Webサイトの翻訳はどこでできる?サイト多言語化ツール・おすすめ業者3選・気を付けるべき5つのことを整理

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日本政府観光局JNTO)の発表によると、2019年1月~6月の上半期に日本を訪れた外国人観光客数は、前年比4.6%増の1,663万人を記録しました。2020年開催の東京オリンピックに向けて、今後も訪日外国人観光客の増加が期待されています。

それに伴い、インバウンド対策としてWebサイトなどを多言語対応にする企業や店舗も増えています。今回は、Webサイトの翻訳に便利な多言語化ツールの利用方法や注意点などを紹介します。 


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訪日外国人の旅マエに必須のWebサイト

訪日外国人観光客の増加に伴い、インバウンド対策を講じている企業は少なくないでしょう。

訪日外国人は日本へ旅行する「旅マエ」のタイミングでWebサイトから情報収集する場合も少なくありません。インバウンドを意識した多言語対応は重要です。

ここでは、Webサイトの翻訳に活用できるオススメののツールを紹介します。 

サイト多言語化ツール

Webサイトを多言語化できるツールとして、サイト多言語化ツールがあります。

代表的なツールには「Googleウェブサイト翻訳ツール」があります。今あるWebサイトの多言語化もできるので、便利なツールです。ここでは、Googleウェブサイト翻訳ツールの使い方を解説します。

Googleウェブサイト翻訳ページとは?

Googleウェブサイト翻訳ツールでは、Googleが発行するタグをWebサイトに埋め込むだけで希望する言語に翻訳が可能です。

翻訳対応している言語は100以上にのぼります。 Googleウェブサイト翻訳ツールのメリットは、無料で利用できる他、ページごとに希望する言語を翻訳することができます。すでに翻訳されているWebサイトについても、URLの末尾に日本語などの希望言語「#googtrans(言語コード)を入力することで、翻訳表示されたWebサイトが表示されます。

Googleウェブサイト翻訳ツールは、手軽に利用できるメリットがある一方で、デメリットもあります。

Googleウェブサイト翻訳ツールは一部専門用語や、画像化された文字の翻訳には対応していません。また、接続のセキュリティが一部保証されていないことや、翻訳後の文脈に齟齬が生じたり、単語の誤変換が起こる場合もあります。いずれも、最終的には各自注意して確認することが必要です。

サイト多言語化ツール業者3選

ここまでは、手軽にWebサイトを翻訳できるGoogleウェブサイト翻訳ツールについて紹介しました。

しかし、機密の保持を重視したかったり、翻訳の精度を確保したいという場合には、専門の翻訳業者を起用することが望ましいと考えられます。

ここでは、Webサイト翻訳の多言語化ツールを提供している業者を厳選して紹介します。

1. Wovn Technologies株式会社:WOVN.io

WOVN.ioは、Wovn Technologies株式会社が運営する多言語化できるサービスです。

Webサイトやアプリを最大39カ国語の翻訳に対応しています。既存のウェブサイト・アプリに後付けすることで導入可能で、現在12,000サイト以上で利用されています。

システム開発や、翻訳にかかる不要なコストと人的リソースを削減できるサービスとして、多数導入実績を誇ります。

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WOVN.io

WOVN.ioは、ウェブサイト・アプリを最大39カ国語に多言語化できるサービスです。既存のウェブサイト・アプリに後付けすることで導入可能で、現在12,000サイト以上で利用されています。多言語化に必要なシステム開発や、翻訳にかかる不要なコストと人的リソースを削減し、お客様の海外戦略を成功に導きます。


2. 株式会社イーブレスト:POLYLINGUAL(ポリリンガル)

POLYLINGUAL(ポリリンガル)は、株式会社イーブレストが運営する0円から導入可能な多言語化ツールです。

コストは成果報酬型となり、SEOに強い多言語サイトが作れる特長があります。対応言語は14カ国語となり、インバウンド主要国である英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、タイ語にも対応しています。

POLYLINGUAL(ポリリンガル)

サイト内のテキストを自動的に取得し、単語に分解。管理画面で、どの単語をどのような翻訳に置き換えているか?を直感的に把握することができます。さらに、POLYLINGUAL(ポリリンガル)でサイト内のファイル名を指定し、画像も変換することが可能です。


3. 株式会社イー・エージェンシー:Shutto翻訳

Shuttoは、株式会社イー・エージェンシーが運営するGoogle翻訳を利用したAIベースの機械翻訳と、直観的なGUI操作でカスタマイズ編集が出来るWebサイトの多言語化サービスです。

shutto翻訳の特長は、最短3分で簡単に導入が可能です。対象サイトにJavaScriptタグを一行挿入するだけで、開発者の手間をかけずに、誰でも多言語対応を行えます。また、世界100言語以上に対応しています。

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shutto翻訳

Google翻訳を利用したAIベースの機械翻訳と、直観的なGUI操作でカスタマイズ編集が出来るウェブサイトの多言語化サービス「shutto翻訳」。一行のタグを設置するだけの簡単導入で、従来の多言語サイトの開発・運用コストを約10分の1以下に大幅削減します。あらゆるWEBサイトに対応した「shutto翻訳」は、充実した機能と導入しやすい料金体系で、お客様の細やかなニーズにお応えします。


サイトを多言語化するときに気をつけるべきこと4点

Webサイト翻訳で多言語サイトを作成する際は、注意すべきポイントがいくつかあります。 どのような点に注意すべきか具体的な点を挙げながら解説します。

1. その国に合わせたSEO対策、Webデザイン

まずは、その国に合わせたSEO対策をすることが重要です。

国や地域によって、検索の仕方が異なる場合があります。その国にあわせたタイトル付けや記事作成を実施してSEO対策をすることが重要です。例えば中国の百度(Baidu)では単語ではなく文章で検索をすることも少なくありません。

検索エンジンのアルゴリズムについても理解を深めるべきでしょう。 検索エンジンの種類によって、上位表示される仕組みにも違いがあります。対象とする国で人気の検索エンジンに合った対策を実施するようにしましょう。

Webサイトのデザインは日本のデザインのままでは外国人にとって魅力的でない場合も少なくありません。対象国の趣向にあったデザインに整えることもポイントのひとつと言えるでしょう。

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2. 言語切り替えのリンクは目立つように

多言語サイトに対応している場合、ユーザーが認識しやすい場所にリンクを設置することが大事です。ユーザーごとに使用言語が異なる場合があるため、基本的にはリダイレクト設定は行わず、ヘッダーなどの目につきやすい場所にリンクを設置することをオススメします。

3. 言語ごとに独自のURLをつける

海外の検索エンジンにサイトを認識してもらうためには、言語ごとに独自のURLを設定し、多言語サイトを作成するといいでしょう。たとえば、言語ごとにURLを分けるパターンは以下の3つです。

  • 国ごとにドメインを分ける(honichi.kr)
  • サブドメインを国ごとに作成する(kr.honichi.com)
  • サブディレクトリを国ごとに作成する(honichi.com/en)

多言語サイトを作成する際、ドメインを分ける場合は成果がみえやすい反面、作成までの工数がかかります。

一方で、サブディレクトリで作成する場合、SEO対策や工数という面で費用を抑えることができます。コスト重視か成果重視かで選択肢は異なりますが、将来的に多言語サイトで積極的にSEO対策したい場合、ドメインを分ける方が良いでしょう。 

4. ページに複数言語を表示しない

多言語サイトを作成するさい、気をつけるべきポイントは、同じページに複数の言語を表示することは避けることです

Googleの場合、そのページにどの言語が使われているか判断しています。言語が統一されていないことはWebサイトの評価に影響し、検索結果での順位が低くなることがあります。複数言語が一つのページに存在するWebサイトはSEO的にはNGといえます。

多言語サイトを作る際は、複数言語が同じページに表示しないように注意しましょう。

5. サーバーの設定の確認

多言語サイトを作成するさい、注意すべき点はサーバーの設定の確認です。基本的に日本のサーバーで問題ありませんが、サーバー会社によっては海外からのアクセスを制限している場合もあります。そのため、公開する前に海外からアクセスできる状態かを確認することが大事です。

近年、レンタルサーバーなどの普及によって利用者も多いですが、レンタルサーバーを使ってサイトを作る場合は、特に注意が必要です。このように注意すべきポイントが多く、多言語サイトのサービスを提供している業者を利用することで、自社負担を軽減させることも方法のひとつです。

Webサイトの翻訳には「適切な方法」がある

Webサイトの翻訳の際は『Googleウェブサイト翻訳ツール』を利用すれば、気軽に多言語対応ができます。ただし、翻訳の精度には有料のもののようなクオリティは期待できない面もあるでしょう。

SEO対策やドメイン設定、サーバーの確認など、対象国に沿った設定をすることで、ブランディングや集客効果も向上します。Webサイトの多言語化は自分で「適切な方法」を理解したり、専門のサービスをうまく利用したりすると良いでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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