Facebookショップとは|機能、開設方法、今後の動向を解説

Facebookショップ(Facebook Shops)とは、Facebook社が提供する、FacebookやInstagramで商品を展示・販売するオンラインショップを作成できる機能です。

新型コロナウイルスの感染拡大により、巣ごもり消費が加速したことで、EC市場も成長する傾向にあります。

Facebook社はこのようなトレンドを受け、EC進出が本格化となり、2020年5月よりアメリカでFacebookショップを展開しはじまりました。

日本国内は2020年6月よりFacebookショップが利用できるようになりました。

本記事では、Facebookショップの概要や今後の動向、開設方法について整理します。

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Facebookショップとは?機能と特徴、今後の動向を紹介

世界的に人気のあるSNSFacebook(フェイスブック)」を運営するFacebook社が提供する、企業や団体向けの新サービス「Facebookショップ(Facebook Shops)」が日本では2020年6月から開始されました。

Facebookショップとは、企業や団体がオンラインショップを作成し、同社の提供するFacebookやInstagramなどで公開できる無料のサービスです。

Facebookショップがリリースされたことにより、一つのSNS内で認知から購入・決済に至るまでの導線が整えられるようになっています。

ここでは、Facebookショップの紹介と特徴について紹介します。

Facebookショップ|2020年開始の注目ECサービス

アメリカでは2020年5月、日本では2020年6月よりリリースされたFacebookショップでは、同社が提供するFacebookやInstagram(インスタグラム)でオンラインショップを無料で作成できます。

ユーザーはFacebookページや、Instagramのビジネスプロフィール、またストーリーズ広告からショップに遷移でき、気に入った商品を購入します。

決済方法は以下3つあります。(Facebookショップでは決済を「チェックアウト」と呼びます)

  1. FacebookとInstagramでのチェックアウト:購入者は外部のサイトに遷移する必要がなく、FacebookとInstagramでそのまま支払います。
  2. ウェブサイトでのチェックアウト:購入者は自社の商品を掲載するEC機能付きの外部のサイトに遷移し、支払います。
  3. メッセージを利用したチェックアウト:購入者にWhatsApp、Messengerを通して決済の案内を送信します。

なお、1.の「FacebookとInstagramでのチェックアウト」は、2021年3月段階ではアメリカのみ使用可能です。

Facebookショップの特徴|認知〜購入を一つのSNS内で完結・全世界のユーザーにアプローチ可能

Facebookショップのリリースにより、企業の投稿や広告を見て商品やブランドに興味を持ったユーザーが、商品を購入・決済するまでの導線をFacebookとInstagram上で完結させることが可能になりました。

つまり、FacebookとInstagramは情報発信やマーケティング機能を有するSNSだけでなく、商品をSNS上で直接決済できるEC機能も掛け合わせた「ソーシャルコマース」となります。

このようなに認知から決済までのフローがシンプルになることで、商品をカートに追加しながらも購入を放棄する「カゴ落ち」の改善にもつながると考えられます。

またFacebookショップを利用できるFacebookとInstagramはstatistaの統計によれば、2021年1月の時点でそれぞれの月間アクティブユーザー数は27億人12億人を超えており、世界でもっとも使用されるSNSランキングの1位5位を占めています。

このことから、FacebookとInstagramは多くの国で利用されており、インバウンド主要国のうち、独特なネット環境を持つ中国をのぞき、台湾やアメリカ、タイ、オーストラリアなどにおいても人気なSNSとなっております。

このように巨大なユーザー数を抱えるFacebookとInstagramでショップを展開することは世界の消費者をターゲットにすることを意味しており、越境ECプラットフォームとして自社製品の認知拡大と販売促進にも期待できるといえるでしょう。

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今後どうなる?「ソーシャルコマース」と「ライブコマース」へ本腰

Facebookショップがリリース以降、Facebook社は続々と新たな機能を実験・実装しており、「ソーシャルコマース」と「ライブコマース」へ本腰を入れて取り組んでいます。

まずソーシャルコマースについて、前述したとおり、現時点ではアメリカでしか使えないFacebookとInstagram内での決済機能も、今後日本を含む各国で展開していくと予想されています。

またライブコマースにおては、Facebook社はFacebookショップが2020年5月にアメリカでリリースされた際に、今後FacebookとInstagramで「Live Shopping(ライブショッピング)」という機能も展開していくと発表されています。

この機能では、ライブ配信する前に動画内で紹介する商品を自身が持っているFacebookショップにタグをつけておくと、視聴者はライブ配信中にコメントタブの上部から商品詳細を確認したり購入したりすることができます。

2021年3月時点、Live Shoppingの機能はアメリカのみでの実施テストを行っています。

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Facebookショップの開設方法

ここでは、Facebookショップの開設方法をスクリーンショット付きで順番に紹介します。

コマースマネージャの設定から、Facebookショップの作成、そして商品追加までの流れを具体的に説明します。

Facebookショップを利用するには

Facebookショップを使ってオンラインストアを開設するには、まずビジネス用のFacebookページやInstagramアカウントを作成し、FacebookページやInstagramアカウントのビジネスマネージャ管理者である必要があります。

次に、「コマースマネージャ」と呼ばれるFacebookとInstagram内のショップと販売を管理するプラットフォームに登録し、ショップの開設手続きを行います。

なお、コマース機能を利用するにはいくつかの条件を満たしている必要があり、その条件には「Facebookのポリシーに準拠していること」「サービスを利用できる国や地域が所在地となっていること」「信頼性を示すこと」「正確な情報を公開すること」などが含まれています。

今回はFacebookページでショップの開設を想定し、その手順を紹介します。

1. コマースマネージャを設定する

コマースマネージャを設定するには、Facebookにログインし、コマースマネージャのダッシュボード画面に遷移します

▲[コマースマネージャダッシュボード画面]:Facebook公式サイト
▲[コマースマネージャダッシュボード画面]:Facebook公式サイト

開始する」ボタンを選択すると、ショップの販売方法を「ショップを作成」か「カタログを作成」で選ぶ画面が表示されます。

以下ではEコマースで販売する物理的な商品を想定し、「ショップを作成」を選択した状態で進みます。

▲[「ショップを作成」画面]:編集部スクリーンショット
▲[「ショップを作成」画面]:編集部スクリーンショット

2. ショップを作成する

「ショップを作成する」画面の左にあるバーから、「開始する」を選ぶと下記のような画面が表示されます。

▲[「開始する」画面]:編集部スクリーンショット
▲[「開始する」画面]:編集部スクリーンショット

続いて、ショップで取り扱いのある商品の決済方法を選択したら「次へ」を押します。

「チェックアウト方法を選択」画面では、3つの決済方法を選べます。

「FacebookまたはInstagramでチェックアウト」という選択肢がありますが、前述したとおり2021年3月現在日本国内ではこの決済方法は未対応のため、その他の選択肢から決済方法を選択します。

▲[「チェックアウト方法を選択」画面]:編集部スクリーンショット
▲[「チェックアウト方法を選択」画面]:編集部スクリーンショット

決済方法の選択が終わったら、販売チャネルを選択します。

この画面では、ログインに使用したアカウントが管理権限を持っているビジネスアカウントがすべて表示されており、その中から販売チャネルとなるアカウントを選択します。

▲[「販売チャネルを選択」画面]:編集部スクリーンショット
▲[「販売チャネルを選択」画面]:編集部スクリーンショット

ショップとビジネスアカウントを紐付けたら、ビジネスのメールアドレス認証を行います。

▲[ビジネスのメールアドレス認証]:編集部スクリーンショット
▲[ビジネスのメールアドレス認証]:編集部スクリーンショット

3. プレビューで確認

決済方法やアカウントの設定が完了したら、プレビュー画面に遷移します。

ここでは、これまで設定した内容を確認し、「ショップの審査を申請することで、販売者契約に同意するものとします。」をチェックします。

「設定を終了」をクリックすると、審査が始まります。

審査が通ったら、コマースマネジャが利用可能となり、ショップも公開されます。

▲[「プレビュー」画面]:編集部スクリーンショット
▲[「プレビュー」画面]:編集部スクリーンショット

Facebookショップを活用し、新たな販売通路を開拓

Facebook社が提供する新機能「Facebookショップ」は、Facebook内で作成されたショップに商品を登録して販売を促進できるサービスです。

新型コロナウイルスの感染拡大により自宅で過ごすことが増えた現在では、SNSに触れる時間も増えており、このような機能を企業が活用することで、国内外の顧客獲得につながるといった効果が期待されます。

2020年3月現在、国内ではFacebookやInstagram上での決済機能は提供されていませんが、Facebookショップはサービス公開以降さまざまな機能を追加しており、今後日本国内でも機能の拡充が期待できそうです。

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<参考>

・FACEBOOK:Facebookショップを国内で提供開始、中小ビジネスのオンライン事業をサポート

・Facebook:Introducing Facebook Shops: Helping Small Businesses Sell Online

・Facebook for business:ビジネスヘルプセンター

・Facebook広告:潜在顧客と潜在ファンにリーチする

・statista:Most popular social networks worldwide as of January 2021, ranked by number of active users

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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