2021年延べ宿泊者数は3億1,497万人、コロナ禍で減少続く 2021年間及び2022年1月の宿泊旅行統計発表

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観光庁は、令和3年(2021年)年間の延べ宿泊者数と、令和4年(2022年)1月の延べ宿泊者数を公表しました。

2021年の年間値では、延べ宿泊者数(全体)は3億1,497万人泊、前年比5.0%減でした。新型コロナウイルス禍以前の2019年と比較すると、47.1%減となっています。

また2022年1月において、延べ宿泊者数(全体)は2,986万人泊、前年同月比72.7%増でした。2019年同月比でも30.0%減など、外国人宿泊者数が激減したのにもかかわらず7割程度まで回復してきています。

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2021年延べ宿泊者数は3億1,497万人泊

観光庁は、令和3年(2021年)年間速報値の延べ宿泊者数を発表しました。

延べ宿泊者数は3億1,497万人泊で、前年比5.0%減でした。日本人延べ宿泊者数は3億1,076万人泊、前年比0.2%減であったものの、外国人延べ宿泊者数は421万人泊で、前年比79.3%減だったこととに起因していると考えられます。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は1.3%となりました。

その理由として、外国人の新規入国を停止していたことや1日の入国者数を制限していたことなどがあげられます。

年別・延べ宿泊者数推移:観光庁より訪日ラボ作成
▲年別・延べ宿泊者数推移:観光庁より訪日ラボ作成
なお、国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位がアメリカ、第2位が中国、第3位がフィリピン、第4位がベトナム、第5位がイギリスでした。地域別でみると東アジア・東南アジアを含むアジアが多くなっています。
2021年国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数の内訳:観光庁
▲2021年国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数の内訳:観光庁

また、客室稼働率は全体で34.5%であり、施設タイプ別ではビジネスホテルが44.4%と最も稼働率が高くなりました。次いでシティホテルが34.1%、リゾートホテルが27.9%、旅館が22.7%、簡易宿所が16.9%となりました。なお県別でみると、最も稼働率が高かったのは島根県で、49.9%となりました。

2022年1月の延べ宿泊者数は2,986万人泊

そして2022年1月の延べ宿泊者数も発表されました。

延べ宿泊者数は2,986万人泊で、前年同月比72.7%増でした。特に日本人延べ宿泊者数は2,962万人泊、前年同月比76.0%増で、オミクロン株の感染拡大のフェーズにあったものの、コロナ禍が常態化するにつれ徐々に宿泊者数が増加していると考えられます。

一方、外国人延べ宿泊者数は25万人泊で、前年同月比46.4%減でした。

客室稼働率は33.9%で、前月と比較して10%以上下落しています。最も稼働率が高かったのはビジネスホテルで42.7%でした。シティホテルは前年同月比15.8%稼働率が増加し、36.3%となりました。

延べ宿泊者数の推移:観光庁より訪日ラボ作成
▲延べ宿泊者数の推移:観光庁より訪日ラボ作成

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<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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