国内のスキー・スノーボード人口は最盛期と比較すると大幅に減少しており、今後も少子化の影響などから、現状のままでは需要の拡大が厳しい状況にあります。
一方新型コロナウイルス感染拡大前までは、日本の上質な雪を求めて訪れるインバウンド需要は右肩上がりだったことから、今後のスノーリゾート地域の集客におけるインバウンド誘致対策の必要性が高まっています。
そこで本記事では、スノーリゾートへのインバウンド誘致の現状とこれからの課題、国内の成功事例について整理します。
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- インバウンド市場におけるスノーリゾートを取り巻く状況
- 海外からも注目される日本のスノーリーゾート:雪質にこだわる訪日外国人が注目
- インバウンド業界におけるスノーリゾートの現状:来場者数が右肩上がり、満足度は90%超
- コロナ後の市場拡大にも期待:2022年北京冬季五輪が契機となるか
- スノーリゾートをインバウンド誘致へ活かすには
- 国内スノーリゾートにおけるインバウンド対策事例
- 北海道ニセコ町:リゾート間の連携で誘致に成功「Niseko United」
- 新潟県妙高市:スキー場だけでなく温泉街も訪日外国人に人気
- 長野県白馬村:来場者の24%が外国人の「HAKUBA VALLEY」
- スノーリゾートへのインバウンド誘致が地域活性化のカギ
目次
インバウンド市場におけるスノーリゾートを取り巻く状況
国内のスキー・スノーボード人口が減少傾向にあるなか、インバウンド需要はスノーリゾート地域活性化における重要なカギとして注目されています。
そこでなぜ日本のスノーリゾートが海外から注目を集めているのかを含め、スノーリゾートにおけるインバウンド市場の現状や未来について解説します。
海外からも注目される日本のスノーリーゾート:雪質にこだわる訪日外国人が注目
観光庁が2020年に発表した「スノーリゾートの投資環境整備に関する検討会報告書」によると、日本のスキー・スノーボード人口はピークであった1998年の約1,800万人と比較すると、2016年には約580万人となり、約7割減少しています。
こうした状況で、スキー・スノーボード業界の活性化策として注目を集めるようになったのがインバウンド需要です。
国土交通省が発表した「スノーリゾートエリアにおけるインバウンド拡大に向けて」によると、海外のスキーヤーたちの注目を集める大きな要因となったのが日本の雪質で、日本とパウダースノーを合わせて「JAPOW(Japan Powder Snow)」いう造語が作られるほど、広く海外に浸透しています。
また前述した観光庁の「スノーリゾートの投資環境整備に関する検討会報告書」によれば、スキー・スノーボードを実施した訪日外国人の一人あたり消費額は22.5万円で、平均の15.3万円を上回っています。
そこで近年では政府もスノーリゾートに対するインバウンド需要に着目し、観光庁を中心にインバウンドを取り込んだ形でのスノーリゾートと地域の活性化推進に向けた取り組みが行われています。
インバウンド業界におけるスノーリゾートの現状:来場者数が右肩上がり、満足度は90%超
スノーリゾートへ足を運ぶ訪日外国人は年々増加しており、その満足度も高いものとなっています。
1998年長野オリンピックの会場にもなった長野県北部のスノーリゾート「HAKUBA VALLEY」では、2018年から2019年の訪日外国人来場者数が36万7,000人となり、同年の全来場者数約154万3,000人のうち約24%を訪日外国人が占める結果となっています。
同施設における訪日外国人来場者数は年々増加傾向にあり、2012年から2013年の外国人来場者数が96,000人であったことと比較すると、6年間で約3.8倍増加していることがわかります。
また、観光庁が2019年に発表した「訪日外国人の消費動向調査」 によると、日本を訪問してスキー・スノーボードを体験して満足したと回答した人の割合は92.5%と高く、再度訪日した際にスノーリゾートを訪れるリピーターの訪日外国人も少なくありません。
特に訪日オーストラリア人は、訪日1回目でのスキー・スノーボードの実施率が16.3%であるのに対し、訪日2回目以降での実施率は23.9%と高くなっています。
コロナ後の市場拡大にも期待:2022年北京冬季五輪が契機となるか
観光庁の「訪日外国人の消費動向調査」 によると、2019年に日本を訪問した外国人観光客の中でスキー・スノーボードを経験した人の割合は2.8%でした。
しかし「次回の来日時に機会があればやってみたい」と回答した人の数は18.0%であり、スノーリゾートにおけるインバウンド需要にはまだまだ成長の余地があることがうかがえます。
この続きから読める内容
- スノーリゾートをインバウンド誘致へ活かすには
- 受け入れ環境の整備で国際競争力の高いスノーリゾートを形成
- 和食や旅館などその他人気コンテンツとの組み合わせがポイントに
- グリーンシーズンの魅力を向上
- アドベンチャーツーリズム(AT)とは
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