政府は10月18日、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ(案)」のなかで、タクシー不足に対応する緊急措置を発表しました。
ドライバー確保などの取り組みのほか、タクシー不足が指摘されている観光地では、観光客向けの乗合タクシーの運行や、観光地直行型バスの創設などの施策を進めるとしています。
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政府、「タクシー不足に対応する緊急措置」発表
政府は18日に公表した「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ(案)」の中で、タクシー不足に対応する緊急措置を発表しました。
政府は「タクシーの供給が需要に追いつかないエリア・時間帯が生じている」とし、「タクシーの供給力の徹底的な回復に向けた取組」「自家用有償(全国700団体)の徹底的な活用に向けた取組」「タクシー不足が指摘されている観光地域の対策」を緊急で実施する方針です。
具体的な施策としては、
- 女性やパートタイム運転者拡大のための勤務形態柔軟化や設備投資促進
- 新規採用や2種免許取得の支援
- 個人タクシー運転者が地域交通に貢献できる制度の創設
- 自家用有償の運賃の見直し
- 観光客向けの乗合タクシーの運行
- 観光地直行型バスの創設
などが掲げられています。
なお、今回の対策措置には盛り込まれていないものの、タクシー不足の解決策として議論の行方が注目されているのが、一般の人が自家用車を使って有償で人を運ぶ「ライドシェア」です。時事通信の報道によると、岸田首相は、23日に行われる臨時国会所信表明演説で、ライドシェアの導入検討について打ち出す方針のようです。
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国土交通省資料:オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ(案)
時事通信:「ライドシェア検討」表明へ=岸田首相所信、自民は賛否交錯
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