【週刊】中国ニュース5選:本格”おひとりさま時代”の到来&男性タレントがメイクアップ用品を宣伝&五輪グッズ発売開始ほか

公開日:2019年10月09日

訪日ラボ編集部が、中国現地ニュースから注目のトピックを紹介します。

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【週刊】中国ニュース5選:最新トレンド『東京』の理由

1. アリババによる国慶節ビックデータレポート!今年のトレンドは?

キーワード:国慶節、連休、家族、高齢者

▲国慶節の混雑を伝える動画も出回った
▲国慶節の混雑を伝える動画も出回った

国慶節が終わりを迎えようという10月6日、アリババグループより「2019年度、国慶節連休ビックデータ報告」が発表されました。これによると今年は主に3つの傾向が見られたようです。

1つ目は「新」しいスタイルの出現です。あらゆる新しい市場の分野、新しい消費スタイル、新しいビジネススタイルが確立されていき、中国国民のホリデーやバカンスの分野の経済が持続的に発展していることが明らかになりました。

2つ目のキーワードは「家」で、家庭内における消費が持続的に成長していることが指摘されています。家庭内の消費とは、高齢者を含めた家族全体で楽しめるサービスや商品を指しており、家族を大切にする中国では今後この分野のビジネスは盛り上がりを見せていきそうです。

3つ目は「国」です。今年は中国建国70周年という節目の年という事で、中国建国の歴史に関わる旅行ツアーやナショナリスティックなシンボルに関わる消費が盛り上がったとみられています。

国慶節が終わり、次は双十一(アリババ発のECセール)の準備が始まってきます。国慶節で日本に旅行し、「あの時食べた日本のあれを安く手に入れたい」といったニーズを上手くつかむことができれば、大きな利益を上げることも不可能ではないでしょう。

また上述の通り、「高齢者を含めた家族全体で楽しめるサービスや商品」も中国で拡大しています。日本は高齢化社会の先輩として、チャンスをつかめるのではないでしょうか。

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2. 中国にも広がる「おひとり様」スタイル?

キーワード:おひとりさま、ライフスタイル、多様化

▲[2018年の中国国内独身率ランキング]:2019年10月4日猎云网 北京猎云万罗科技有限公司
▲[2018年の中国国内独身率ランキング]:猎云网 北京猎云万罗科技有限公司2019年10月4日

昨今、中国でも生活コストの上昇やライフスタイルの多様化によって晩婚化の傾向が強くなっています。

同時に「おひとりさまライフスタイル」や「おひとりさまエコノミー」といったサービスも拡大しつつあります。今年の国慶節でも旅行ツアーなどに参加せず一人で自由に旅行する人は増加傾向にあったと言います。

この「おひとりさまエコノミー」は「火鍋」や「しゃぶしゃぶ」といった中国の伝統的な大きな机を大人数で囲むスタイルの外食産業にとっては非常に脅威です。反対にデリバリーサービス(外卖)にとっての主要なターゲットになります。

また、家電製品でも小型の冷蔵庫や炊飯器などが「おひとりさま」市場にむけてリリースされたりもしています。民泊越境ECの店舗などを経営・運営する場合には、中国の「おひとりさま」事情を観察し固定ファンの獲得などを目指してみるのも良いでしょう。

3. 化粧品広告に男性タレント?進むジェンダーレス化

キーワード:ユニセックス、ジェンダーレス、化粧品

▲[化粧品の木イメージキャラクターに男性タレントを起用]:2019年9月26日优质原创作者
▲[化粧品の木イメージキャラクターに男性タレントを起用]:优质原创作者2019年9月26日

昨今、中国では男性を化粧品のプロモーションに起用することが増えてきました。

化粧品だけでなく、にも女性用の生理用品に男性が起用された実績もあります。日本でも男性向け化粧品は成長している分野なので、中国のこの潮流は要チェックです。

とくにニキビケアや毛穴の汚れをケアするスキンケア商品は男性女性問わずリーチできる分野です。中国ではティーンエイジャーをターゲットに添えた皮膚科のニキビケアの広告などを街かどで見ることがあります。

日本と中国では男女の役割に関する観念がかなり異なります。日本では女子高生や女子大学生の流行として捉えられているタピオカミルクティーですが、中華圏では男性も日常的に手に取る食品です。

インバウンド向けの「男性向け商品」「女性向け商品」のラインナップをいったん見直してみると、商品のPR戦略にも新しい策が見えてきそうです。

4.  2022年の北京冬季オリンピックの記念品が発売開始!

キーワード:オリンピック、2022年、スポーツツーリズム

▲[北京五輪グッズ販売、オンラインショップはすでに50万元(800万円)を売上げ]:新浪新闻中心 新京报2019年10月5日
▲[北京五輪グッズ販売、オンラインショップはすでに50万元(800万円)を売上げ]:2019年10月5日新浪新闻中心 新京报

2022年の北京冬季オリンピック・パラリンピックの記念品が北京で発売開始となりました。マスコットキャラクターをあしらった各種記念品や、お土産需要のありそうな文房具などが発売されました。

日本は2020年の東京夏季オリンピック一色ですが、中国も2022年のオリンピックに向けて様々な事が動いています。先週の北京大興国際空港の開港も、2022年に向けた環境整備の一環と言えるでしょう。

他にも、今年の下半期から来年にかけて具体的に様々な2022冬のオリンピックに向けた様々なビジョンが見えてくると考えられます。外国人観光客向けのインターネット環境整備やホテルの増設なども進むでしょう。

こうした環境の変化を踏まえ、2020年のオリンピックだけでなく、2022年を意識した中長期的なビジネス計画が、ロングセラー誕生につながるかもしれません。

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5. 河南省が5G通信でトップに!河南省の意外な強み

キーワード:5G、IoT、河南省、内陸部、物流、農業のスマート化

▲[河南省でデータ経済が加速]:2019年07月3日中国新闻网
▲[河南省でデータ経済が加速]:2019年07月3日中国新闻网

河南省と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?歴史好きであればピンとくるかもしれませんが、ビジネスシーンではそこまで注目を浴びる省ではないでしょう。

しかし、ここ数年でそのイメージも覆りつつあります。 河南省鄭州市は5G通信網の整備で中国のトップをいく地域となったことが報じられました。

河南省は人口が多い上に交通の要所であるため、様々なデータが集まります。物流やサービス業のスマート化はもちろんの事、農業のスマート化も着々と進んでいます。

5G通信網においては、中国はトップランナーとなっています。5GはIoTなど様々な分野に影響しライフスタイルを一変させる技術です。中国の5G通信事情は、今後どの業界も注目する分野となっていくはずです。


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訪日ラボ編集部

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