関空閉鎖から2週間どうなった?/数百億円規模の損害見込み、しかし旅客便は9割、貨物便含めて52%に復旧。神戸・伊丹空港にバックアップ期待

関空閉鎖から2週間どうなった?/数百億円規模の損害見込み、しかし旅客便は9割、貨物便含めて52%に復旧。神戸・伊丹空港にバックアップ期待

台風21号の被害を受けて機能停止していた関空が、9月18日より本格的な回復を始めました。「西の玄関」の2週間ぶりの再開と、関空一極集中の見直しを迫られる関西インバウンド業界の現状をSNSのニュースからまとめました。

【台風21号】1日4億円以上の損失/冠水した関空 閉鎖によるインバウンド消費の被害を推定

2017年もっともアジア系の訪日客に人気があったのは関西圏です。大阪をハブとした関西のインバウンドルートはUSJ、大阪市内、京都市内、奈良など魅力的な日帰りルートが連なっており、日本のここ最近の訪日をけん引してきたといえます。その関西の訪日客の流れを止めてしまうような事態が起こっています。昨日2018年9月4日に起きた関西国際空港の冠水による機能停止です。近畿地方を直適した台風21号の被害で、いまだに再開のめどが立たない「西日本の玄関」。これにより1日にどれぐらいの経済的被害が出そうかをシ...

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順調に回復を続ける関空の「旅客便」発着機能

新聞各社は、関空の復旧を伝えるニュースを掲載しています。

訪日外国人観光客向けに災害対策をするにはどうすれば? 手軽にできる多言語対応の方法

インバウンドビジネスに取り組むうえで、災害が起こったときの対応策を用意しておくことは不可欠。直接的な利益にはつながりませんが、トラブルが発生すると悪評が発生する恐れがあります。たとえば、日本人にとって地震はありふれた災害のひとつで、よほど震度が大きくなければ、すぐに日常生活を取り戻すことができます。しかし、訪日外国人観光客の中には地震を経験したことがない人が数多くいます。そのうえ、言葉も通じない異国の地となれば、強い不安を感じるはずです。観光地の印象にまで悪影響を及ぼすかもしれません。では...

空港につながるアクセス鉄道も9月18日には前倒しで運転再開

タンカーの激突により破損が激しく、復旧が危ぶまれた関西空港連絡橋鉄道が2週間ぶりに運転再開しました。空港への主要交通である鉄道の再開は、旅客便の復旧と足並みをそろえて行われました。

実は今、インバウンドでは大阪が京都よりも圧倒的に人気 最新のアンケート調査で判明した関西圏での訪日外国人の行動とは

訪日外国人観光客が実際にどのような消費行動をしているのか、実際に何を求めているのかを知るのに有効なのがアンケート調査です。特に、日本の玄関口となる空港で行う調査は、実際の訪日外国人観光客の姿がリアルにわかる極めて信憑性の高い調査であると言えます。株式会社三菱総合研究所は、関西国際空港から出国した外国人旅行者に対するアンケート調査 を行ないました。対象となったのは関西国際空港から出国した訪日外国人観光客で、中国・韓国・台湾・香港・欧州・米国・タイ・タイを除くASEAN諸国の主要9カ国の400...

連絡橋の自動車道だけは来年2019年5月まで復旧せず

しかし連絡橋の自動車道は破損が激しく、来年の大型連休をめどに復旧するという発表がされました。自動車での関空アクセスは半年以上待たなくてはならないようです。

NYT紙「今年行くべき世界の都市 2017」に大阪がランクイン! 海外で高く評価されるその魅力とは?

Airbnb(エアビーアンドビー)が発表した「2016年に訪れるべき16の地域」でダントツ1位を獲得し、世界的にも高く評価されている観光地・大阪。今度は、ニューヨーク・タイムズ紙が「今年行くべき世界の都市 2017(「52 Places to Go in 2017)」に選定しました。この記事は、ニューヨーク・タイムズの「最も読まれている記事の年間ランキング」トップ10にも入っており、2016年にはすべての記事の中で3位を記録。欧米の多くの人が、「Osaka」の名を目にするのではないでしょう...

関空の一極集中を避け、バックアップする神戸空港・伊丹空港が注目されている

機能を回復しつつある関空ですが、「旅客便は9割回復、しかし便数は平常の52%」という数字からわかるように、貨物便のフライトはいまだ復旧が進んでいません。

注目を集めているのが伊丹空港(大阪国際空港)・神戸空港といった周辺空港への振り替え輸送です。今まで関空へ一極集中していた輸送ルートを見直そうという動きが出ています。

今まで国際線の乗り入れがなかった伊丹空港でも、税関や検疫といった国際線受入れのための準備が進められており、こういった複数の空港による国際線受入れ体制は、今後の関西インバウンド業界のリスク分散が期待されます。

まとめ:がんばれ!大阪!インバウンド業界として情報発信と交通網の再編を

関空被害による経済損失は1日あたり数十億円という試算もあり(SMBC日興証券による試算)、この2週間にわたる関空閉鎖の経済損失は数百億円規模であることが想定されます。また、タンカー衝突の復旧額も100億円規模と言われます。大阪の街自体には台風の被害がそれほどはなかったことを考えると、インバウンド景気に沸いていた大阪の一極集中の交通網が、思わぬ大規模損失を生んだといえるでしょう。

より一層の情報発信による訪日客へのアピールと交通網の見直し、そして今後は空港の被災支援にも抜本的な見直しが必要です。

【関空閉鎖】「インバウンドがいかに今の大阪に欠かせないか痛感」「訪日頼りが過ぎた報いだ」…訪日客激減の大阪・ミナミ/Twitter上で賛否両

今月4日に台風21号の直撃を受け、関西空港が閉鎖してから1週間が経ちました。当初から予想されていた通り、「関西の玄関」の機能が停止していることによるインバウンド業界への影響はじわじわと大きくなっています。じつは今、苦境にある大阪のインバウンド業界に地元の人々が苦言を呈するTwitterのツイートが盛り上がっています。なぜ未曽有の自然災害で被害を受けているインバウンドの現場が批判されているのか…多数のツイートの中を読み込むと、その中には日本のインバウンド業界が心にとめておくべき大きなヒントが...

8割弱が初訪日 大阪のインバウンド調査で判明:道頓堀が大人気、大阪を関西観光の拠点にし、情報はSNSやインターネットを活用

大阪はゴールデンルートに組み込まれている他、近年では関西国際空港からの入国数が増加していることもあり、インバウンド最前線の地となっています。大阪観光局は、今後のインバウンド誘致戦略に活かすことを目的とし、大阪を訪問する訪日外国人観光客の訪問先、消費動向等の調査を行っています。この調査について平成29年度第1期に大阪観光局が発表している調査結果を詳しくみていきましょう。なお、調査が行われたのは2017年5月23日~6月3日(12日間)となっています。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する...

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「翻訳・多言語化」を資料で詳しくみてみる

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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