地方活性化のためには必要不可欠と言われる「観光産業の成長」。中でも訪日外国人観光客の誘致は、その旅行消費額の高さから注目されています。東北地方でもインバウンド誘致が推進されており、先日、復興庁が東北地方により多くの訪日外国人観光客を呼び込むための新たな取り組みを開始しました。
なぜ地方創生にインバウンドが重要なのか?交流人口から考える訪日客地方誘致の重要性
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ムスリムを東北地方に!「MUSLIM FRIENDLY TOHOKU」始まる
復興庁は、東北6県にイスラム教徒の訪日外国人観光客誘致を目指す「MUSLIM FRIENDLY TOHOKU」プロジェクトの一環として、ムスリム訪日客向け宿泊・観光プランの提供を開始しました。
今後は、ハラル料理などを組み込んだ旅行パッケージを販売していき、ムスリム訪日客が観光しやすいようにサービス環境を充実させることで、多くのムスリム訪日客を東北に呼び込んでいくとのこと。
ムスリムをターゲットにインバウンド誘致を進め、東北地方の復興・地域活性化を狙う今回の取り組み。東北地方では、近年、ムスリム訪日客を誘致するための取り組みが活発化しています。
増加するムスリムインバウンド 各自治体の先進事例に学ぶ、ムスリム旅行者の受け入れ対策とは
実は以前からムスリム訪日客誘致に注力していた東北
東北地方のムスリム誘致事例その①:仙台市ではムスリム向けにハラル対応レストランなどを紹介するページを作成
東北で最大の都市である仙台市では、ムスリムの訪日外国人観光客を受け入れるために、市内在住のマレーシア人や仙台イスラム文化センターとともにウェブ上で情報を配信しています。
例えば、仙台市公式観光サイト「DISCOVER SENDAI」では、「Information for Muslim and Vegetarian Visitors」と題してムスリム向けのページを作成しています。同ページでは、ハラル対応のレストランの情報などを記載しています。また、事業者向けにも日本語で情報を提供しています。
今さら聞けないインバウンド基礎知識『ハラルフード』とは?対策や事例から学ぶムスリム対応
東北地方のムスリム誘致事例その②:学生もムスリム誘致に向けた環境づくりに注力
東北大イスラム文化協会に所属する東南アジアなどイスラム圏出身の学生は、ムスリム訪日客誘致に向けた活動を行っています。
活動の中心は、東南アジアなどからの留学生約150人でつくる東北大イスラム文化協会。2008年に来日したインドネシア出身の大学院生アダム・バドラ・チャハヤさん(27)が代表を務める。 <中略> 今年6月にはムスリムの食事「ハラール食」を提供する飲食店を増やそうと、仙台市青葉区の市地下鉄東西線国際センター駅で県内の食品加工業者との交流会を初めて開催。約80人が集まり、留学生がハラール対応の牛タンや白石温麺(うーめん)などを味わった。ムスリムに欠かせない礼拝の場所を確保する活動にも取り組む。今月11日に10人が県庁を訪れ、礼拝にも使える多目的スペースの整備に対する助成などを求め河端章好副知事に要望書を手渡した。― 河北新報「ムスリムへ理解深めて 東北大留学生ら活動 多様性尊重する街に」より引用
外国人学生が、仙台をムスリムにとって旅行しやすい場所に変えるために「ハラル対応レストランの増加」や「礼拝室の設置」などさまざまな案件に関して自治体や事業者に呼びかけを行っていることがわかります。こうした取り組みの成果もあってか、2018年3月23日には訪日外国人観光客の利用が増えている仙台国際空港にて新たに礼拝室も新設されています。
この続きから読める内容
- 何故、東北はムスリム誘致に注力するのか?
- 世界でも注目されるムスリム観光市場:2020年には約24兆円の市場規模に
- 日本のインバウンド市場でも存在感を放つムスリム:訪日インドネシア人数は前年比+30%増を記録
- まとめ:復興・地方活性化の切り札としてムスリムをターゲットにする東北地方
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