環境省では、国立公園を利用する訪日外国人観光客に向けた「国立公園等多言語解説等整備事業」に、補助対象経費の2/3の補助金の交付を行います。
なお、本補助金の公募は「一般財団法人環境イノベーション情報機構」が実施しており、三次公募が2021年8月23日~2021年9月30日まで実施されます。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)訪日外国人観光客の円滑な観光のため、案内板の整備に注力
環境省では「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、国立公園を世界水準のナショナルパークとしてブランド化する「国立公園満喫プロジェクト」を推進しています。
そこで国立公園を訪問する訪日外国人観光客の増加、リピーター確保のためには、公園内の案内板やビジターセンターなどの展示物を、外国人目線かつ魅力的な解説文にすることが不可欠です。
これには現状、国立公園では英語解説文の整備は進みつつあるものの、利用者の多様な言語には未対応であり、国定公園などでは英語解説文の整備が十分に進んでいないことが背景にあるとしています。
さらに、訪日外国人利用者が多く見込める自然体験拠点における多言語化の効果を高めるため、国定公園内の自然体験拠点についても対象としています。
そこで2021年度は国定公園、およびロングトレイル(長距離自然歩道)内、およびこれらへの誘客を目的とした多言語解説等整備も、補助事業の対象へと拡大しています。
補助事業内容:90以上の公園を対象に、案内板など複数の媒体を多言語化へ
環境省は本補助金を活用し、34の国立公園、58の国定公園および10の長距離自然歩道における、案内板やビジターセンターなどの展示物についての整備事業を対象としています。
具体的には「情報発信媒体整備」「コンテンツ制作」「コンテンツ呼び出し」「多言語解説文等の作成」で、前述した4つを掲げている事業が対象になるということです。
また、国立公園、国定公園などを訪問する観光客の地域での満足度の向上や、旅行者数の増加を目的に、英語、韓国語、中国語等の多言語解説に対応した案内版などを作成する事業に対し、補助金の交付を行うとしています。
また、対象コンテンツには観光施設や景勝地の案内に限らず、登山道情報などのリアルタイム情報アクティビティコンテンツの紹介、開花情報、動物目撃情報などを含むとしています。
なお、補助事業の実施期間は交付決定日から2022年2月18日までということです。
関連記事:106の実施地域を選定!観光庁「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」
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<参照>
一般財団法人環境イノベーション情報機構:令和3年度国立公園等資源整備事業費補助金(国立公園等多言語解説等整備事業)公募要領
環境省:国立公園等多言語解説等整備事業
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