公益社団法人 京都市観光協会は3月12日、「インバウンド対応力向上ガイドライン ~海外のお客様からも地元からも選ばれるために~」を作成したことを発表しました。
同ガイドラインは、インバウンド観光客の満足度を高めることに加えて、地元の人からも歓迎される持続可能な経営を実現していくためのもので、現場の対応力を向上するための改善行動が示されています。
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インバウンド客の満足度を高め、地元の方々からも歓迎されるためのヒントが掲載
今回、京都市観光協会から発行されたガイドラインの目的は、インバウンド観光客の満足度を高めることはもちろん、地元からも歓迎されるために必要な行動が93ページにわたって解説されています。
ガイドラインの主な内容は、以下の通りです。
- オンラインでの情報発信
- 外国語対応
- 予約・キャンセル対応
- キャッシュレス対応、免税
- バリアフリー
- LGBTQ+
- ヴィーガン
- ムスリム
- 環境配慮
- 災害対応
- 地元への配慮・地元との調和
オンラインでの情報発信や外国語対応、LGBTQ+、ヴィーガン、ムスリムについては、専門家のヒアリングをふまえて作成されています。
加えて、改善行動が初級から中上級と段階的に提示されていたり、予算や人手が少なくても取り組めるヒントが多数掲載されていたりと、実際に活用しやすいガイドラインとなっています。
実例を踏まえた情報も掲載、無料ダウンロード可能
同ガイドラインの内容は、京都市観光協会が過去に実施した「インバウンド対応力診断」の結果をもとに作成されています。
「インバウンド対応力診断」は、宿泊施設や飲食店、小売店、博物館・美術館、観光・体験施設、交通機関などの43施設を対象に実施。オンライン調査や覆面での現地調査などを行った上で、診断結果と具体的な改善提案を提示するというものです。
そのため、ガイドラインの内容は実例に基づく情報も多く、多くのインバウンド関連事業者が取り組みやすいガイドラインとなっています。
同ガイドラインは、京都市観光協会のホームページから、無料でダウンロード可能です。
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<参照>
公益社団法人 京都市観光協会:「インバウンド対応力向上ガイドライン ~海外のお客様からも地元からも選ばれるために~」の発行について
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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