中部国際空港の運営などを行うセントレアグループは5月15日、2026年度から2028年度までの3年間を対象とした中期経営戦略を発表しました。
2028年度の目標として、開港以来最高となる旅客数1,300万人を目指す方針を示しており、重点戦略テーマとして、「地域とともに回す成長の好循環」「“いい空港”を持続するための経営基盤の確立」「より人を大切にする空港運営」を掲げています。
インバウンド戦略においては、中部地域へのインバウンド誘致を強化するため、自治体などと連携した魅力発信活動の強化に加えて、中部地域で開催される大型国際イベントを契機とした地域ブランディングの推進を行う方針です。
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2028年度に開港以来最高の旅客数1,300万人を目指す、国際線は650万人目標
発表によると、2028年度に向けた具体的な経営目標として、連結売上高は690億円(2025年度実績541億円)、連結当期純利益は15億円(同29億円)を掲げています。
また、旅客数については2025年度実績から141万人増となる1,300万人(同1,159万人)への拡大を計画しており、実現すれば開港以来過去最高となります。
旅客数の内訳は、国際線旅客数と国内線旅客数のいずれも650万人(国際線:同536万人、国内線:同623万人)とする見込みです。加えて、国際線長距離線地点数は現在の1地点から4地点へ引き上げるほか、航空機の発着回数も2025年度実績の9万4,000回から11万5,000回へと大幅な増加を計画しています。

持続的な成長に向けた3つの重点戦略を提示
同計画では、2028年度の目標達成に向けて3つの重点戦略テーマが提示されています。
地域とともに回す成長の好循環
- 広域連携によって需要喚起活動を拡大させ、開港以来最高旅客数の達成を目指す
- 地域関係者との協業・貨物拠点機能強化による「中部の貨物は中部から」を推進する
“いい空港”を持続するための経営基盤の確立
- 継続的なコスト上昇リスクを踏まえた収支構造の改革と業務プロセスの改善を行う
- 代替滑走路の完成による完全24時間化を実現する
- 空港施設の適切な維持とさらなる機能強化を実施する
より人を大切にする空港運営
- 世界的な高い評価を維持し、利用者の期待を超える体験や快適性を提供する
- 働く人一人ひとりがやりがいと誇りを持ち、長く働き続けてもらう職場を実現する
特に、代替滑走路の工事は前中期経営戦略から工事が始まっており、2027年度の供用開始を見込んでいます。
代替滑走路の完成後は、空港機能の完全24時間化が実現するほか、現在使用している滑走路の大規模修繕を行う際にも、継続的な空港運用が可能となります。
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大型イベントを契機とした中部地域のインバウンド拡大へ
重点戦略テーマの1つである「地域とともに回す成長の好循環」では、中部地域を訪れるインバウンド客を増加させるための具体的な取り組みが提示されています。
まず、インバウンド客のニーズや市場特性の深い理解に基づき、自治体や関係団体・事業者などと協業した中部地域の魅力発信活動を拡大する方針です。
また、2026年に開催される「第20回アジア競技大会/第5回アジアパラ競技大会(愛知・名古屋)」や、2028年の「第49回技能五輪国際大会」などの大型国際イベントを契機とした地域ブランディングの推進を強化するとしています。
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<参照>
セントレアグループ:2026~2028年度中期経営戦略を発表 2026年3月期決算
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