Weibo(微博・ウェイボー)に登録するには?PCとスマホそれぞれの方法・企業公式アカウント・そのメリットを解説

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訪日外国人客数は年々増加傾向にあります。その中でも最も大きな割合を占めているのが中国からの観光客です。インターネットが発達しあらゆる情報がネット上で入手可能になったことで、ネットにおける情報発信はプロモーションの重要な要素の一つとなりました。

スマホユーザーの多い中国では、隙間時間やプライベートの時間にスマホを使って動画を楽しんだり情報収集する姿もよく見られます。その中でもSNSは、ユーザーが主体的にアカウントとつながるため、その発信を信頼する傾向にあります。こうしたSNSの特性を活かし、プロモーションに活用されています。

中国最大のSNSであるWeiboでも、日々様々な情報が発信され、拡散されています。こうしたユーザーの心理を理解し活用すれば、訪日中国人誘致にも大きな効果が期待できるでしょう。

本記事では中国TwitterともいわれているWeiboサービスについて、企業公式アカウントとして登録する方法やメリットを紹介します。

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Weibo(微博・ウェイボー)はどのようなサービス?

中国で広く使われているWeiboは、なじみがない日本人も少なくありません。高い訴求効果を目指すためには、導入するにあたってサービスの概要やメリットを理解する必要があります。

中国最大のSNS

Weibo微博・ウェイボー)は中国最大のソーシャルメディアです。全世界で7億人以上が利用しており、その利用者は中国語圏を中心に香港台湾アジア諸国、欧米など幅広い国にわたります。

デイリーアクティブユーザー数は2.03億人にのぼり、1日に1.3億件もの投稿がされています。日本でもWeiboを利用している人や企業が増えており、越境ECインバウンドにおけるプロモーションの一環として利用されています。

Weiboの人気日本人アカウントは?2018年に山下智久や木村拓哉も開始

日本で多くの人が利用しているTwitterやLINEといったSNSやツールは、中国では利用できません。 中国政府は社会の安定を名目に、特定の情報に対して国民がアクセスできないよう制限をしたり、個人情報の監視をしたりしています。こうしたインターネット通信に対する規制を可能にするシステムはグレートファイヤーウォール(金盾)と呼ばれています。 その代わりに中国では独自ソーシャルメディアが発展しており、その代表的な存在がWeibo(微博/ウェイボー)です。 今回はWeiboで人気の日本人アカ...

インバウンド対策にWeiboを利用するメリット

Weiboインバウンドプロモーションとして利用するにあたって最大のメリットは、プロモーションを実施するターゲットを絞れることが挙げられます。

Weiboでは地域、年齢、性別、趣味のような属性でターゲットを絞り込め、届けたい層へ的確に情報を届けられます。また、大卒高所得者や17歳~33歳の消費意欲が高い層がメインユーザーなので、広告に対して高い購買率が期待できます。

さらに、中国の経済発展エリアにおけるアクティブユーザーが多いことで、高所得ユーザーの割合が高いことも高い購買率につながっています。Weiboがクチコミ拡散型ソーシャルメディアであるという特性を活かした高い拡散力も魅力の一つです。

中国版TwitterとFacebook

中国では政府が実施するネット規制によってTwitterFacebookといった米国サービスが利用できず、その影響で広く利用されるようになったのがWeiboです。中国国内で広く利用されていることから、中国のトレンドを知るために非常に有用性の高いサービスと言えます。

Weiboはその機能やUIデザインから中国Twitterとも呼ばれていますが、載せられる情報量がTwitterよりも多いことがTwitterとの違いです。Weiboでは写真を9枚まで載せられ、2016年1月からは字数制限が2000字に拡大したことで、Twitterよりもより多くの情報を盛り込めるようになりました。

Weiboのアカウント登録方法

Weiboのアカウントには「一般アカウント」、「個人認証公式アカウント」、「企業公式アカウント」の3種類があり、アカウントはパソコンとスマホから登録できます。それぞれの登録方法について紹介します。

パソコンで登録する場合

パソコンで登録する場合は公式ページから登録します。公式ページにアクセスしたら、「注册」をクリックしてアカウント登録ページへ移動してください。

登録ページでは「个人注册(個人アカウント登録)」「官方注册(企業アカウント登録)」の2つのアカウントタイプから1つを選択して登録します。登録ページは英語中国語(簡体、香港台湾)の4言語に対応しています。

企業公式アカウントそれぞれ入力必須項目を入力し、登録後ログインしてアカウント名を設定すると登録完了です。

Weiboの登録方法(PC版)/退会方法はなし・携帯番号の入力に注意

日本製品は中国でも人気が高く、訪日した際や、越境ECで購入する姿がよく見られます。中国人は訪日した際に購入するものを、予めしっかりと調べる傾向にあります。その際、企業において有力な助っ人となるのはSNSです。最近、日本の有名人もアカウントを開設しているSNSの1つWeibo(ウェイボー)は、中国で圧倒的なユーザー数をほこります。中国人に向けて情報を発信したい企業は、今後Weiboの利用が業績に影響を及ぼすかもしれません。そこで、Weiboの概要とパソコンでアカウントを作成する方法とその注意...

スマホで登録する場合

スマートフォンから登録する場合はますWeiboアプリをダウンロードしてください。

アプリには中国版と国際版の2種類があります。国際版には翻訳機能がついているので中国語が堪能でない場合、国際版の利用がおすすめです。

中国SNSのWeiboのスタート画面
▲[Weiboアカウント登録のスタート画面] : 編集部キャプチャ

アプリを開いたら電話番号を入力しSMS認証へ進みます。電話番号の入力の際は国番号を日本の「0081」に選択し直すことを忘れないように注意が必要です。

SNSアカウントを作るために、スマートフォンで電話番号を入力する画面
▲[Weiboのアカウント登録で、電話番号を入力する画面] : 編集部キャプチャ

次に、登録した電話番号に届いたコードを入力しSMS認証を完了します。

Weiboのアカウント登録の過程で、認証コードを入力するスマートフォンの画面
▲[Weiboのアカウント登録で、認証コードを入力する画面] : 編集部キャプチャ

最後に、ユーザー情報としてプロフィールのニックネームを入力して、登録が完了します。

Weiboのアカウント登録の過程で、氏名を入力するスマートフォンの画面
▲[Weiboのアカウント登録で、氏名を入力する画面] : 編集部キャプチャ

スマホからの登録後は、パソコンの公式サイトからWeiboにログインすることも可能です。

Weiboの公式アカウントの取得

Weiboでは企業や組織の公式アカウントを取得することができます。

条件を満たすユーザーにより、申請が完了すると、アカウント名の横に黄色や青の「V」マークが入り、ユーザーからも公式アカウントだとわかるようになります。

公式アカウントとは:個人と企業

公式アカウントとは、Weiboの審査を通過し認証されたアカウントを指します。

Weiboの公式アカウントには黄色い「V」マークの個人認証公式アカウントと、青い「V」マークの企業公式アカウントがあります。

個人認証公式アカウントは特定分野の有名人や個人のメディア配信が該当し、企業公式アカウントには企業や団体、政府、メディア、学校が該当します。

本記事では主に企業公式アカウントについて機能や取得方法について解説します。

公式アカウントでできること

企業公式アカウントに登録すると一般アカウントに比べ幅広い機能が利用できるようになります。

企業が広告活動をするにあたって有用性が高いのが広告配信サービスです。ワード検索した際に検索結果の上位に表示されるリスティング広告など、広告形態は数種類用意されており目的に応じた選択ができます。

物販をしている企業であれば、Weibo決済機能を活用したECの展開も可能です。他のECサイトに遷移せずWeibo内で購入から決済まで完結できるためユーザーにとって利便性が高いサービスです。Weiboユーザーは購買意欲が高い傾向があるため、Weiboからの購入にも期待が持てます。

またWeibo上では、抽選キャンペーンやクーポンの発行ができます。条件付きのキャンペーンを簡単に設定できるだけでなく、募集に応じたユーザーの中から条件に合うユーザーを抽出、通知を出すこともできます。

公式アカウントであれば、アカウントページのカスタマイズも可能です。デザインの変更や、提供している商品やサービスにあった機能を搭載したページは、公式アカウントでなければ利用できません。これらはブランドイメージやサービスの認知向上にもつながるため、公式アカウントの申請はWeibo活用の際にはマストだといえるでしょう。

企業公式アカウントの取得方法

企業公式アカウントを取得するためには、Weiboが定めた審査事項に準じた必要書類の提出が必須です。

必要書類は6つあり、審査には1か月程度かかります。

提出が必要なものは「企業現在事項登記簿謄本のスキャンデータ」「企業公式アカウント申込書」「微博社区公約」「企業公式アカウント誓約書」「担当者名刺のスキャンデータ」「企業ロゴ」の6つです。

書類の中にはフォーマットやデータ様式が決まっているものがあるので注意が必要です。

審査の際にはアカウント名と企業名や商品、サービス名が一致していることや、プロフィール画像は企業や商品のロゴに限定されること等の決まりがあります。

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コロナ収束後に向けてPRを

年々増加傾向にあった訪日外国人観光客数ですが、新型コロナウイルスの影響を受け大幅に減少しています。しかしながら、中国ではコロナ収束後の日本への旅行意欲が高いというアンケート結果も発表されており、収束後に向けたプロモーションが必須です。

Weiboは利用者が多いだけでなく、購買意欲の高い層へ情報が届けられたり、企業公式アカウントを取得することで訴求力の高いユーザーへ情報を届けられたりと効果的なプロモーションが可能です。高い拡散力も魅力の一つで、より多くの人に情報を届けられます。

インバウンド対策においても、Weiboを利用することでインバウンドの最重要マーケットである中国への訴求効果が期待できます。


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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

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  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
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  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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