ecbo cloak(エクボ クローク)とは?シェアリングサービス・荷物と空きスペースをマッチング・注意点・事例3件も紹介

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ecbo cloak(エクボ クローク)というサービスが、旅行者の間で話題となっています。様々なイベントや施設、店舗、交通機関と提携し、荷物預かりを通じて旅行者の利便性を高めるサービスです。

外国人観光客の数は近年増加の傾向にありますが、海外旅行には大きな荷物がつきものです。荷物の預け先がなく、スーツケースを転がしながら観光している外国人を多く見かけるようになりました。

通勤客で混雑している電車やバスではさらに混雑の原因となったり、荷物が邪魔で観光や買い物を控える外国人もいると考えられます。インバウンド市場でも、無視することのできない問題です。

そこで登場したのがecbo cloakです。コインロッカーの代わりに利用できる、この新しいサービスについて解説します。


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ecbo cloakとは?

コインロッカー不足を解消できるecbo cloakは、2017年1月に東京でスタートしました。

小売店や飲食店が使っていない空きスペースを提供し、ユーザーは事前に荷物の預け先を予約できるecbo cloakはシェアリングサービスの一つです。

ecbo cloakの特徴

まず最初に、ecbo cloak の3つの特徴をご紹介します。

1.予約が簡単
スマホから簡単に予約ができます。決済もクレジットカードで事前にできるので、当日利用の際は荷物を預けるだけです。

2.コインロッカー代わりに利用できる
コインロッカーがどこにあるのかわからない、やっと見つけたのに開いていない、大きな荷物が入らない、など、コインロッカーにまつわる悩みを解消します。

3.手ぶらで観光ができる
ecbo cloak で荷物を預ければ、手ぶらで観光ができます。

ecbo cloakの仕組み

ecbo claok は、小売店や飲食店などの空きスペースを利用して、荷物を預けることができるサービスです。

荷物を預けたい人は、Webサイトで預ける場所を探して予約をし、クレジットカードで決済を済ませます。

料金はコインロッカーを利用するのと同じくらいのリーズナブルな料金で、1日当たりバッグサイズで300円、スーツケースサイズで600円です。

預けた荷物は写真撮影されて「証明メール」としてスマホに届き、受け取りの際にそのメールを見せることで鍵のかわりになります。

お店側は空きスペースを提供することができるので、特別な設備投資をすることなく気軽に始めることができます。

利用料の50%を受け取り、今までリーチできなかった客層にも来店してもらうことが可能になります。

ecbo cloakの使い方

ecbo claok の簡単な使い方は以下の通りです。

1.ウェブサイトで予約する
サイトにアクセスし、初回利用時にはユーザー登録をします。

検索窓に荷物を預けたいエリアを入力すると地図が表示され、荷物を預けられる場所が緑色の点で表示されます。

緑の点をタップするとそのお店の詳細を見ることができ、詳細ページの「スペースを予約する」から予約が可能です。

予約時にクレジットカードで決済します。

2.お店に荷物を預ける
予約の日時にお店に行き、荷物を預けます。

お店側は預けた荷物を写真に撮り、ecbo cloak に登録しているメールアドレス宛に写真が送信されます。

3.お店に荷物を取りに行く
チェックアウトの時間までに、お店に荷物を取りに行きます。受け取りは、荷物を預けた時に送られてきた写真付きのメールを見せるだけです。

ecbo cloakのメリット

簡単に利用ができるecbo cloakのメリットは、以下の3点です。

1.事前に予約ができる
当日にコインロッカーを探し回る必要がなく、事前にサイトで荷物を預けられる場所が簡単に見つかります。

2.決済もサイトでできるので当日現金がいらない
コインロッカーの利用は小銭や電子マネーの残高が必要になりますが、予約時に決済を済ませているので当日はお金が必要ありません。

3.知らなかったお店を知ることができる
荷物の預かりはカフェや小売店などで、今までに行ったことのなかった新しいお店を発見することができます。

ecbo cloakの注意点

ecbo cloakはまだ新しいサービスのため、荷物を預けられるお店がそこまで多くはありません。

駅から少し離れているお店なども多く、利便性という点からはこれからに期待したいサービスとも言われています。

また、お店や時間帯によっては混雑していることもあり荷物を預けるのに時間がかかる場合もあるので、時間の余裕をもって利用する必要があります。

様々な企業と連携し、サービスを拡大

荷物を預けられる場所が少ないというのがecbo cloak のデメリットでしたが、現在ではさまざまな企業と提携を始めており、利用者にとってさらに使いやすいサービスに進化しています。

1. 西日本鉄道と連携

ecbo cloakは、西日本鉄道株式会社と2019年2月に業務提携を開始しました。西日本鉄道が運営するソラリアステージ6Fの「SPACE on the Station」に荷物預かりサービスが開設されています。

ソラリアステージ西鉄福岡(天神)駅や西鉄天神高速バスターミナルと直結した施設であり、外国人観光客の利便性を高めることに貢献します。

2. 京成トラベルと連携

京成トラベルサービス株式会社(本社:千葉県船橋市、取締役社長:三輪 武士、以下、京成トラベル)もecbo clarkと2019年4月に業務提携し、京成上野駅に手荷物預け入れカウンターを新設しました。

京成上野駅は、全国で最も出入国者数の多い成田空港から都心にアクセスする際に利用する「スカイライナー」発着駅として、訪日観光客や国内旅行者を含む5万人近くが毎日利用しています。

スカイライナー利用客の利便性を向上に期待が集まります。

3. さいたまスーパーアリーナに導入

さらにecbo cloakは、株式会社さいたまアリーナ(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:林直樹、以下 さいたまアリーナ)と協力し、荷物預かりサービスの提供を開始しました。

ecbo cloak初の大型の多目的施設との取り組みで、2019年8月30日~9月1日にさいたまスーパーアリーナで開催される「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」で臨時の荷物預かりブースを設置します。

さいたまスーパーアリーナは、最大37,000人の収容が可能で、毎日のように開催されるイベントには国内外から多数の人が訪れ、2017年には累計来場者数が4,000万人を超えています。

以前からさいたまスーパーアリーナの付近に利用可能店舗を増やしてほしいとの要望があり、今後の展開にも期待されています。

ecbo cloak を推進し、インバウンド増加を図る

ecbo cloakは、飲食店や小売店などの空きスペースを利用し、外国人観光客に荷物預かりサービスを提供することによってインバウンドの増加が期待できるサービスです。

外国人観光客の利便性を向上させることで、小売店や飲食店にも新しい集客の道や売り上げの増加をもたらすことができる、Win-Winのサービスと言えるでしょう。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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