オンラインで頼めるプロの翻訳サービス5選 | 翻訳に外せない観点・各社特徴・3件の事例を解説

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ひと昔前まで「翻訳」といえば英語翻訳が最も需要の高いサービスでした。しかし、現在では中国や韓国などアジアをはじめとした、英語圏以外の国から観光に訪れている外国人が増えているのも事実です。

その現象を裏付けるように、大手オンライン翻訳会社であるGengoも多言語に対応したサービスを実施しています。

翻訳の代行業はスピードが命とも言われていますが、果たしてどのようなサービス会社があるのか、オススメの会社と失敗しない翻訳サービスの選び方をご紹介します。

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失敗しない翻訳サービスの選び方

専門的な用語を適切に翻訳してもらえるのか?」「翻訳のクオリティーが毎回異なる!」など、ビジネスで翻訳を依頼する際の悩みは共通しているようです。

現在は24時間で受付を行っていたり、「スピード翻訳」を売りにしている企業が数多く、オンラインで見積もりが簡単に算出されます。

しかし、上記のように品質や技術に対して疑問を持つ方が少なくありません。ここでは失敗しない翻訳サービスの選び方から、オススメのサービスをご紹介していきます。

翻訳者のビジネスリテラシー

翻訳業務というのは、ただ単に言語に精通していればこなせるものではなく、翻訳対象となるビジネスを理解しているか否かによって、品質が変化してきます。

例えば、建築業の翻訳を行うことになれば、施工・浚渫・法面といった日本語でも聞きなれない言葉を耳にします。これらの言葉を十分に理解した上で翻訳作業に取りかからなければいけません。

また、翻訳した文章を誰が目にするのかによっても、文体を変更することが求められます。

ビジネスですから多くの場合は「かたい文章」が好まれますが、飲食店だとキャッチコピーのような文体が必要になるケースも出てきます。そう言ったことを踏まえると翻訳にはビジネスリテラシーがいかに重要なのかがわかります。

翻訳者がネイティブスピーカーかどうか

翻訳者を選ぶ際に気をつけたいのは、相手が対象となる言語のネイティブスピーカーかどうかということです。

日本人でも優秀な翻訳者は確かに存在しますが、ネイティブスピーカーの方が断然有利だと言い切れるでしょう。その理由は以下の通りです。

  1. 自分の思考を容易に表現することができる
  2. 複雑な言葉であっても、文章の組み立てに苦労しない
  3. 妥当な言葉の選択が可能
  4. 自国の文化や状況に精通している
  5. ネイティブのお客さんに向けてわかりやすい翻訳ができる

以上の理由に加えて、かたい表現・やわらかい言い回しのどちらが適しているのかを判断できるのはネイティブならではと言えます。

翻訳一文字あたりの単価・料金体系

翻訳サービスは1案件あたりで料金を請求するのではなく、1文字で単価を決めている業者が多数を占めます。

相場は、日本語から外国語の場合1文字あたり10円前後となっていますが、サービスの内容によって単価は変わります。例えば「品質はともかく、できる限り料金を抑えたい」という方には専門の翻訳者のみがサービスを提供します。

「より品質を高めたい」という人には、1つの案件に対し2人の翻訳者が担当し、クロスチェックを行いますが、単価はもちろん上がります。 さらに、先ほど挙げたビジネスリテラシーの有無によっても当然単価は異なり、質の高い翻訳を求めるほど料金が上がるシステムになっています。

オススメの翻訳サービス5選

翻訳会社にはそれぞれ特徴があります。対応する言語にしても、中国語に強い会社であったり、東南アジアの言語翻訳を専門に行っている会社など様々です。

もちろん料金体系も会社によって異なり、納期のスピード、先に挙げたネイティブ翻訳者が在籍しているか否か、そのような点を考慮して翻訳会社を選ぶようにしましょう。

1. ジャパントラベル 翻訳サービス

ジャパントラベル 翻訳サービス」では、英語、中国語を始め、アラビア語やスペイン語など11ヶ国語の翻訳を行っています。すべて担当するのはネイティブスピーカーです。

自然な表現と理解しやすい言葉を選んで翻訳するため、伝えたいことが的確に伝わると評判です。

また、外国人向けのパンフレットの製作サービスなども行っており、取材・編集・デザインまですべての製作過程を引き受けてくれるのが特徴です。

2. クロスランゲージ プロフェッショナル翻訳サービス

クロスランゲージ プロフェッショナル翻訳サービス」は、「一次訳の品質を上げる」ことをコンセプトとした翻訳会社です。チェックを二重、三重に行い、料金がかさんでしまう翻訳会社とは一線を画しています。

25年の実績を誇り、契約書や特許取得、観光案内に関することまで幅広い案件を取り扱っています。

テキストデータだけではなく、音声データの翻訳も得意としています。長期・短期間問わず通訳者の派遣サービスも行い、現場のニーズに合わせた翻訳の提案をしてくれます。

3. オフショア翻訳事業

オフショア翻訳事業」は、タイ、ミャンマー、マレーシア、インドネシアにベトナムなど東南アジアの言語翻訳を得意とする翻訳会社です。現地のスタッフ総数256名が在籍しています。

東南アジア言語翻訳に関しての実績は日本でもナンバーワンです。1人1人の顧客に対して専属の翻訳チームを作り、翻訳だけではなく通訳や現地営業を行うことも可能です。

これまでに2,600社の企業が利用しており、専属チームが深く関わることにより翻訳精度が高いのも魅力です。

4. コンシェルジュ翻訳

コンシェルジュ翻訳」は、1つの案件に対し専属のコーディネーターをつけ、さらに専属チームを編成して対応する翻訳会社です。

英語や中国語といったメジャー言語からマイナー言語に至るまで、対応している言語は58か国語にも及びます。

学術論文、ライフサイエンスといった高度な翻訳力が求められる案件はもちろん、スピーティーな対応が評価されています。

初回利用のみ10%のディスカウントが受けられるので、翻訳会社の比較をしたい方にもよいでしょう。

5. YAKUSURU

YAKUSURU」は全世界80か国語に対応し、リピーター率が89%と利用者満足度の高い翻訳会社です。

対応レベルがスタンダード・ビジネス・プレミアムと別れており、それぞれのニーズに合わせた品質を選べるのが特徴です。論文からSNS・ブログまで幅広い翻訳業務をこなしています。

また、ネイティブ同士がクロスチェックを行うため、細かいニュアンスのズレも見逃さない品質の高さが評判を呼んでいます。

インバウンドにおける多言語対応の3つの事例

日本の業者でも多言語化に取り組み、すでに大きなインバウンド収入を得ている会社があります。

現地のSNSをうまく利用したケースから、訪日外国人の目線に立ったサービスまで、多言語対応を可能にしたことにより、国外から高い評価を得ています。その成功例を一部ご紹介します。

1. マツモトキヨシ

ドラッグストアは、訪日中国人から大人気となっています。中でもマツモトキヨシは知名度が高く、いち早く多言語化を取り入れました。

ホームページの中国語表記に始まり、Weblio・WeChatの公式アカウントによる情報発信などデジタルマーケティングへの余念がありません。

ホームページやSNSでは新商品の入荷情報に加え、クーポン券の発行を行っています。さらには Tmall国際旗艦店へリンクしているので、国外のユーザーでも商品購入が可能です。

また、訪日外国人がよく訪れる店舗には中国語に対応できるスタッフを配置しています。日本では馴染みのないWeChatアリペイでの支払い手段を可能としています。

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2. ハラールメディアジャパン株式会社

ハラールメディアジャパン株式会社は、ムスリムファッションショーや、インバウンドEXPOにも出展し、話題となっています。

ムスリムフレンドリー」を全面に打ち出し、日本で中東料理を食べられるレストランや礼拝所が簡単に検索できるアプリを開発しているほか、「豚肉が食べられない・アルコールを含んだ料理が食べられない」など、ムスリムの目線で役立つ英会話を紹介しています。

また、飲食店の顧客管理システム「TableSolution」を導入し、13ヶ国の言語に対応した即時予約など飲食業界の効率化に取り組んでいます。

あらゆる食文化に対応し、快適な日本での旅行を訪日外国人に楽しんでもらうため、「食のプラットホーム」として日本と世界の架け橋になっています。

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3. 日本ホテル

日本ホテルは、Webサイトで予約した商品を宿泊したホテルで受け取れる 「eTaxFree-Japan TaxFree Online Shopping」を日本で初めて導入しました。

訪日外国人の購買行動に目をつけたサービスとともに、接客対策としてスタッフの英語教育を行っています。

また、英語圏からの宿泊客に対応するだけではなく、英・中・韓を含めた5か国の言語に対応できる通訳サービスSMILE CALL」も2017年から始めました。

ビデオチャット機能を使ってのサービスであり、24時間365日利用することができます。宿泊客の細かい要求やニュアンスにも応えることができると評価を得ています。

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質の高い翻訳サービスを利用して効果的なインバウンド対策を

ここで紹介した翻訳サービスには、それぞれ特徴があります。

効果的なインバウンド対策を行うためには、ビジネスリテラシーが高く自身のビジネスに最も強いと思われる翻訳サービスを選びましょう。

訪日旅行時に困ったこととして「コミュニケーション」をあげる訪日外国人はいまだ多く、まだまだインバウンド市場には多くのチャンスが残されています。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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