地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人消費の構造(免税取引)」の使いかたを解説していきます。この機能では、
- 「指定した都道府県」で
- 2015年8月~2016年7月に行われた免税取引について、
- 取引額、取引件数ごとにその割合を表示出来る
というものです。この機能は「外国人消費の比較(免税取引)」で見ることが出来るデータと似ていますが、こちらの機能のほうが、さらに詳細を見ることが出来ます。
<関連>
【無料で利用可】詳細なインバウンド分析が出来るすごいサービス 地域経済分析システムRESAS(リーサス)とは
地方自治体、インバウンド事業者の皆さん、 地域経済分析システムRESAS(リーサス)についてご存知でしょうか?これは人口急減・超高齢化という日本が直面する大きな課題に対し政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるようにということで、内閣に設置された「まち・ひと・しごと創生本部」が、平成27年4月1日より、地方自治体による様々な取り組みを情報面・データ面から支援するために供用を開始したものです。地域経済分析システムRESAS(リーサス)には、地...
インバウンドの「いつ・どこに・どの国籍が・どんな目的で?」がグラフでわかりやすい!:RESAS(リーサス)の「外国人訪問分析」の使い方
地域経済分析システムRESAS(リーサス)のインバウンドデータ分析機能として、「観光マップ」の中にある、「外国人訪問分析」の使いかたを解説していきます。この機能では、「指定した都道府県」の、「指定した時期」に、「どこの国籍の外国人」が、「どのような目的」で訪問していたかがわかるインバウンド観光マップです。また「国籍ごとに指定した期間での推移」もグラフで表示することが可能です。 目次地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人訪問分析の操作メニュー解説地域経済分析システムRESAS(リー...
「インバウンド密度」が高い地域が一目で分かる:訪日客の人口密度を色の違いで表示 RESAS(リーサス)「外国人メッシュ」の使い方
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人メッシュ」の使い方を解説していきます。この機能は、「指定したエリア」に訪日外国人観光客が「何名」滞在していたのかがわかる観光マップです。メッシュと呼ばれる表示形式で、訪日客の人口密度、いわば「インバウンド密度」を色の違いで表示でき、視覚的にインバウンドの集中地域を把握することができます。<関連>目次地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人メッシュの操作メニュー解説地域経済分析システムRESAS(リーサス)...
ウチの街の訪日客は「どこから来て」「どこへ行っている」の?インバウンドの足取りをビジュアルで追える!:地域経済分析システムRESAS(リーサ
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人移動相関分析」の使いかたを解説していきます。「指定した時期」に「指定した都道府県」の「滞在直前に滞在した地域」「滞在直後に滞在した地域」を表示出来る観光マップです。これによって 訪日外国人観光客の足取りを追う事が可能 となっています。地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人移動相関分析の操作メニュー解説地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人移動相関分析の操作メニュー操作メニューについて、①の都道...
インバウンドの足取りを出入国空港から分析できる:RESAS(リーサス)の「外国人入出国空港分析」の使い方
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人入出国空港分析」の使いかたを解説していきます。この機能では、「指定した時期」に外国人が入出国に利用した全国の空港を表示することができます。 地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人出国空港分析の操作メニュー解説地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人出国空港分析の操作メニュー操作メニューについて、①の都道府県指定で詳細に見たい都道府県を指定し、②の「表示方法の指定」では「実数で表示する」と「訪問率...
こういうデータが欲しかった!インバウンドのクレカ利用を消費額・件数・単価で詳細に分析できる:RESAS(リーサス)の「外国人消費の比較(クレ
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人消費の比較(クレジットカード)」の使いかたを解説していきます。この機能は、「指定した時期」に「指定した都道府県」で「指定した国籍」の外国人が「クレジットカードを使用して」「どの分類の消費」に「1件あたりいくら使用していたのか」を表示出来る観光マップです。<関連>目次地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人消費の比較(クレジットカード)の操作メニュー解説地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人消費の...
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人消費の構造(免税取引)の操作メニュー解説
操作メニューについて、
②で「販売額構成比」「取引件数構成比」のどちらグラフを表示するかを選択します。
また③で「国籍別に見る」「性別・年齢別に見る」かのどちらかを選択することが可能です。
④のメニューは③で「国籍別」を選択している時にのみ表示されるもので、性別を「男性」「女性」から選択する事が可能です。
⑤に関しても③で「国籍別」を選択している時のみ表示されます。ここでは「20歳台未満」から「70歳台以上」から年齢の幅を選択することが可能です。
⑥では上記で選択して内容を横棒グラフで表示することが可能です。
また③で「性別・年代別で見る」を選択すると、表示が切り替わり、⑦の「表示する国籍」というメニューが現れます。ここではアジアなどの地域指定や、中国、台湾などの国籍の指定をする事が可能です。
地域経済分析システムRESAS(リーサス)外国人消費の比較(免税取引)で千葉県のインバウンドを分析する
それでは使い方を実際に見ていきましょう。今回は例として千葉県のデータを見ていきます。
①で千葉県を選択し、
②は「販売額構成比」を選択しています。
③に関しては「国籍別」を指定しています。
④の性別では男性を指定、
⑤の年齢では40歳台を指定しました。
こうすると2015年8月~2016年7月の期間中に行われた千葉県の免税取引について40歳台男性による、取引額の構成比の内訳がでてきます。グラフから 68%を中国人が占めている 事がわかり、次いで台湾、香港と続いています。
③で「性別・年代別で見る」を選択すると、下記のような表示に切り替わり、さらにこの中から表示する地域や国籍を選択して、表示するデータをさらに絞り込む事が可能です。
ではアジア地域、国籍を中国と指定しています。そうすると、2015年8月〜2016年7月に千葉県で免税取引を行った中国人の性別、年齢ごとの構成がわかります。こうして見ると、 千葉県で免税取引をしている中国人の半数以上は女性 であるのだということがわかります。
なお、⑥をクリックすると、こうした情報を横棒グラフで表示することが出来ます。
まとめ
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の「観光マップ」の中にある、「外国人消費の構造(免税取引)」の使い方について解説してきました。
この機能を使うことで、指定した地域での免税取引について、どの地域、どの国籍、また男女どちらの性別の、どの年代の人々が最も消費をしているのかということが把握出来ます。実際に免税取引を行っている層について把握出来るという意味で、役立つマップであると言えるでしょう。
<参考>
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!