中国では、9月25日から「中秋節」、10月1日から「国慶節」の連休が始まります。
今年2026年は中秋節と国慶節の間が短いことで、休暇の取得によって最大13連休が可能になるなど、例年以上に長い連休が実現します。
本記事では、中秋節・国慶節の概要や今年の動向をまとめてご紹介します。
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中秋節・国慶節とは?最大13連休も可能に
中国の秋には、五穀豊穣を祈る「中秋節」と、建国記念日である「国慶節」の祝日があります。特に国慶節は、春節(旧正月)と並ぶ最大級の旅行シーズンとして知られており、例年であれば訪日需要が高まる時期でもあります。
- 中秋節:9月25日〜27日(3連休)
- 国慶節:10月1日〜7日(7連休)
この2つの連休の間に挟まれた9月28日〜30日の3日間に有給休暇を取得すれば、9月25日から10月7日まで最大13連休となります。
2026年の中秋節・国慶節の動向
中国の国務院は、中秋節の連休中に延べ6億5,000万人、国慶節の連休中には延べ21億3,000万人が地域間を移動するとの予測を発表しました。
また、航空旅客数が同時期として過去最高を記録する見込みだとしています。国内線・国際線ともに好調で、なかでも国際線の予約数は前年比で22.5%増加しました。
ここからは、2026年の中秋節・国慶節に関する情報をまとめてご紹介します。
少人数ツアーやオーダーメイドツアーが好調
中国の旅行会社・同程旅行によると、2026年は中秋節と国慶節の連休が近いことから、9月25日〜27日は帰省や家族団らんを目的とした移動が中心となる一方、10月1日〜7日は旅行や休暇の需要が集中し、旅行のピークが2回に分かれると予想されています。
海外旅行の動向としては、少人数のグループツアーやオーダーメイドツアーが人気で、1人あたりの平均支出が前年同期比で20%以上増加しています。全体として、遠方への旅行やより良い体験を楽しむという傾向があるようです。
中国の旅行会社・広之旅によると、中秋節・国慶節の連休によって、10日以上の長距離海外旅行商品の予約が前期比62%増を記録しました。
一方で、学校の制約がある家族連れの需要によって、追加の休暇取得が不要な短・中距離の海外旅行先も引き続き人気となっています。
複数都市を巡る海外旅行が人気に
海外旅行先は短・中距離から長距離まで多様化しており、同程旅行によると、バンコク、クアラルンプール、ソウル、イスタンブール、シドニー、シンガポール、バリ島、ホーチミン、ロンドン、ドバイが人気となっています。
主要な都市だけでなく島への旅行も注目を集めており、Trip.comグループによると、済州島やバリ島が人気であるほかに、セブ島とプーケット島への航空券予約数がそれぞれ前年比で111%増と78%増を記録しました。
ほかにも、旅行先の多様化によって、複数の都市を巡る旅程の需要が急増しています。同程旅行ではフランス、イタリア、スイス、ドイツを巡るグループツアーや、オーストラリアとニュージーランドを巡るグループツアーが人気となっており、関連する予約は前年比で30%以上増加しました。
2026年の訪日中国人客数は56.7%減 訪日旅行の現状は?
例年であれば、中秋節や国慶節を含む秋シーズンは訪日旅行需要が高まる時期です。中国の旅行需要自体は盛り上がっているものの、訪日旅行においては先が見通しにくい状況が続いています。日本政府観光局(JNTO)の訪日外客統計によると、2026年1〜8月の訪日中国人客数は前年同期比56.7%減となりました。
中秋節・国慶節の連休においても急激な回復は見込みにくいものの、8月は41.8万人が訪日し国・地域別で3位になるなど、引き続き一定の訪日需要は存在しています。
たとえば、Airbnbが発表した国慶節の人気海外旅行先では、イタリア、韓国、ニュージーランド、フランスに次ぎ、日本が上位10か国に挙げられました。
またインタセクト・コミュニケーションズの調査では、国慶節の連休中に海外旅行を予定している人のなかで、日本は韓国、ヨーロッパ、東南アジア、オーストラリアに次いで5位でした。
このように、訪日客数の減少傾向が続いている状況でも、日本が一定程度の人気を維持している様子がうかがえます。
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