KLMオランダ航空、コロナ前とほぼ同水準の運航スケジュールを発表 アジアと中東合わせて24都市に就航

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KLMオランダ航空(以下:KLM)は、2021年の夏期運航スケジュールについて、2019年とほぼ同規模で運行することを発表しました。実際には、就航都市は2019年の26都市から24都市へと減少しましたが、2021年中には回復させたい考えで、新たな都市にも就航したい考えです。

KLMは、水準が回復したことを「前向きな兆候」と表し、今後はワクチン接種の進展と接種証明書やパスポートの導入に期待していることを明かしました。

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KLMの運行スケジュール、航空需要回復や渡航制限緩和が影響

コロナ禍により大きく打撃を受けた航空業界ですが、国際航空運送協会IATA)は2023年には需要が回復するとの予測を立てており、実際に利用者数の増加傾向も各地で見られています。

KLMは、各国の水際対策や渡航制限の緩和なども踏まえ、運航規模を2019年と同レベルに戻したということです。

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夏期はアジア17都市と中東7都市を決定、今後の追加も狙う

KLMは、6月16日に2021年夏の運行スケジュールについて、コロナ前の2019年とほぼ同じ規模で運行することを発表しました。

KLMは、このスケジュールについて、各国の国境再開を要因としてあげています。国境再開については、たとえばEUが7月からデジタル健康証明書を導入して観光を再開するほか、タイも観光客受け入れを再開することを正式に発表しています。

そうした中、KLMは今夏はアジア17都市、中東7都市に乗り入れるということです。

アジアは、新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年には19都市に乗り入れていたため、実際には2都市の減少があります。中国の厦門は新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻なため閉鎖状態にあるとのことです。また、インドのバンガロールも運航を停止してます。

一方で、インドネシアのデンパサールについては、バリが開かれた際には即座に運航を開始するとしており、今夏後半には乗り入れたい考えを明らかにしています。

中東については、2019年の規模と同じく7都市に就航します。サウジアラビアのリヤドは新たな就航都市として開設され、週2回運行するということです。

また、これまでエティハド航空とコードシェアを行っていたアラブ首長国連邦のアブダビ空港への就航も、2021年冬には再開したいとしています。

ワクチン接種証明書に募る期待

KLMの社長兼CEO、ピーター・エルバース氏は、今回の発表にコメントを寄せており、アジアと中東の運航規模が2019年と同等になったことは前向きな兆候だと述べました。

また、航空業回復の鍵はワクチン接種にあるとしています。そして、接種完了者への国際的に有効なパスポートの導入が利用客の移動回復に大きく貢献すると考えています。

ワクチン接種とそれに伴う証明書については、IATAがその必要性を訴えています。円滑な入国の流れを実現させるためにも、航空需要の回復を考える上では切っても切り離せない関係でしょう。

また、日本も7月中旬をめどに接種証明書を発行開始する計画を発表しています。ポストコロナの国際的な往来には、各国の接種証明書導入と各国間の連携が欠かせなくなると考えられます。

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<参照>
KLMオランダ航空:KLM network in Asia and the Middle East as good as fully recovered this summer

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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