福島県のインバウンド事例や対策の代表格として、栃木県・茨城県と連携し「ダイヤモンドルート・ジャパン」設立や新しい観光事業「ホープツーリズム」の誕生が挙げられます。
近隣の県と協力し、デジタルマーケティングを活用する、震災から復興へ向かう姿を魅力的な観光コンテンツに変えるなど独自の対策を行っています。
この記事では、福島県のインバウンド事例や対策と、福島県のインバウンド事情について解説します。
関連記事
秋田犬ツーリズムの取り組み
観光業界が今「イスラム圏」に注目すべき理由とは?
福島県のインバウンド対策「ダイヤモンドルート・ジャパン」設立
福島県は栃木県・茨城県と連携しダイヤモンドルート・ジャパンを設立しました。
ダイヤモンドルート・ジャパンは、人気観光地「日光」を擁する栃木県、「ひたち海浜公園」がある茨城県が3県一丸となり、東京に一極集中している訪日外国人観光客を誘致するために行われたプロモーションです。
Diamond Route Japan(ダイヤモンドルート)とは?美しい動画が世界で話題に
Diamond Route(ダイヤモンドルート)とは、東京から福島、茨城、栃木の3県へと向かう観光ルートのことです。この観光ルートのPR方法としてDiamond Route Japan(ダイヤモンドルートジャパン)という動画シリーズがあります。このPR動画は、外国人スタッフによって撮影されており、世界から見た日本の魅力が詰まった動画として、世界中から注目を集めています。この記事では、インバウンド誘致の参考になるDiamond Route Japanについてご紹介します。インバウンド対策にお...
ターゲットを絞り込みより効果的な施策を打ち出す
福島県では震災後、災害被害だけでなく風評被害にも悩まされました。
インターネットで「FUKUSHIMA」を検索すると「震災」「(セシウム濃度等)誇大数値情報」などネガティブな情報が多く、インバウンド誘致のためにはこれらの誤ったイメージを覆す必要がありました。
そこで福島県観光交流課は、インバウンド対策のためにGoogle やマーケティングのアドバイザーと連携し、様々な施策を打ち出しました。
アドバイザーからの助言により、まずは風評被害の影響が比較的少ないと思われる東南アジア、オセアニアを中心とした国をターゲットとして絞り込みました。
福島県がターゲットとしたのが、訪日外国人観光客が増加傾向にあった台湾とタイ、チャーター便が飛び始めていたベトナムとスキー客が見込めるオーストラリアの4か国です。
ターゲットとなる国々を明確化したことにより、各国の嗜好に合わせたプロモーションを実施することができました。
外国人目線を意識した質の高いプロモーション
福島県におけるデジタルマーケティングのポイントは、外国人目線を意識したプロモーションにあります。
ターゲット国の嗜好をリサーチした上でプロモーションに取り組むことはもちろん、ニーズをおさえた質の高いコンテンツの配信に注力しています。
具体的には「ヒストリー」、「アウトドア」、「ヘルス」、「ネイチャー」の4つをメインテーマとして、それぞれのテーマに特化したコンテンツを配信しています。
4テーマについてのコンテンツは、外国人目線で作成された動画をメインとしており、ダイヤモンドルートに属する栃木県の「あしかがフラワーパーク」、茨城県の「ひたち海浜公園」、「3県の祭り」などの映像を取り入れてプロモーションに役立てています。
SAMURAI spirits
「ヒストリーとサムライ」についての動画コンテンツが特に視聴回数を伸ばしていることに注目した福島県では、2018年度から「サムライ・スピリット・ツーリズム」事業をスタートさせました。
弓道体験、剣術体験、サムライの精神についての理解など、より本格的なサムライ要素を取り入れたツアーを実施することで訪日外国人客の取り込みを目指しています。
サムライ・スピリット・ツーリズムは、近年のコト消費に対するインバウンド需要増加に伴い、人気を博しています。
また、Facebookでサムライについての情報を発信する”Path of the Samurai”においても、福島県が主導する本格的なサムライ・スピリット体験は紹介されており、今後はさらに人気を呼ぶと予想されています。
外国人があこがれる忍者の世界で食事「NINJA AKASAKA」今話題のエンターテイメントレストラン
NINJA AKASAKA(ニンジャ アカサカ)は、忍者の世界をコンセプトにしたエンターテインメントレストランです。外国人に大人気の忍者の世界観を体験できる店舗として、ハリウッドスターなどの有名人も数多く訪れる大人気店です。ここでは、NINJA AKASAKAなど、訪日外国人に人気のあるエンターテイメント性に富んだ店舗を紹介します。目次訪日外国人は日本文化が好き訪日外国人の来日理由の一つ日本文化への関心忍者は日本を代表する文化忍者の認知度と人気外国人が忍者を好きな理由訪日外国人に人気のNI...
新しい観光事業「ホープツーリズム」の誕生
世界的に見ても東日本大震災で起こったような甚大な被害を受けた例はなく、福島県では被災後の復興へと進む姿をツーリズムに活かす施策を行いました。
以下では、福島県の地域観光を促進する福島県観光物産交流会、ホープツーリズムの概要、県レベルでの取り組みについて解説します。
この続きから読める内容
- ホープツーリズムとは
- 福島県観光物産交流会の主な活動内容
- 福島県としての取り組み
- 福島県のインバウンド事情
- 観光需要
訪日ラボ無料会員
登録すると…
50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題
400時間以上の
セミナー動画が
見放題
200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題
\無料・1分で登録完了/
今すぐ会員登録する









