中国版エヴァンゲリオンがすごい:中国人「このまま実写版を」3DCGが最新作を控え盛り上がる

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6月27日に公開予定だった『新世紀エヴァンゲリオン』のシリーズ最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が、新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、公開を延期することが発表されました。

最新作にして新劇場版の最終章にあたる本作は、2019年7月に日本・中国フランス米国を結んだ大規模プロモーションも実施されるなど、世界中の注目を集めていた作品です。

5月末には中国で同作品とコラボしたスマホが販売されました。6月末には、その際に公開されたオリジナル3DCGの映像の全編が公開され、TwitterWeiboで話題となっています。

本記事では、海外での『エヴァ』人気について紹介します。

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中国スマホ「OPPO」発表会で公開された3DCGが話題に

中国でのエヴァ人気は、過去のフィギュア販売における転売目的の購入者の多さにもよく現れています。

中国を代表するスマホメーカーの一社である「OPPO」は2020年5月末、作品とコラボレーションした機種を発売し、ファンの間で話題となりましたが、その製品発表会で公開された3DCG映像の全編が公開され、世界中のファンの注目を集めています。

クリエイターのSOMEI 晟(孙世晟)らが制作したこの映像は全4分弱で、TwitterWeiboでも数万件を超える反応が確認できます。

Weiboにシェアされた3DCGの映像作品には、1300件のコメントがついている
▲[Weiboで公開された3DCG作品には1300件のコメントがついた]:編集部キャプチャ

  • これなら、夢に見た実写版のレベル
  • 綾波レイは誰が演じているの
  • このまま実写版を出してほしい
  • 完成版、最高
  • かっこよすぎる、神か…
  • (この映像を起用したスマホメーカーの)OPPOは、庵野監督と映画を作るべき
catsuka 投稿 Twitter
▲[Twitterでの映像のシェアには、東南アジアやヨーロッパ、ブラジルなど世界中からコメントが付けられている]:Twitterより 訪日ラボ編集部スクリーンショット

Twitter:Catsukaによる投稿

Twitterでの映像のシェアには、東南アジアやヨーロッパ、ブラジルなど世界中からコメントが付けられています。

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『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版最新作は公開を延期中

『新世紀エヴァンゲリオン』は、1995年のテレビアニメ放映開始から絶大な人気を誇る、日本のアニメ作品です。2007年からは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』として再始動し、アニメ映画『:序』『:破』『:Q』の3作が公開され、いずれも大ヒットを記録しています。そして、2020年6月27日にはシリーズ最新作にして完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が公開予定でした。

全世界から注目を集めていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』ですが、新型コロナウイルスの世界的な感染流行により、公開の延期が発表されました。正式な公開日はいまだ決定していないものの、近日公開するとしてファンからの期待を集めています。

新型コロナウイルス感染拡大による公開延期を受け、4月下旬より『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、:破、:Q』の再放送を、公式アプリ「EVA-EXTRA」と「カラー公式YouTube」にて無料で公開し、ファンは旧作を楽しみながら最新作の公開を待ち望んでいます。

海外の反応

『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版 海外の反応
▲[『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版 海外の反応]:Twitterより 訪日ラボ編集部スクリーンショット

Twitter:Goth+*ayanami*+による投稿

『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版 海外の反応
▲[『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版 海外の反応]:Twitterより 訪日ラボ編集部スクリーンショット

Twitter:B-Law, Tha B is For Bigalowによる投稿

多くのファンが公開を待ち望んでいたこともあり、公開延期を受けてSNS上では「非常に残念」「今日エヴァの最新作を観る予定だったけど、コロナのせいで観られなくなってしまった」などの反応が多く投稿され、上映が待ちきれないといったファンの声が多数確認できました。

観光立国日本を支えるサブカルチャーコンテンツ

映画の公開を1年後に控えていた2019年7月6日には、フランスのパリで開催された日本文化の博覧会「Japan Expo」にて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のプロモーションイベントが開催されました。

イベントでは最新作の冒頭の本編映像が公開されたほか、歌手・高橋洋子による「残酷な天使のテーゼ」など名曲を歌うステージパフォーマンスや、碇シンジ役の声優・緒方恵美をゲストに迎えたトークショーで大いに盛り上がりました。

イベントの様子は、札幌や東京・名古屋・大阪・博多の5都市6会場で同時生中継されたほか、LINE LIVEにおける配信映像は上海の特設会場でも同時上映されています。時差の関係で同時配信ではありませんでしたが、米国のロサンゼルスで開催された「Anime Expo」でも、同じく7月6日にイベントの映像が上映されました。

世界4か国を巻き込んだ大規模プロモーションイベントは、日本国内の日比谷1,300人、新宿850人の記録の他、フランスでは4,000人、中国では上海の1,000人を含む105万人がリアルタイムで視聴したといいます。全世界で約150万人が参加する結果となり、中国の市場の大きさを感じさせられます。

日本が誇るアニメ漫画などのポップカルチャーコンテンツは、今後も観光立国日本を支える大切な一要因です。映画やアニメといった作品自体の鑑賞だけでんかう、フィギュアなどのグッズやコラボレーションした店舗等の空間にも大きなチャンスがあると考えられ、今後の新たな取り組みが期待されます。


<参照>

EVA製作委員会:エヴァンゲリオン公式サイト

アニメ!アニメ!:「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」特報第2弾公開 “近日公開”にファン「20年間続いた伝説が終わるのか...」

シネマカフェ:『シン・エヴァンゲリオン』公開延期へ…庵野秀明から自筆コメントも

日経X TREND:『エヴァ』公開1年前に4カ国結ぶ大イベント アプリ活用がキモ

IGN:海外のアニメファンはNetflix配信の『新世紀エヴァンゲリオン』になぜ怒っているのか?

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

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  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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