太平洋アジア旅行協会(PATA)は3月31日、アジア太平洋地域における2025〜2027年の旅行者数予測を発表しました。
Mild(楽観的予測)、Medium(現実的予測)、Severe(悲観的予測)それぞれのシナリオで、アジア太平洋地域における39の目的地の回復・成長を予測しています。
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アジア太平洋地域の旅行者数、2027年に約8.1億人と予想
同レポートにおけるMediumシナリオでは、アジア太平洋地域への国際訪問者到着数は2024年の推定6億4,810万人から継続的な増加傾向を示し、2027年までに8億1,370万人に達すると予測されています。
グラフを見ると、Severeシナリオでは2027年に2019年と同程度の回復を見込んでいるものの、Mild、Mediumシナリオでは大きく成長すると考えられていることがわかります。

国・地域別:中国が主要市場の地位に返り咲くか
国・地域別では、中国がアジアにおける最大のデスティネーションとしての地位を取り戻すと予測されており、 次いで米国、トルコ、香港がランクインする見込みとなっています。一方で回復・成長率が高いのはモンゴル、トルコ、スリランカ、日本と考えられています。
また、主要な送客市場についても、中国がアジア太平洋地域で最大の役割を維持し、次いで米国、香港、韓国、インドが続くと予想されます。加えて、インドと東南アジアの中流階級の増加やデジタル決済プラットフォームの普及、ソーシャルメディアを通じた旅行のインスピレーションの増加などが、海外旅行の成長を牽引していくと考えられます。
DXや持続可能な観光への取り組みに期待
同レポートは、観光業界は好調に成長すると予想されているものの、その状況は経済変動や地政学的要因、技術の進歩などによって今後も変化し続けるとしています。技術の進歩おの具体例として、デジタルトランスフォーメーションや持続可能な観光への取り組み、新たな交通インフラなどを挙げています。
PATAのCEO、ヌール・アフマド・ハミド氏は、「世界の旅行が力強い回復を続ける中、アジア太平洋地域は引き続き成長の主要な原動力」とした上で、「変化する市場動向に機敏かつ適応力を持って対応していく必要がある」と述べています。
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<参照>
PATA:PATA Forecasts Strong Asia Pacific Visitor Rebound and Growth Through 2027
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