「東京から最も遠いまち」の地方創生へ LCCピーチら、京丹後市への誘客狙う

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関西国際空港に拠点を置くLCCのPeach Aviation株式会社(以下、ピーチ)は28日、大阪市の高速バス会社であるWILLER株式会社(以下、ウィラー)、そして京都府京丹後市との3者での連携を開始することを発表しました。

空港、バス鉄道など、異なる交通機関が互いに連携することによって、空港から遠い距離にある京丹後市へのアクセスを向上し、地方誘客につなげることを狙いとしています。

ピーチは将来的には、京丹後市のように空港から離れた他の地域でも同様のプロジェクトを展開するとしています。

旅行者の地方分散と、それを通した地方活性に貢献することが期待されます。

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

「京丹後市、Peach、WILLER地方創生共同プロジェクト」が始動

WILLER株式会社:プレスリリース
▲WILLER株式会社:プレスリリース

国内LCC大手のピーチ・アビエーションは、関西圏のバス会社であるウィラー、そして京丹後市と連携して、「交通連携」を通した地方活性化を目指したプロジェクトを開始すると発表しました。

京丹後市は「山陰海岸ジオパーク」の美しい海岸線や、伝統的な絹織物である「丹後ちりめん」など、魅力的な観光資源を有しています。しかし新幹線の駅や空港からの距離が遠く、遠方からの誘客が難しいという課題を抱えています。

「京丹後市、Peach、WILLER地方創生共同プロジェクト」と名付けられたこのプロジェクトでは、空港から離れた位置にある京丹後市へのアクセスを、関西で都市間バス鉄道を運営するウィラーと連携することで向上させ、航空での京丹後市への訪問者を増やすことを目標としています。

具体的には、8月からふるさと納税の返礼品として、ピーチの航空券と京丹後市内の宿泊券のセットを用意する予定になっています。

このプロジェクトを通してのふるさと納税の活性化や、訪問者の増加による京丹後市の地域経済の活性化に期待がかかります。

都心部以外の関西エリアへの誘客に期待

日本のインバウンド産業が抱える課題の一つに、「旅行者の地方分散が進んでいないこと」が挙げられます。大都市を結ぶいわゆる「ゴールデンルート」以外の都市への訪問率が伸び悩んでいるのが現状です。

特に関西地方は、大阪・京都という2大観光地が訪日外国人客を独占しているともいえる状況にあります。今回はふるさと納税の返礼品という形での実施になりますが、こうした取り組みがインバウンド向けにも行われることになれば、関西圏内での分散が進んでいくと考えられます。

インバウンド地方誘客、そしてそれによる地方活性化を実現するためにも、こうした交通連携が各地で行われることに期待がかかります。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

<参照>

PR TIMES:空港から離れたエリアの地方創生に挑戦!「京丹後市、Peach、WILLER地方創生共同プロジェクト」を始動

【12/10開催】【売上4倍事例】地方企業の成長を支える「インバウンド×口コミ」戦略を紹介

沖縄県で複数店舗の焼肉店を展開する「焼肉 もとぶ牧場」。同社は急増するインバウンド需要を的確に捉え、短期間で売上を400%に伸長させました。

その成果を支えたのは、徹底的なマーケティング強化と、口コミを核とした仕組み化・現場改革です。

本セミナーでは「もとぶ牧場」のマーケティング責任者をゲストにお迎えし、沖縄の最新インバウンド動向から、売上4倍を実現させた戦略の全体像まで、余すことなく公開します。

<セミナーのポイント>

  • ローカルブランドが短期間で売上4倍にした実例を担当者から聞ける!
  • 人手不足でも無理のない「口コミ活用の仕組み化」が学べる!
  • 口コミを現場でどう収集し、改善・集客に活かしているのか、その具体的な方法がわかる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【売上4倍事例】地方企業の成長を支える「インバウンド×口コミ」戦略を紹介[無料セミナー]

【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは? ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは?/ 10月の訪日外客数389.6万人、国別1位は韓国 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年11月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!

その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに