「Weibo」日本の著名人ランキング2019を紹介!事例で分かる活用方法のヒント

公開日:2020年06月12日

微博(以下、Weibo)は中国の新浪公司が運営するSNSサービスで、世界に8億人もの利用者を抱えています。その規模の大きさから、今や日本企業のビジネスにも利用されるようになりました。

また、インバウンド需要の取り込みを図ってアカウントを作成する自治体も続々と現れています。また、Weiboの利用を基盤としてフォロワーとの交流や中国語での投稿を積極的に行うタレントも増えてきています。


プロモーションに絶大な影響力を持つSNS

膨大な数の利用者を抱えるその特徴から、Weiboは今、訪日インバウンド推進や東京オリンピックのPRにも大きく活用されています。

また、日本で活躍する芸能人が中国を始めとしたアジアでの活動基盤を構築するためのツールとしても、大いに注目を集めています。

ユーザーは8億人以上

「中国版Twitter」として日本でも知られるようになったWeiboは、中国圏最大のソーシャルメディアと言われ、世界に8億人もの利用者を抱えています。2009年のサービス開始以来成長を続けており、中国本土に限らず、香港や台湾を始め、アジアや欧米などでも幅広く利用されています。

個人のみならず企業もアカウント作成が可能で、実際、公式アカウントは現在140万もの登録があります。

国際的に多くの利用者を抱えているWeiboの特徴を活用し、越境ECの拡大やインバウンドの推進に役立てようとする日本企業も増加しています。また、日本の地方自治体もWeiboの活用に積極的であり、東京をはじめ、北海道から沖縄まで全国各地のアカウントが開設され、中国人旅行者へ向けた発信を行っています。

中国SNS「Weibo」日本の自治体フォロワーランキング、青森がダントツ1位のワケ

中国から日本を訪れる観光客の数は、訪日外国人観光客全体の4分の1を占めています。インバウンド集客を伸ばすためには、中国人観光客を取り込むための対策が必要不可欠であると言えます。中国では、旅行前の情報収集手段として中国独自のオンラインサービスを利用する傾向が高く、検索エンジンの百度(バイドゥ)、メッセンジャーアプリの微信(WeChat)、中国版Twitterとも言える微博(Weibo)などがメジャーです。このようなサービスをうまく活用して中国人に向けたプロモーションを行うことは、インバウンド...

 

日本人タレントが近年続々とアカウント開設

中国をはじめとした日本国外での活動に力を入れるタレントによる、Weiboへの登録が相次いでいます。山下智久や木村拓哉など、SNSを積極的には利用してこなかったジャニーズ事務所の所属タレントがアカウントを開設したことで、日本国内でも注目を集めました。

日本のドラマが中国などのアジアを中心に放映される機会が増えたことで、菅田将暉や竹内涼真など若手俳優による登録も増加傾向にあります。中国のファンに向けて直接的に情報を発信できるツールとして、Weiboはタレントの間でも重宝されつつあります。

Weiboが日本人を表彰

日本におけるWeiboの注目度向上を目的として、Weiboは日本人タレントを表彰するイベントWEIBO Account Festival in Japan」を開催しています。

本イベントでは日本と中国の架け橋となる活躍をしていたり、中国で積極的に活動を行っていたりする日本タレントが表彰されています。

WEIBO Account Festival in Japan 2019

昨年11月28日東京都八芳園にて、外務省と観光庁の後援を受けて、WEIBO Account Festival in Japan 2019」が開催されました。2回目の開催となった同イベントは、Weiboが中国で毎年開催する「Weibo Night」の海外版として、中国国外では日本でのみ開催されています。

同イベントでは、Weiboのフォロワー数やWeibo上でのフォロワーとの交流、投稿の内容など、独自の基準で日本人タレントが評価されます。タレントだけでなく、中国で大きな影響力をもつアーティストや企業のアカウントなども表彰され、式内ではアーティストによるライブや、豪華キャストが登場するレッドカーペットなどが行われます。他にも昨年のイベントでは、会場内に設けられた出展ブースでライブコマースが実施されました。

このように、企業や地方自治体によるWeiboの利用も非常に活発化しており、インバウンド推進に繋がる基盤としてその効果が大いに期待されています。

主な受賞者

WEIBO Account Festival in Japan 2019」の主な受賞者は以下の通りです。
【新人アーティスト賞】Snow Man
【人気アイドルグループ賞】乃木坂46
【人気俳優賞】竹内涼真
【注目俳優賞】千葉雄大
【マルチアーティスト賞】斎藤工
【躍進俳優賞】志尊淳
【話題女優賞】西野七瀬
【ブログ新人賞】高橋愛
【日中文化交流アンバサダー賞】ディーン・フジオカ
【ファッションタレント賞】小嶋陽菜
【グッドシンガー賞】板野友美
【アニソンロックシンガー賞】LiSA
【ベストライブパフォーマンス賞】May'n
【日中文化交流賞】吉田美佳子
【人気実力女優賞】カーメイン・シェー
【実力シンガー賞】ケンジ・ウー

ランキングと事例から見る人気が出るポイント

Weiboで中国人ファンとの交流を図るには、たとえ拙くても中国語での投稿をすることが大切だといえます。実際に多くのフォロワーを抱える日本人タレントの傾向として、積極的に中国語で発信していこうとする意欲が見られます。その一方で、日常を感じられない形式的な投稿や宣伝的な内容だけに終始してしまうと、批判の声を受けてしまうこともあるようです。 

フォロワー数ランキングTOP3

以下、2019年度Weiboフォロワー数最多の日本人3名です。フォロワー数は2020年5月25日現在の数字を記載しています(千人以下は切り捨て)。

【蒼井そら】1,849万フォロワー
アカウント開設当時、覚えたての中国語で積極的にファンと交流する姿勢が中国の利用者から大いに好感を得ました。Weiboの急成長に伴って、今も圧倒的な人気を集めています。

【福山雅治】545万フォロワー
日本でも大人気のマルチタレントですが、中国作品への主演経験もあることから中国での知名度も高いようです。一方で、投稿の内容が映画やライブの告知中心であることから、中国人利用者の中には批判的な意見を上げる人も見られます。実際、主演した中国映画「マンハント」の告知をした投稿に対する「いいね」の数は、2,000弱に留まっています。

【福原愛】451万フォロワー
堪能な中国語を駆使して日常生活の一部を公開する投稿内容が人気です。

中国で活躍し、「日本」を発信する日本人

【矢野浩二】496万フォロワー
中国での人気上昇を機に、「逆輸入俳優」として日本でもその名が知られるようになりました。ドラマの悪役ぶり、それとは対照的なバラエティー番組での親しみやすいキャラクターなどが人気を集めています。日常生活を写した動画や写真を交えた投稿内容も魅力的で、その頻度が2日に1回程と頻繁なこともフォロワーからの好感度を高めています。

【古川雄輝】442万フォロワー
2013年、主演ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』が中国で放送されました。自身で撮影した日常の写真を頻繁に投稿しており、中国人女性から絶大な人気を集めています。

人気となる投稿とは

日本人のタレントや俳優のWeiboに投稿する内容や、Weiboの活用の仕方について、一部の中国の利用者からは否定的な意見も上がっています。

たとえば投稿内容が告知や宣伝のみに終始してしまっていると、中国人の利用者にとっては「ビジネス目的」が強く感じられてしまい、ネガティブな印象を与えかねません。

一方で、たとえ拙い中国語であっても自分の言葉で気持ちを伝えようとしている投稿や、何気ない私生活が感じられるような内容は好感度アップに役立っているようです。

例えば、ジャニーズのアイドルである山下智久が中国語で旧正月の新年の挨拶を行う動画をアップした際には、中国語の練習を頑張っている本人の様子や、少し中国語を間違って発音している様子がフォロワーから「かわいい」と評判になり、多くの好意的なコメントが寄せられました。

他にも、木村拓哉が中国語で投稿する度に、常に平均して10,000前後の「いいね」と1,000件前後のコメントが寄せられています。

中国語で投稿することが中国の文化に自分から歩み寄ろうとしている姿勢や、片言の中国でファンにメッセージを伝えようとしている姿が新鮮に映り、人気や好感度をあげる要因となるようです。

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中国語を話し、現地ファンに寄り添うことが人気の秘訣

「中国版Twitter」として日本でも広く知られるようになったWeiboは今、アジアでの活躍の基盤を構築するための手段として、芸能人からも大きな注目を集めるようになりました。

Weiboで多くのフォロワーを抱える日本人タレントも少なくないことから、活用の仕方によっては、日本国外の新たなファン獲得に成功する可能性も大いにあるといえます。

しかし、投稿の内容やその頻度によっては、利用者にネガティブな印象を与えてしまうこともあります。Weiboはプロモーションに絶大な影響力を持つSNSとして今後も成長が見込まれ、幅広い業種でその活用の方法に注目が集まっています。


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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