」が発表している航空会社のランキング「ザ・ワールズ・ベスト・エアポーツ・オブ・2019」において、日本の空港もいくつかランクインしています。

羽田空港が2位、日本の3空港がランキング入り

「ザ・ワールズ・ベスト・エアポーツ・オブ・2019」によると、日本の3空港がトップ10にランクインしています。

日本の空港で最も上位の空港は、羽田国際空港の第2位となっており、次いで中部国際空港が第7位、成田国際空港が第9位にランクインしました。

トップ10に複数の空港がランクインしているのは日本のみであり、サービスのレベルの高さを世界に示す結果となりました。

1位はシンガポール

ザ・ワールズ・ベスト・エアポーツ・オブ・2019のトップ10は以下の通りです。

  1. チャンギ国際空港(シンガポール )
  2. 羽田国際空港(日本)
  3. 仁川国際空港(韓国)
  4. ハマド国際空港(カタール)
  5. 香港国際空港(香港)
  6. 中部国際空港(日本)
  7. ミュンヘン空港(ドイツ)
  8. ロンドン・ヒースロー空港(イギリス)
  9. 成田国際空港(日本)
  10. チューリッヒ空港(スイス)

ランキング1位は7年連続でシンガポールのチャンギ国際空港という結果でした。

チャンギ国際空港には無料の映画館や写真撮影スポットとして人気のヒマワリガーデンなど娯楽施設が豊富なことから多くのランキングに入っています。

さらに空港内の宿泊施設であるクラウン・プラザ・チャンギは「世界一の空港ホテル」1位も受賞しています。

部門別ランキングでもランキング入り

トップ10にランクインしている日本の3つの空港は、部門別ランキングでもランキング入りしています。

2位にランクインした羽田空港を見てみると、「世界一の国内線空港」「世界一清潔な空港」1位などを受賞し、清潔さや過ごしやすさが人気の理由となっています。

さらに中部国際空港は「ベスト・リージョナル・エアポート」1位などを受賞し、成田空港は「ベスト・エアポート・スタッフサービス」1位「空港のセキュリティ手続き」2位などを受賞しています。

「空港のバゲージ取扱い」に至っては、関西国際空港、成田空港、羽田空港、中部国際空港が4位までを独占しています。

なぜ日本の空港がランキング入りしたのか

ここまでは世界の空港ランキングについて見てきました。

日本の空港が多くランクインしていますが、ここからはなぜ日本の空港が評価されているのかを解説していきます。

清潔さ:羽田空港

国内線のハブ空港として利用されていた羽田空港ですが、現在では国際線が拡大され、世界各国の多くの外国人が利用しています。

羽田空港を利用する訪日外国人は、その清潔さに驚くと言います。

羽田空港の清掃スタッフは、床の掃除には光沢計を使い、床のつやを一定に保つようにしています。また、トイレの掃除には手鏡を使い、見えないところも徹底して磨いてます。

細かいところまで行き届くこだわりに対し、外国人は「日本人らしい」と感心するようです。

安全・手荷物管理:成田国際空港

安全・手荷物管理で高評価を得る成田国際空港では、インラインスクリーニングシステムと呼ばれる手荷物搬送システムを導入しています。

通常の受託手荷物は、バーコードを使用した手荷物取扱システムによって運ばれていますが、インラインスクリーニングシステムは通常の手荷物取扱システムに爆発物検知装置を組み込んだシステムです。

ハイジャックやテロが起こらないように、「すべてはお客様の安全のために」という考えからここまでの対策を行っていると言います。

施設が充実:中部国際空港セントレア

中部国際空港は娯楽施設が充実していることが特徴の空港です。

レストランやショップをはじめとした娯楽体験施設が充実しているのですが、飛行機を眺めながら入浴できる展望風呂「風(フー)の湯」があることでも知られています。

このほかにも、24時間利用可能なカプセルホテルもあるので、快適に過ごせる空港だと言えます。

日本の空港の課題は?

ここまでは、日本の空港がランキング入りできた理由について見てきました。

ではさらに満足度を高め、訪日外国人を集めるにはどうしたら良いのでしょうか。日本の空港の課題について見ていきます。

運用時間帯の制限

成田空港は以前から地元市民に対する騒音面での配慮から、夜間の運行ができません。

運用時間帯の制限があるとハブ空港として稼働できる時間が少なくなるため、アジア各国のハブ空港との競争に負けてしまいます。

近年では羽田空港の国際化、成田空港でのLCCの受け入れもありますが、まだ他国に比べると利便性が低いのが現状でしょう。

成田・羽田の棲み分け

羽田空港の国際化の際に、成田空港への配慮からペリメーター規制が行われました。

ペリメーター規制とは、羽田空港からの国際線の直行便を、国内線の最長区間の範囲内の長さの空港までとする規制のことです。これが羽田空港の成長を妨げていました。

ただしこれらの政策も次第に見直されています。一方成田空港では運用時間帯の制限の見直しなど、競争力向上に取り組んでいます

羽田空港の国際化については、以下の記事で詳しく解説しています。

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羽田空港の出入国外国人数

羽田空港 (はねだくうこう、正式名称:東京国際空港)は、東京都大田区にある国際空港です。愛称などは特になし。2019年は 4,288,078人 の訪日外国人が羽田空港で入国しており、全空港・港湾中 3位 の入国者数です。また、出国者数は 4,222,198人 の 3位 となっています。

1位のシンガポール・チャンギ空港に学ぶ

ランキング1位に輝いたシンガポールのチャンギ国際空港では、チェックインから搭乗手続きまで、全行程自動化システムを導入しています。

これによってより多くの搭乗者がスムーズに利用できるようになり、旅客増加に対応しています。

さらにターミナルを増設することによってより多くの航空機を受け入れられるようになるため利用客の拡大へと繋げられます。

チャンギ国際空港が旅客受入れのために行っているこれらの施策に学ぶことで、日本でも旅客増加に対応できるようになるでしょう。

すでに3空港がランクインする日本、手続き自動化でさらなる飛躍へ?

ここまで紹介してきたように、世界の空港ランキングにおいて日本の3空港がランクインしています。清潔さやセキュリティ管理、空港内施設の充実によって、近年増加している訪日外国人から高い評価を得ています。

しかし世界のハブ空港には及ばない部分も多く、それらの空港と競争していくには手続き自動化をはじめとしたサービスの向上を図る必要があります。

インバウンドは年々増加しており、来年には2020東京オリンピックもあります。旅客増加へ向けた取り組みは今後も重要性を増していくでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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