空き時間や使われていないモノを有効活用する為にインターネットを介し、個人間で余剰なモノのやり取りをするシェアリングエコノミー型サービスは、世界中で注目されています。
以前、訪日ラボでもご紹介した通り、シェアリングエコノミー型サービスの一環である サイクルシェア(自転車シェアリング)は、日本国内のインバウンド対策としても注目を集めています。 そのような状況の中、サイクルシェア(自転車シェアリング)の元祖である中国で新たな動きが出てきました。
メルカリが「メルチャリ」としてサイクリングシェア事業に参戦? インバウンド市場でも注目を集める自転車シェアリングの可能性とは?
そもそも中国のサイクルシェア(自転車シェアリング)市場とは?
サイクルシェア(自転車シェアリング)とは、アプリやサイクルポート(自転車を貸し借りする場所)などを通じて、利用されていない自転車を貸し借りするサービスです。
現在、北京や上海など 中国国内の大都市を訪れると、オレンジや黄色の自転車が町中にあふれており、これはすべてサイクルシェア(自転車シェアリング)サービスとして貸し借りが行われているものです。
オレンジ色の自転車を提供するのが中国のサイクルシェア(自転車シェアリング)の元祖 「Ofo」、オレンジが Mobike です。
中国のサイクルシェア(自転車シェアリング)サービスの特徴的な部分は、「サイクルポート(自転車を貸し借りする場所)」が存在しない点です。 アプリ利用者は、アプリ上で自転車の認識番号や鍵となる暗証番号をやり取りするため、どこで乗ってもどこで降りても良いというまさに 「乗り捨て感覚」で、自転車をシェアしています。
中国で爆発的な人気を誇るサイクルシェア(自転車シェアリング)。最近では、訪日外国人観光客向けの移動・観光手段として日本でも活用が始まっています。
日本でもインバウンド向け移動・観光手段として普及しだしている
ジャパン・トラベルとドコモ・バイクシェアが共同で訪日客に自転車利用を促進
2016年11月30日、NTTドコモの関連会社でサイクルシェア(自転車シェアリング)事業を行っている会社「株式会社ドコモ・バイクシェア」は、訪日外国人観光客に日本の観光情報を提供するメディア「JapanTravel.com」を運営する会社「ジャパン・トラベル株式会社」と業務提携を発表しています。
主な取り組みとして、
- 観光の新たな交通手段としての自転車利用に関する情報の提供
- 自転車ツアーサービスの実施
の2つがが行われるとのこと。2つ目の取り組みに関しては、訪日外国人観光客向けに、ツアーガイド付きで「旧江戸巡りコース」「公園巡りコース」などを提供し、サイクリングとともに、東京の観光を楽しんでもらいます。
訪日観光に新たな移動手段?ドコモ・バイクシェア、ジャパン・トラベルと提携で訪日客に自転車利用促進へ
スポーツツーリズムの一環としてもサイクリングツーリズムは人気を集めている
また、サイクリングはスポーツツーリズムの一環として組み込まれています。
例えば、瀬戸内の広域観光周遊ルート「瀬戸内しまなみ海道」は、サイクリングを通じて地域の持つ観光資材を訪日外国人観光客に楽しんでもらえるモデルコースです。
2014年にはCNNが 「世界で最もすばらしい7大サイクリングコース」のひとつに選定 しており、ランスミシュラン社のガイド誌でも1つ星を獲得。世界的に高く評価されています。
「瀬戸内しまなみ海道」を目的に世界中のサイクリストが瀬戸内しまなみ海道沿いの観光地を訪れており、サイクリング・自転車はインバウンド観光にも役立つツール になっています。
東京五輪に向け、盛り上がりを見せるスポーツツーリズム:観光資源を組み合わせ、独自性のある地域づくり 広域観光周遊ルート「せとうち・海の道」の特徴:サイクリングが楽しめる珍しいモデルコースを設定 スポーツ文化ツーリズムアワード2016大賞受賞 世界的に人気を集める「瀬戸内しまなみ海道」が誕生した理由とは:総額7500億円のサイクリングコース、世界で最もすばらしい7大サイクリングコースにも選定
このように、中国で広く普及しているサイクルシェア(自転車シェアリング)は、近年では訪日外国人観光客の移動・観光手段としても可能性を秘めており、日本国内でも整備が始まっています。 しかし、最近では 本場中国で政府による規制が開始されようとしているとのこと。
この続きから読める内容
- 中国政府がサイクルシェア(自転車シェアリング)を一部規制へ?!指定エリア外の駐輪に罰則
- まとめ:サイクルシェア(自転車シェアリング)促進にも細心の注意が必要?
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
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