10月27日、大阪で開かれていた「ツーリズムEXPOジャパン2019」が閉幕しました。4日間に渡り開かれていた本会は日本全国、世界100ヵ国と地域から1,475企業・団体を迎え来場者数も15万人を記録しました。
この記事では今年の会の様子と、今後注目すべき内容について触れていきます。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
ツーリズム EXPOジャパン2019
大阪を舞台にし初めて開催された今回は、想定来場者数の13万人を大きく上回る15万人を記録しました。
同会場で行われたシンポジウムでは「観光デジタルマーケティング」「インバウンド4000万人時代の海外旅行市場はどうなる」や観光エンターテイメントについて取り上げられ、業界に精通しているパネリストと共にツーリズム業界の将来を考えました。
開催に伴い、基調講演には国連世界観光機関(UNWTO)事務局長のズラブ・ポロリカシュヴィリ氏と建築家の安藤忠雄氏を迎えています。さらに一般公開日オープニングイベントにはジャニーズの「関ジャニ∞」が登場するなど年々注目度が上がっています。
ツーリズムEXPOジャパンとは?
今回が6回目の開催となる本展示会は「世界のツーリズムをリードする」総合観光イベントとして、観光業を中心とし幅広い業界から参加者を集めています。
今、大注目を集めている「訪日観光」だけではなく、海外・国内観光の振興に貢献するイベントです。
<開催情報>
開催名 ツーリズムEXPOジャパン2019 大阪・関西 (英文): Tourism EXPO Japan 2019会期
10月24日(木) 12:00~18:00
10月25日(金) 10:00~18:00
10月26日(土) 10:00~18:00
10月27日(日) 10:00~17:00
※10月24日(木)、25日(金)は業界関係者の商談会のために一般の方は入場できません
主催公益社団法人 日本観光振興協会
一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)
日本政府観光局(JNTO)
場所インテックス大阪
商業的要素が強い展示会が多い中、ツーリズム全体を盛り上げるための本会は一般の来場者も楽しめる内容となっていました。

Twitter:ツーリズムEXPOジャパンに関する投稿(https://twitter.com/mynyashOctober/status/1188429928280100864)

Twitter:ツーリズムEXPOジャパンに関する投稿(https://twitter.com/akaishitaizo/status/1188023592904089600)
今年の展示・企画内容は?
今回は1,800近い企業・団体が参加しています。その展示内容はTwitterにも多くシェアされていました。

Twitter:ツーリズムEXPOジャパンの投稿(https://twitter.com/t_expo/status/1187999555960229888)

Twitter:ニューカレドニア観光局公式アカウントの投稿(https://twitter.com/nctpsjapan/status/1182238446149988353)

Twitter:ツーリズムEXPOジャパンに関する投稿(https://twitter.com/T___Tdb/status/1188050572290576384)
各国観光局や大使館が、ブースで観光資源のPRを行います。日本国内の観光地も「ゆるキャラ」やオリジナルアイテムの配布、地域のミス◯◯を抜擢した広報や、VR体験など様々な工夫をこらしていたようです。

Twitter:島根県観光キャラクターしまねっこ【公式】の投稿(https://twitter.com/shimanekko_/status/1188290972834119681)

Twitter:ツーリズムEXPOジャパンの投稿(https://twitter.com/t_expo/status/1187954908902723584)
IR実施法が成立で「IR GAMING EXPO 2019」特設ブースも
2018年7月の「特定複合観光施設区域整備法(IR実施法)」成立により、日本でもIRビジネスが始まることになりました。
政府は2030年に訪日外国人旅行者数6,000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円、GDP600兆円を達成することを目標に掲げており、成長戦略の一つとして大いに期待されている業界の一つです。
本展示会でも今年より「IR GAMING EXPO2019」特設ブースが設けられています。

Twitter:日本カジノスクール東京校の投稿(https://twitter.com/Jcasinoschool/status/1188406089668186112)

Twitter:日本カジノスクール大阪校の投稿(https://twitter.com/jcsosaka/status/1188023563548123136)
特設会場ではカジノスクールによるゲーム体験ブース、海外のカジノ事業者による本格的な「ショー」などを楽しむことができました。
初回となる今回は「ラスベガス・サンズ」や「ゲンティンシンガポール」など世界からの参加が目立ち、本会場で行われたPRプログラムでは各社の日本市場戦略や展望について語られました。
![▲[IR GAMING EXPO 2019]:公式資料 ▲[IR GAMING EXPO 2019]:公式資料](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5049/main_FireShot_Capture_396_-__-_www.t-expo.jp.png?auto=format)
2020年は「沖縄」で開催決定
年々盛り上がりを見せる本展示会は、次回は「沖縄」で開催すると発表されました。
<開催情報>
開催名 ツーリズムEXPOジャパン2020沖縄リゾート展
会期
2020年10月29日(木)~11月1日(日)
10月29日(木) 開会式、フォーラム、交流会など
10月30日(金) 展示商談会
10月31日(土)・11月1日(日) 一般日
主催
場所
沖縄コンベンションセンターならびに周辺施設
2020年の開催地沖縄は日本でも観光業で成功している地域の一つとあり、シナジー効果も期待されます。来場者数は2018年の東京開催が過去最高となっていますが、この記録を破るかどうかにも注目するべきでしょう。
![▲[2018年の実績]:公式サイトより ▲[2018年の実績]:公式サイトより](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/5052/main_51c190ba103b66daa35fe510dc78640a.png?auto=format)
【沖縄】訪日外国人に人気の観光スポットランキングTOP5!2018年インバウンド300万人突破もレンタカー事故の増加が心配事項
日本人にも人気の観光地である沖縄には、近年多くの訪日外国人が訪れています。日本国内でも人気の旅行先であり、2018年度の入域観光客数は1,000万に迫りました。インバウンドで最大の市場を形成する中国でも沖縄は人気旅行先で、昨日から始まった国慶節でも訪れる人が多くなっているようです。観光地としての沖縄には一体どのような魅力があるのか、 観光スポットの人気ランキングとその一方で存在する課題について、また沖縄が取り組んでいるインバウンド対策や高い満足度の理由について解説します。目次2018年度に...
まとめ
展示会は、訪れるだけで世界各地の旅を味わえるイベントとなっています。今回は食の都「大阪」開催ということもあり、会場では「関西うまいものコーナー」を楽しむことができました。

Twitter:ツーリズムEXPOジャパンの投稿(https://twitter.com/t_expo/status/1187670239460450305)
ビジネス的側面からも最新の情報や取り組みが見られ、各地域の業界の最前線にキャッチアップできる貴重な機会となったようです。来年の動向にも期待が高まります。
大阪の最新グルメスポット「座ウラ」がインバウンドを引き寄せるワケ
インバウンド誘客が好調な大阪では、「ウラ難波」に続く人気のグルメスポット「座ウラ」が訪日外国人観光客にも注目されています。今後も新規ホテルの開業が予定されており、インバウンドの受け入れ態勢がさらに進むことが期待されるエリアです。今回は、大阪のインバウンド事情をふまえ、「座ウラ」のインバウンド人気と今後の展望について考えていきます。目次大阪のインバウンド拡大は好調「ウラなんば」に続く「座ウラ」のインバウンド人気12月には新たにホテル開業、インバウンド対応を強化へまとめ:大阪・関西万博に向けて...
<参照>
https://www.t-expo.jp/_shared/pdf/tej2019-irgmapguide_ja.pdf
【7/16開催】【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※
外食店舗、支援サービス、業界のトップ企業が集結!
さらに、有名飲食店や外食産業を牽引する企業による特別基調講演も開催。
成功企業のリアルな戦略や、これからの外食業界を生き抜くヒントがここに詰まっています!
最新のトレンドを知り、トップ企業の成功ノウハウを学びたい方、
業界の最前線で活躍する企業とつながり、新たなビジネスチャンスを掴みたい方にぴったりのイベントです。
今こそ、業界の未来を共に創る一歩を踏み出しませんか?
皆さまのご参加をお待ちしております!
<応募者特典>
-
イベント登壇企業の各種お役立ち資料
※口コミアカデミー内でのアーカイブ配信は予定しておりません -
本イベントのアーカイブ動画(1週間)
<本セミナーのポイント>
- 有名飲食店&業界をけん引する企業の基調講演 - 成功企業の戦略や実例を直接学べる貴重な機会!
- 外食業界の最新トレンド&成功ノウハウが手に入る - 変化の激しい市場で勝ち残るための最前線情報をキャッチ!
- 外食業界を支える最新サービス&ソリューションの紹介 - 飲食業界の課題解決につながるアイデアが満載!
- トップ経営者や専門家が語る「成長の秘訣」と「業界の未来」
- 業界をリードする企業が実践するプロモーション戦略やDX事例を公開!
- 効率化や売上向上につながる最新ツール・サービスを知るチャンス
詳しくはこちらをご覧ください。
→【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※【7/16開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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