10月1日、JR東日本は「在日外国人」向けの鉄道パスを期間限定で販売を開始することを発表しました。
インバウンド回帰への布石ともみられるこの鉄道パスに対する在日外国人の反応は早く、すでにWeibo上では日本の観光スポットを解説する人も現れています。
鉄道パスの詳細を紹介するともに、なぜこのタイミングでの販売となったのか、その理由を考察します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)JR東日本、在日外国人向け「JR EAST Welcome Rail Pass 2020」開始
JR東日本が期間限定で設定する鉄道パス「JR EAST Welcome Rail Pass 2020」は、日本国発行以外のパスポートを持つ人を対象に、JR東⽇本管内の新幹線や特急などが、設定期間中の連続する3⽇間乗り放題になるというものです。
2020年10⽉16⽇から2021年2月28日まで利用でき、販売価格は12,000円(小人6,000円)となっています。
この価格帯は留学生にも手の届きやすい価格帯であり、広い世代にリーチできる商品といえます。この鉄道パスは、JR東⽇本の窓⼝(JR EAST Travel Service Center、びゅうプラザ等)で購⼊できるほか、専用のウェブサイトで購入することもできます。
なお、この専用のウェブサイトはWeChatミニプログラムからのアクセスに対応しており、日本に多く在住している在日中国人にとってのアクセシビリティにも配慮しています。
JR東日本は「JR EAST Welcome Rail Pass 2020」専⽤ウェブページを開設し、鉄道パスで訪れたい場所を提案するほか、SNSや人気メディアへの特集記事などを通じて、鉄道パスのプロモーションを実施していくとしています。
SNS上では大注目、「解説」する人まで
鉄道パスはSNS上で大きな注目を集めており、鉄道パスをいかに最大限有効活用できるか研究し、解説する人も現れています。
![▲[Weiboでは、鉄道パスの有効な使い方について解説するインフルエンサーも]:編集部一部キャプチャ ▲[Weibo画面]:編集部キャプチャ](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/7892/main_2020-10-09_10h06_45.png?auto=format)
こちらのユーザーは、東京から鉄道パスを使って行ける範囲の東北の観光地について具体的に考察をしています。
例えば鉄道パスを有効に活用できる行先として、青森市を挙げています。
(以下、訪日ラボ編集部翻訳)
東京・青森往復は普通は3万円くらいなので、このパスを使うとめっちゃお得!行かない理由はない。青森市には観光スポットが多くて、食べ物も美味しい。
旅程のモデルケースも提案しており、鉄道パスを利用した旅行について、日本人も顔負けの考察を投稿しています。
私なら、まず軽井沢でコテージに泊まって、2日間は、福島の会津若松でお酒を飲んで温泉に入るか、仙台で牛タンを食べて動物園で遊ぶかにする。そして福島の恋人をお土産として友達にあげる(笑)
鉄道パスの販売価格は、留学生や若者世代にも手の届く金額であり、留学生からも高い注目を集めています。
使えるお金に限りがある若者にとっては、日帰りで行けて、観光資源が豊富な場所に人気が集まりそうです。
なぜこのタイミングが最良なのか
JR東日本がこのタイミングでこの施策を実行したことは、アフターコロナのインバウンドプロモーションとしては、まさに最良のタイミングといえます。
なぜなら、訪日観光客の渡航が解禁されるタイミングから逆算した時、「旅マエ・プレ旅マエ」のプロモーション期間にしっかりと合致しているためです。順を追って説明します。
「旅マエ・プレ旅マエ」のプロモーション期間と合致する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年7月に延期された東京オリンピックは、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長が「新型コロナウイルスに関係なく」開催されるとの見解を示しています。
また、大会組織委員会会長の森喜朗氏も「中止はありえない。」と開催への強い意欲を崩しておらず、開催形式の簡素化などを含めながら開催の方向で検討を進めています。
そして東京オリンピックに先立ち、日本政府は2021年4月には訪日観光客の受け入れを再開する方向で受け入れ態勢の整備などの準備を進めています。このように、訪日観光客の受け入れに向けた準備は着実に進められており、それも来年の4月という、今から半年もないタイミングで観光客が戻ってくる可能性があります。
こうした期間を考えると、「旅マエ・プレ旅マエ」のプロモーションの期間は間も無く迫ってきているといえるでしょう。
2021年4月に訪日観光客が戻ってくると仮定した時、「旅マエ」(日本滞在中の予定を考える期間)のプロモーションのタイミングは2020年12月~2021年2月とすることができます。
この続きから読める内容
- 東京五輪は「コロナがあろうと開催する」再延期や中止の見方示さず IOCコーツ調整委員長
- 「口コミ」喚起も狙っている?
- JNTO、「在留外国人」向けSNS投稿促進キャンペーン開始:海外への情報拡散狙い
- インバウンド受け入れの「予行演習」としてのメリットも
- 在日外国人、日本人より「コロナ予防意識」高いと明らかに:2倍の宅配利用率 キャッシュレス決済も
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