2015年ごろの中国人観光客による爆買いブームを機に、日本を訪れる外国人観光客は年々増加。そうした近年のインバウンド市場拡大の流れに乗って、日本全国各地では、凝った内装やサービスを売りにする民宿が次々とオープンしています。
外国人観光客からの民宿人気も年々高まってきており、ホテルの客室数不足から流れ込んだこと、ホテルよりも低価格で泊まれること、成田や羽田空港からのアクセスの良い民宿がたくさんある、などの要因もさることながら、古民家を活用した民宿の魅力、畳や布団などの日本らしい体験が外国人観光客を虜にしているのです。
そこで今回は、予約が殺到している人気の民宿5選とその魅力について紹介します。
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安くてアクセスも抜群の魅力的な民宿5選
1. GRIDS Nihombashi EAST HOTEL(東京都・日本橋)
「グリッズ日本橋イースト」がある日本橋は、江戸幕府が始まった1603年から町人が住む下町として栄えていたエリア。2016年1月15日にオープンしたばかりの施設内は、おしゃれで洗練された雰囲気が漂います。
同ホテルの最寄駅である、東日本橋駅(都営地下鉄浅草線)までは、羽田空港から電車で40分、成田空港からは80分とアクセス抜群です。いずれも直通で行けるので、重い荷物を持ちながら移動する大変さが少なく済みます。
すべての客室に無料Wi-Fiが飛んでいるほか、24時間利用可能なランドリーも完備されています。こうした利便性の高さ、居心地の良さから、国内のみならず多くの外国人観光客から高い人気を集めているのです。
<詳細>
- GRIDS Nihonbashi EAST HOTEL
- 住所:東京都中央区日本橋久松町4-7
- 公式HP:https://www.grids-hostel.com/hostels/nihonbashi-east/jp/
2. The Ryokan Tokyo YUGAWARA(神奈川県)
2016年3月1日にオープンした「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」は、外国人観光客が喜ぶ、エンテーテイメント要素が満載の新感覚の民宿です。
4名から泊まれる8畳の和室の襖には、世界文化遺産に登録されている富士山がダイナミックに描かれています。室内にいながら、風情豊かな日本の魅力を思う存分味わえるのです。
ちなみに、同施設がある湯河原は、夏目漱石や与謝野晶子、芥川龍之介といった名だたる文豪たちが、執筆活動をおこなった場所としても有名なエリアです。日本文学は訪日外国人からも人気があるので、日本の文化を堪能できる場所としても人気があります。
<詳細>
- The Ryokan Tokyo YUGAWARA
- 住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上742
- 公式HP:https://www.theryokantokyo.com/
3. toco.(東京都・台東区)
東京都台東区にある「toco.」は、築90年の古民家を改装したゲストハウス。羽田空港から40分、成田空港から1時間30分前後で行け、アクセスも良好です。同施設から歩いてすぐの「上野駅」は、外国人観光客から人気の高いアメヤ横丁や上野動物園があります。
チェックインを済ませてから、周辺をブラブラ歩いて散策してみるのも良いかもしれません。日本に着いてすぐ、観光スポットを見てまわれる利便性の高さも、外国人観光客から人気を集めている魅力のひとつです。
また、同施設の入り口は、昼は宿泊客のリビングとして、 夜は一般客も出入りが自由なバーとして利用できます。宿泊者同士、近隣に住む地元の人との新たなコミュニティを作るきっかけになるのです。
<詳細>
- toco.
- 住所:東京都台東区下谷2-13-21
- 公式HP:https://backpackersjapan.co.jp/toco/
4. 1166 バックパッカーズ(長野県)
長野市善光寺門前にある「1166 バックパッカーズ」は、築80年の建物をリノベーションしたゲストハウス。一人でまったりくつろぎたい人は「PRIVATE ROOM(6,000円〜/1名利用)」を、女性だけでワイワイ楽しく過ごせる「女性専用相部屋(2,800円〜/1名)」を……という具合に、バリエーションに富んだ宿泊プランが用意されています。
素泊まり、相部屋、連泊などあらゆる宿泊スタイルにも柔軟に対応してくれるうえ、追加のシーツ、テーブル、座布団、ハンガー、コンセントの貸し出しも無料。しかも、手触りの良さと質の高さが海外でも認められ、今や日本の誇るブランドにもなっている「今治タオル」も無料で使えます。その土地ならではの特産品を提供することで、地域のPRにもなります。
<詳細>
- 1166 バックパッカーズ
- 住所: 長野県長野市西町1048
- 公式HP:http://1166bp.com/
5. ゲストハウス蔵 (長野県)
今はあまり見かけなくなった、日本家屋を利用した「ゲストハウス蔵」。古き良き日本の文化を謳歌できるとして、毎年多くの外国人観光客が足を運んでいます。
そんな、ホッと落ち着くような佇まいの同施設に泊まるなら、「蔵の相部屋(1泊3,000円〜/1名)」が人気となっています。ドミトリータイプのこちらのプランは、広々とした和室に布団を敷いて寝るスタイル。男女で部屋が分かれているので、一人旅の女性旅行者でも安心です。
尚、同施設の宿泊プランには、朝食や夕食は含まれていません。基本的な食事スタイルは、施設内にあるキッチンで作って食べるというもの。近くの八百屋で買った、地元の新鮮なお野菜をその場で調理して食べられるのも、旅の醍醐味です。
<詳細>
- ゲストハウス蔵
- 住所:長野県須坂市本上町39
- 公式HP:http://www.ghkura.com/
まとめ:集客しながら地方をPR
ここ近年は、「地方創生」「地方活性化」といった、地方を盛り上げる動きが活発になっています。
なぜ地方創生にインバウンドが重要なのか?交流人口から考える訪日客地方誘致の重要性
2017年7月19日の観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2017年前半期のインバウンド消費額は史上初めて 2兆円 を突破しました。また、2017年に入ってからも 7カ月連続で前年を上回る訪日外国人観光客数を記録 しており、日本国内で「インバウンド誘致」はホットなキーワードになっています。加えて、インバウンド誘致は地方の過疎化・人口減少など 日本の抱える諸問題を解決する手立てとしても注目を集めています。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが...
そんな今の時代だからこそ、おしゃれさ、ブランド、安さといったハード面だけではなく、快適さ、地元ならでは、地域の人々との交流といったソフト面が、競争を勝ち抜くためにより重要になるのではないでしょうか。
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