注力するインバウンド市場「香港」が2位に、DMO・観光協会・都道府県庁対象調査で

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国内旅行・訪日旅行に関する調査・研究機関「じゃらんリサーチセンター」は4月9日、「インバウンド市場の注力ターゲット調査2025」の調査結果を発表しました。

同調査は、2024年11月14日から2025年2月7日までの期間に、DMO・観光協会・都道府県庁を対象に行われたものです。

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注力するターゲット市場は台湾・香港・米国

インバウンド市場の中で「狙っている市場」を聞いた質問では、台湾が84.4%で1位、次いで香港アメリカがともに58.5%で同率2位、4位が豪州となりました。

台湾アメリカは前回と変わらない順位でしたが、香港は前回の4位から2位に浮上。訪日客数の成長が著しい韓国シンガポール市場も1つずつ順位を上げました。

そのほか、フランスイタリア・北欧地域といった欧州市場の注目度も上がっているようです。

▲「狙っているインバウンド市場」の調査結果:じゃらんリサーチセンタープレスリリースより
▲「狙っているインバウンド市場」の調査結果:じゃらんリサーチセンタープレスリリースより

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インバウンドに関する課題1位は「二次交通の整備」

インバウンドに関する現在の課題を聞いた項目では、以下の課題が上位となりました。

  1. 二次交通の整備(69.4%)
  2. ガイド不足(62.6%)
  3. 人手不足(59.2%)

また、実際に取り組んで工数がかかっていることは、1位「コンテンツ造成/磨き上げ」(51.0%)、2位「誘客/プロモーション戦略」(46.9%)、3位「周遊促進」(32.0%)となっています。

「インバウンドに関する現在の課題」の調査結果:じゃらんリサーチセンタープレスリリースより
▲「インバウンドに関する現在の課題」の調査結果:じゃらんリサーチセンタープレスリリースより

工数不足でやりきれていないのは「多言語対応・人手不足・人材育成」

じゃらんリサーチセンターによるポートフォリオ分析によると、最優先として動いているテーマは、「コンテンツ造成/磨き上げ」「誘客/プロモーション戦略」など。

一方で、「多言語対応」「人手不足」 「人材育成」は、大きな課題ではあるものの、工数不足でやりきれていないテーマとして挙げられています。

▲「インバウンドに関連した課題」「実際に取り組んでいて工数がかかっていること」のポートフォリオ分析:じゃらんリサーチセンタープレスリリースより
▲「インバウンドに関連した課題」「実際に取り組んでいて工数がかかっていること」のポートフォリオ分析:じゃらんリサーチセンタープレスリリースより

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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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