中国動画配信大手、Bilibili(ビリビリ)の2021年第1四半期の総売上高が、前年同期比68%増の39億元(約660億円)に達しました。
また同社の財務報告書によると、同四半期の月間アクティブユーザー(MAU)は30%増の2億2,300万人、モバイル端末利用のMAUは33%増の2億900万人に達したと明らかにしました。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)Bilibili、堅調な伸びをみせる
Bilibiliは5月13日に2021年第1四半期の結果を公表しました。同社によると、同四半期の総売上高が前年同期比68%増だったほか、1カ月当たりの平均課金ユーザー数は2,050万人で、全体の9.2%に上ることが明らかになりました。
また今回発表した財務報告書の中で、同社は第2四半期の売上高は42億5,000万元(約720億円)から43億5,000万元(約740億円)の間になるとの見通しを示しています。
各事業部別の売上:広告事業は前年同期比243%増
ここから、Bilibiliの各事業部別の売上についてみていきます。
広告事業は8四半期連続で成長し、2021年第1四半期の売上高は前年同期比234%増の7億元(約120億円)となりました。同四半期の広告主を業種別に見ると、上位5位にはゲーム、デジタル家電、食品・飲料、EC、化粧品となりました。
ゲーム事業では第1四半期の売上高が前年同期比2%増の12億元(約200億円)となりました。4月末にリリースした独占代理権を保有する「Guardian Tales」の中国版「坎特伯雷公主与騎士喚醒冠軍之剣的奇幻冒険」は、リリース直後にiOS対応ゲームのダウンロードランキングとベストセラーランキングで10位以内に入りました。
付加価値サービス事業では、第1四半期の売上高が前年同期比89%増と大幅に伸び、15億元(約250億円)に達しています。
同社はライブ配信事業の中でも特にゲームやエンターテイメント関連のコンテンツを強化し続けており、人気ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends、英雄聯盟)」については世界大会決勝戦を除くシーズン中の公式大会の放映権を保有しています。
ECおよびその他の事業の収入も前年同期比230%増と大きく伸び、5億元(約85億円)に達しました。
このようにBilibiliではすべての事業で前年同期比よりも成長しており、今後の成長が期待されます。
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<参照>
Bilibili:Bilibili Inc. Announces First Quarter 2021 Financial Results
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