[台湾編]LCC利用客の特徴 ちゃんと理解してますか? 地方訪問率の高さと若い女性の多さがポイント:LCCを利用する台湾人の訪日旅行動向とは

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以前の訪日ラボの記事でもご紹介したように、近年、インバウンド業界で注目を集めている LCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)は、韓国や台湾、香港などアジア圏の主要訪日国の間でも人気の訪日手段となっています。

LCCで訪日する台湾人観光客には、FSAで訪日する台湾人観光客となにが違うのでしょうか。 観光庁の「訪日外国人消費動向調査・トピックス分析」をもとに解説していきます。

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若い台湾人の女性はLCCの利用率が高い傾向に:訪日台湾人観光客の4人に1人はLCCを利用している若い台湾人の女性

LCCを利用して訪日した台湾人の性年代別割合(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

LCCを利用して訪日した台湾人の性年代別割合(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

LCCを利用する訪日台湾人の特徴として筆頭に挙げられるのが、若い女性が多い という点です。

上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCCを利用して訪日した台湾人を性年代別に表したものです。約25%が20代の女性 となっています。観光庁の「訪日外国人消費動向調査 平成28年度」によると、2016年の訪日台湾人のうち、20代の女性が占める割合は約15%となっているので、訪日台湾人のLCCの利用客層には若い女性が多い ということが言えるでしょう。

年代が若い訪日客層は一般的に流行りに敏感であり、SNSなどを通じて観光地の情報を積極的に発信してくれる 傾向があります。訪日台湾人はリピーターが多いことに加え、地方の訪問率も比較的高いので、LCCの利用客層の集客・誘致は地方の自治体にとって大きな意味を持つでしょう。

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男性の場合、LCC利用客層の間で最も多いのは30代でした。全体の22%にあたります。男女ともに年齢が上がるにつれて男女ともにLCCの利用率は下がります。 FSAと比較すると料金が安い分、機内のスペースが狭かったり、サービス面で多少質が劣ることから、年齢が高い台湾人は、LCCよりも安定のFSAを選択して訪日旅行をする 人が多いようです。

LCC利用者の約80%は個別手配にて訪日&ウェブ上で訪日旅行を手配

LCCを利用する訪日台湾人の旅行形態と申し込み方法(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

LCCを利用する訪日台湾人の旅行形態と申し込み方法(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

LCCを利用する訪日台湾人のほとんどは、個別手配にて訪日 しています。また、ウェブ経由で訪日旅行を手配 する傾向が強いようです。

上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCCを利用して訪日した台湾人観光客の旅行形態と訪日旅行の手配方法を表したものです。LCCを利用して訪日した台湾人のうち、74.9%は個別手配にて日本を旅行している ことが把握できます。また、LCC利用者のほとんどはウェブ上で訪日旅行を手配しています。83.1%はウェブ上で訪日旅行を手配 した結果になりました。

LCCを利用する台湾人はFIT率が高く、OTA(オンライン旅行代理店)を利用する傾向にあります。若い層がボリュームゾーンであるというところから、ネット上で手軽に予約をして自由に観光をする スタイルがLCCを利用する訪日台湾人観光客の間では定着しています。

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LCCを利用する訪日台湾人は「近畿」と「近畿」に訪れる

LCC利用者の訪問地・地域別(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

LCC利用者の訪問地・地域別(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCCを利用した訪日台湾人観光客が、訪日旅行中に訪れた場所を表したものです。

LCCを利用した訪日台湾人観光客のうち約4割が近畿と関東を訪れています また、そのうち大部分の台湾人観光客が両地域に位置する大都市である東京と大阪に訪問しているようです。他にも 北陸信越や九州などの地方部 にもLCCを利用する訪日台湾人観光客は訪れているようです。

LCCを使う台湾人は訪日旅行中あまりお金を使わない

LCC利用者の旅行支出・旅マエと旅ナカの比較(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

LCC利用者の旅行支出・旅マエと旅ナカの比較(平成28年1-9月期):国土交通省:地方空港におけるインバウンドの概況より数値を引用してグラフ化

上記のグラフは、2016年の1月から9月の間にLCC利用した台湾人の旅行支出を旅マエ旅ナカで比較したものです。旅マエ旅ナカどちらをとっても LCCを利用した訪日台湾人の旅行支出は、FSAを利用した訪日台湾人の旅行支出よりも低い結果に なっています。

低価格がウリのLCCを利用する訪日台湾人は、基本的に 「価格の安さ」を重視 する傾向にありそうです。一人当たりの旅行支出額をとっても 約2万円の差 がでる計算になります。旅行支出が低いといっても、先述の通り北陸信越や九州などの訪問率がFSA利用者よりも高いことから、地方部にとって魅力的なターゲットになってくるでしょう。

まとめ:LCCを利用する訪日台湾人市場 キーワードは「若い女性の多さ」「地方部の訪問率の高さ」「低価格重視」

台湾出身の訪日外国人の間ではLCCの利用率が高い傾向にあります。訪日台湾人を集客・誘致する場合、一般の台湾人のインバウンド動向に加えて、LCCを利用する台湾人にだけ見られる特徴も把握しておく必要 があります。

  • 20代の女性がボリュームゾーンである
  • 約8割が個別&ウェブ上で訪日旅行を手配
  • 東京・大阪に加え、地方部の訪問率も高い
  • 旅マエ・旅ナカの旅行消費が少ない

押さえておくべきポイントは、上記の4点です。LCCを利用する訪日台湾人の集客・誘致を検討する場合には参考にするとよいでしょう。

訪日台湾人観光客のインバウンド

訪日台湾人は2016年の訪問数で417万人と中国、韓国に続く3番目の旅客数となっています。台湾の人口が約2400万人なので、再訪問がなかったと仮定すると毎年6人に1人が日本に旅行に来ている計算になります。親日の方が多いのも訪日客数を伸ばしている要因の一つ。言語は中国本土とは違い繁体字で、中国人と一緒にされることを極端に嫌うため言語の取扱には注意が必要です。また、中国本土と違いyoutubeやSNSの利用にも制限がないため、マーケティングし易いのも一つの特徴です。

<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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