今や「爆買い」という新しい日本語を生み出すまでになった、訪日中国人観光客による大量のお土産購入の現象。その勢いはまだまだ止まらないようです。訪日中国人観光客で爆買いをするのは、富裕層の訪日中国人観光客だけではなくなっています。また、富裕層と一般の訪日中国人観光客では、買い物リスト内容が異なります。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
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訪日中国人観光客富裕層の買い物リストの中身
訪日中国人観光客で富裕層であれば、買い物をする対象は当然ながら高級品も多くなります。特に日本の電化製品は、質が良くて長持ち、壊れにくくて機能的、その上デザインも良いので、中国の電気製品にはない高級感を醸し出しており、訪日中国人観光客の富裕層に人気です。
電化製品の買い物リストの内訳
電化製品でも、一番の人気は日本の炊飯ジャーです。コンピューター制御によってお米を美味しく炊き上げる日本の技術の結晶と言えるからでしょう。電化製品の中で、トイレのウォッシュレット機能付きトイレの蓋も人気商品です。
非富裕層訪日中国人観光客の買い物リスト
お手頃価格で購入できる商品が人気です。一般の訪日中国人観光客の一般的な買い物リストの筆頭に上がるのが化粧品です。中国には韓国の化粧品も輸入されていますが、韓国の輸入品より日本の化粧品の方が質が良いと評判です。
買い物リストにある日本の人気化粧品
訪日中国人観光客がお土産で買いたい、買い物リストにある日本の人気化粧品は、SK-IIや雪肌粋が人気です。資生堂のメーカー品も人気ですが、無名ブランドの化粧品もお手頃価格で友達に沢山あげる目的で購入されます。
訪日中国人観光客が友人から頼まれる買い物
訪日中国人観光客が友人から頼まれて買い物をする人気商品は、日本の赤ちゃん用品です。特に赤ちゃん用の粉ミルクは人気です。日本製の粉ミルクを赤ちゃんに飲ませたら、美味しく気に入ったのか、中国製の粉ミルクを全く飲まなくなった、ということもあるようです。
赤ちゃんのための買い物
また、友達から頼まれて買っていく買い物は、他には赤ちゃん用の紙おむつがあります。日本製は質がいいので、丈夫で蒸れにくく、かぶれにくく、コンパクトになる、すごいおむつと高評価です。紙おむつはかなりかさばりますが、何人の友達に頼まれたの?と思うほどの大量購入です。
まとめ:訪日中国人観光客の買い物リストは常に大量
訪日中国人観光客の買い物リストは常に大量です。リストに載る項目が多いということもありますが、お土産として友人に配るほか、転売目的などで、一つの商品でも大量に買っていきます。
買い物リストに商品が複数あれば、それだけ大量のお買い物になります。まさに「爆買い」。日本に旅行に行くともなれば、訪日中国人観光客の友人からも頼まれることが多く、買い物リストはさらに項目が増えてゆきます。
訪日中国人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日中国人観光客
爆買いという流行も後押しし、2015年の中国人訪日外客数は前年の約2倍となる499万人となりました。また、2015年の訪日中国人によるインバウンド消費額は約23万円で前年比10%増程度ですが、訪日外客数増加の後押しをうけ、訪日中国人全体のインバウンド消費額はなんと5,583億円。
訪日中国人観光客の特徴
'爆買い'という流行語が現れるほどに存在感を放っている訪日中国人観光客。日本国内でも大きな注目が集まっており、彼らに関するニュースやコラムを目にする機会は少なくありません。
訪日中国人観光客が中国国内でよく見る人気のWEBサイト一覧・解説
中国はご存じのとおり、facebookやtwitterが閲覧できないほど非常に厳しいネット規制があります。中国国外のWEBサイトの検閲規制がかかっていたり、サーバードメインも現地法人がないと取得できなかったりと、様々な壁が存在します。
訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(1):WeChat(微信)
訪日中国人観光客の増加に伴い、インターネットを活用したインバウンドマーケティングへの関心が高まっています。しかし、中国のネット事情は日本とは大きく異なります。
訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(2):テンセントQQ
訪日中国人観光客が必携としているコミュニケーションツールをWeChat(微信)のほかにひとつだけ挙げるとしたら、それはテンセントQQ( 騰訊QQ、Tencent QQ; 以下、QQと略)だといえるでしょう。
訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(3):Weibo(微博)
訪日中国人観光客が常用するアプリとしてWeChat(微信)とQQを取り上げましたが、Weibo(微博)も忘れてはなりません。「微博」は中国語で“ウェイボー"と読み、ミニブログ、マイクロブログという意味です。
訪中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(4):人人網(レンレンワン)
訪日中国人観光客が常用するサービスとして、WeChat(微信)、QQ、Weibo(微博)をご紹介してきました。いずれもTwitter(ツイッター)、Facebook(フェイスブック)の良い所どりをしながら機能の充実を図ってきており、若干の不確定要素をはらみながらも、中国の3大SNSとして大きな存在感を誇示しています
訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(番外編1):ネット規制のアプリへの影響&ニュースアプリ篇
昨年(2015年)以来、中国経済を語るうえで重要なキーワードとなっているものに「互聯網(フーリエンワン)+」(インターネットプラス)があります。これは中国国務院(日本の内閣に相当)総理の李克強氏が唱えたコンセプトです。
訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(番外編2):ネットラジオ篇
「読みたい記事」が自在にカスタマイズできる「今日頭条(ジンジートウティアオ)」がニュースアプリの定番となる一方、「聞きたい番組」を自由自在に取捨選択できるネットラジオアプリも人気を集めています。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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