AI英会話アプリ「スピーク」は、日本人の英会話に対する心理的ハードルを探る「日本人の英会話ポテンシャル実態調査」を実施しました。
調査結果によると、7割の訪日外国人が「日本人の英語はわかりやすい」と評価していることがわかりました。いっぽうで、半数近くの日本人が、英語で話しかけられても「英語で伝える自信がない」などの理由で断ってしまった経験があると回答しており、認識に大きなギャップがあることも明らかになりました。
なお本調査は、英会話に関心がある日本人(400人)のインターネット調査と、訪日外国人(130人)の対面インタビューから回答を得ました。
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半数近くの日本人が、外国人に話しかけられて断った経験あり
調査によると、半数近くの日本人が、外国人に英語で話しかけられて断った経験があることがわかりました。実際に、20.8%の訪日外国人が日本人に話しかけたものの、断られた経験があると回答しています。
断ってしまった理由としては、「英語で伝える自信がない」(76.5%)が最も多く、2位の「相手の英語を聞き取れる自信がなかった(47.5%)」 に大きく差をつけています。このことから、日本人の英会話のハードルは、リスニングよりもスピーキングであることが伺えます。

訪日外国人の7割が「日本人の英語はわかりやすい」と評価
調査では、訪日外国人に訪日前にイメージしていた日本人の英語力について尋ねる質問もありました。
およそ半数の外国人が、訪日前は「日本人の英語力は低い」(「低い」6.9%、「やや低い」42.3%)と思っていたものの、実際に日本人と話してみると、7割の訪日外国人が「日本人の英語は理解しやすい」(「非常にわかりやすい」10.8%、「わかりやすい」59.2%)と評価していることがわかりました。
また、中国や韓国など他のアジアの国と比べて、「日本人の英語がわかりにくい」(「非常にわかりにくい」3.1%、「わかりにくい」11.2%)と答えた人は14.3%で、日本人の英語レベルは世界的に低いわけでないことがわかります。
いっぽう、「外国人相手に英語で言いたいことを伝える自信がある」と回答した日本人は7.7%(「とても自信がある」2.4%、「自信がある」5.3%)で、訪日外国人と日本人の認識には大きなギャップがあるようです。
本調査の結果について、麗澤大学外国語学部教授 森氏は、「日本人は、学校ではテスト対策の一環として英語を学ぶことが多いため、『完璧に話さなければならない』という意識が働いているのでは」とコメントしています。また、英会話の上達のためには、「まずは簡単な表現でもよいので、間違いを恐れずに話すことが重要」と述べました。

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<参照>
スピークジャパン合同会社:日本人の英語、実は訪日外国人は理解できている説を検証!結果、日本人の英会話ポテンシャルの高さが判明!
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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