日本の有名人も続々と登録したことで、Weiboは日本でも知名度が上がってきています。
アカウントには複数の種類があり、企業や個人で公式アカンウトを持つこともできます。中国人客の集客など中国人向けのPRにWeiboの活用は必須といえます。実際に開設を検討している方も多いのではないでしょうか。
Weiboの利用には年会費がかかるのか、そのほかの費用はいくらかかるのか、この記事ではアカウント取得にかかる費用や特徴、アカウントの種類、申請方法などについて解説します。
関連記事
Weiboの人気日本人アカウント
Weibo日本人ランキング2019
ZOZO前澤氏がWeiboで発信する理由
Weiboにキムタク登場、2日で36万フォロー
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
そもそもWeiboとは?
中国では、政府によってインターネット上の言語を厳しく取り締まる、巨大検閲システムが構築されています。SNSについても利用が規制されており、FacebookやInstagramなど広く世界で利用されているサービスも利用できません。
Weiboとは、このような規制の厳しい状況の下、中国国内独自で発展してきたSNSで、今では中国最大のSNSへ成長しています。
中国最大のSNS
Weiboは、全世界に7億人のユーザーを抱えるソーシャルメディアで、アジア諸国や欧米の他多くの国で利用されています。140文字の文字数制限の中で発信できるなど、基本的な仕様はTwitterとよく似ており、アカウント取得に年会費は必要ありません。
情報発信のほかに、多くの中国人は情報収集のツールとしても活用しており、口コミなどを参考にし、購買行動に繋がってます。そのため越境ECやインバウンド対策の一環として日本企業からも注目を集めています。
【中国版Twitter】Weibo(微博/ウェイボー)最新情報まとめ!SNSとしてのWeChatとの最大の違いはコンテンツのリーチの大きさ、
こんにちは、クロスシー編集部です。めまぐるしくかわる中国のSNS、アプリ事情、情報のキャッチアップには一苦労のインバウンド担当者も多いのでは。そんな中、何年も前から中国版Twitterとしてその名を知らしめているWeibo(微博/ウェイボー)についてはご存じの方も多いでしょう。本編ではSNS大国の中国において長年その地位を保持し続けるWeiboについて、そのユーザーが支持する理由とユーザー属性の最新情報をご紹介します。参考:新浪微博のデータセンターによる最新のユーザーデータ「2017微博用...
Weiboでできること
中国では、商品を購入する際や観光の際など、日常的にSNSから情報を得たり口コミを参考に行動することが一般的とされています。
Weibo上では日々膨大な情報が投稿されており、中国人ユーザーはある種情報検索ツールとしても活用しています。その中で話題の情報を分析し、トレンドにあったPRをすることで越境ECサイトへの流入やインバウンド対策などが図れます。
また、消費者はいま何を求めているのか、中国人消費者をリサーチすることもできます。大きな拡散力を持っているツールであるため、Weiboを活用したマーケティングは高い効果を期待できます。
Weibo(ウェイボー)とは?中国SNSの機能・活用術・事例
中国版Twitterとも言われるWeibo(微博:ウェイボー)は、 7億人以上のユーザーを抱える中国の巨大SNSサービスです。 中国ではFacebookなど外国発のSNSは規制を受ける一方で、WeChatなど独自のSNSが発達しています。そのため、中国の独自のSNSを活用することは、インバウンドマーケティングの第一歩として非常に重要です。 この記事では、Weiboの基本機能やインバウンドへの活用法、Weiboを活用した集客事例についてご紹介します。 関連記事有名人が次々と中国SNSに...
Weiboを利用したPRの特徴
Weiboの主なユーザーは大卒高所得者および17歳~33歳の消費意欲の高い層がメインです。
Weiboを利用したPRの特徴の一つがフォロワーターゲティングで、特定の人に向けて広告配信が可能です。そのほかにもユーザーの年齢、性別でターゲティングするデモグラフィックターゲティングや、地域ごとに絞る地域ターゲティングがあります。また、特定のキーワードをつぶやいている人に向けたキーワードターゲティングもあり、これらの方法でユーザーを絞って効果的にPRができます。
加えてWeiboは「口コミ拡散型」のソーシャルメディアであるため、情報拡散力が大きいのも特徴です。法人や認証アカウント向けの分析機能も充実しているので、活用することでより効果的なPRが可能になります。
Weiboのアカウントの種類
Weiboのアカウントの種類には、誰でも簡単に作成できる一般アカウントとWeibo側に承認された公式アカウントが存在します。
Weiboを利用してどのようなプロモーションがしたいのかによりアカウントを選べます。
それぞれのアカウント申請方法や、機能などを紹介します。
1. 一般アカウント
一般アカウントでは、140文字以内でのテキスト投稿や、画像、動画投稿などが可能で、ユーザー同士での投稿やシェアなど、一般的なSNS機能を楽しめます。
気軽に開設できる反面、広告運用など利用できる機能は大幅に制限されています。
公式アカウトではないため他のユーザーからの信頼度は高くありません。
無料会員と有料会員があり、無料会員の場合アカウント名を年に一回までしか変更できません。
有料会員向けにはフォロワーやアカウントの管理など、さまざまな機能があります。
2. 個人認証アカウント
有名人や著名人が取得可能な個人公式アカウントです。取得することにより、Weiboのアカウント名の横に「V」マークが表示されます。
申し込んで承認されるためには、所属証明や名刺、在職証明などいくつかの書類を提出する必要があります。また、実際に運用して行く際は、獲得フォロワー数、フォロー数、投稿数など最低基準を設けられています。
こちらは、一般アカウントと異なりPRや情報拡散のためのさまざまな施策を講じることができます。Weibo Japanなどの企業を通して行い、申請費用は不要となっています。
木村拓哉がWeiboを更新する理由/ジャニーズタレントの進出に中国市場も好反応
今やSNSは生活の一部になり、幅広い世代、企業が利用しています。中国でも同じく、SNSは年代や性別を問わず、日々さまざまな目的で閲覧、更新されています。日本では人気のSNSとしてTwitter、Facebook、instagramなどがあげられますが、中国で人気を博しているSNSの1つが、Weibo(ウェイボー)です。2020年の1~3月のデータによれば、Weiboの月間アクティブユーザーは5.5億、デイリーアクティブユーザーは2.41億、一日の投稿件数は1億を越えています。Weiboには...
3. 企業公式アカウント
最後に企業公式アカウントの紹介です。
Weibo公式サイトから申し込める企業専用公式アカウントで、自治体やその他法人でも開設可能です。
こちらも、個人認証アカウント同様に、アカウント名の横に青色の「V」マークが表示されます。
この「V」マークの付いた企業公式アカウントから発信される情報は、ユーザーにとって信頼と安心のマークといえます。
申請をする際にFind-Japanなどの代行業者に依頼した場合、業者によっても異なりますが、約USD1,080(約117,000円)に加えて事務手数料などの費用が発生します。
【中国版Twitter】Weibo(微博/ウェイボー)活用のための基礎知識 ~利用シーンと公式アカウントの分類、広告のタイプをおさえる~
こんにちは、クロスシー編集部です。前回は現在7億ユーザーを有するWeiboについて、基本構造・SNSとしてのWeChatとの違い・2017年のユーザー構成の変化を紹介しました。WeChatと異なりリーチが広いことや、ユーザー構成においては性別・年齢・地域ともに偏りのない状態を実現しつつあり、引き続きインバウンド需要取り込みにおいて重要な地位を占めるSNSとなることが確認できました。続く本編では、ユーザーがWeiboを利用する目的と、Weibo上で可能な具体的な露出の施策をご紹介します。関連...
企業公式アカウントの申請方法
Weiboで企業アカウントを持つことは様々なメリットがありますが、実際に企業公式アカウントの取得する場合、その方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。
Weiboを活用して今後中国市場へPRをするために、ここでは企業公式アカウントの申請方法と費用などについて解説します。
代行業者に依頼が一般的
公式アカウントの申請は個人で行うこともできますが、申請に必要な費用を中国元で直接中国へ送金が必要であったり、広告文を中国語へ翻訳したりと、現在だと一手間かかります。
特に日中間の送金は非常に煩雑であるため、多少コストがかかるとしても代行業者に依頼する方法が無難といえるでしょう。
申請の流れは?
代行業者経由で実際に企業公式アカウントを申請するまでの流れの一例を紹介します。
まず、WEBサイトより申込み手順を確認し、Weibo事務局へ提出が必要な申込書や証明書などの書類のダウンロードします。ダウンロードした書類に加えて、名刺や印鑑証明書、パスポートなどの必要書類と一緒に代行業者へ送付します。
その後、代理店による書類審査を行い、不備がなければ2~3営業日ほどで代理店から請求書が届きます。代理店側が入金確認が取れ次第、Weibo事務局へ認証の手続きをし、認証完了後に代理店からメールが届きます。通常であれば入金確認から5営業日前後で公式アカウントの開設が完了します。
Weiboアカウント申請や運用の費用
代行業者へ依頼した場合の認証申請に必要な費用の一例を紹介します。
企業の公式アカウント申請代行にかかる費用は約110,000円発生します。その際、新規でWeiboアカウントを開設する場合は別途約3万6,000円かかります。
そのほか、Weiboのプロモーションの中心とも言える広告配信サービス「Weibo Feed広告」の発行費用には約1万円が発生します。
また、オプションとして、公式アカウントのインサイトデータを細かく分析できる管理画面機能の費用は、概ね15万円〜です。
ダイレクトメッセージの一斉配信や定時配信ができる機能設定などの費用は約11万4,000円です。上記の費用に加えて事務手数料が別途発生することも認識しておくべきでしょう。
Weiboを中国向けマーケティングに活用するには費用が発生する
中国の膨大なユーザーに対して情報発信できるWeiboで企業公式アカウントを持つことは、中国市場へのマーケティングを行う上で非常に重要な手段の一つです。
Weiboではターゲティングの細かい設定やアクセス分析なども可能で、ターゲットに届く効果的な広告を配信することが可能です。
そして、企業公式アカウントの認証には中国への送金が必要となるため、煩雑な作業を考慮すると多少料金がかかっても代行業者へ依頼することがおすすめといえます。
また、事前に一般アカウントを取得しておけば代行業者へ支払う新規アカウント開設費用を削減できるため、まずは一般アカウントで使い方のコツや仕組みなどを確認しておくこともよいでしょう。
Weiboの特徴やメリット、そして運用にかかるコストを正しく理解し、効果的なプロモーションに活かしましょう。
2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】
2024年も残りわずかとなりました。来年2025年は大阪・関西万博が開催されるほか、中国市場の回復などもあり、今年以上の盛り上がりが予想されています。2025年に向けて、訪日旅行者へ向けたマーケティング戦略を強化していきたいと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、株式会社movが毎月開催している「訪日ラボトレンドLIVE」をスペシャルver.としてお届け。今こそ知っておきたい「インバウンド×デジタルマーケティング戦略」を徹底解説します!
<本セミナーのポイント>
- 観光・インバウンドに詳しい専門家3名が登壇!
- 2025年に向けた「インバウンド×デジタルマーケティング」の戦略や施策について、「深掘り」した情報を「いち早く」「無料で」学べる!
-
質疑応答の時間もご用意。インバウンドに関する疑問・お悩みについて、専門家から直接「ヒント」を得られる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年最新版!インバウンド×デジタルマーケティング戦略【訪日ラボトレンドLIVE スペシャルver.】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月後編】中国、タイの2025年祝日発表 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国、タイの2025年祝日発表 ほか:インバウンド情報まとめ【2024年11月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!