訪日インバウンドマーケティング支援を行う株式会社ENJOY JAPANは、中国人の訪日意向に関する意識調査の結果を発表しました。
そのなかで8割が訪日意向ありと回答し、半年以内での訪日希望が最多となっています。
また中国のSNSやWebメディアの接触調査もあわせて実施され、「抖音(ドウイン)」や「小紅書(RED)」、「ビリビリ動画」の名前が多く上がりました。
関連記事:中国人訪日客のお土産、何が人気?【訪日ラボ中国人スタッフが解説】
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
株式会社ENJOY JAPAN、中国人の訪日意向の意識調査結果を発表
意識調査は2024年6月24日から30日にかけて、中国在住の中国人に対するWebアンケート形式で行われ、649人から有効回答を得ました。
対象エリアは、北京や上海などの一線都市と、重慶や広州などの新一線都市で、対象年齢は20~49歳となっています。
関連記事:中国の都市階級とは?1線都市、2線都市の定義・急成長する下沈市場について
8割「訪日意向あり」、半年以内の訪日希望が最多
調査では「日本に旅行したいか?」という質問に対し、「訪日意向あり」との回答が約8割にのぼりました。
さらに訪日意向者に対し、日本への旅行予定の時期を質問したところ、8割超が「1年以内に訪日意向がある」と回答しました。
内訳は「6か月以内」(36.5%)が最多で、次いで「1年以内」(28.0%)、「3か月以内」(20.5%)となっています。

SNS・Webメディアは「抖音(ドウイン)」「小紅書(RED)」「ビリビリ動画」が多数
あわせて中国のSNSやWebメディアへの接触についても意識調査が行われ、「商品を知るきっかけとして最も適しているメディア」(認知メディア)は「抖音(ドウイン)」(18.0%)との回答が最多でした。
2位は僅差で「小紅書(RED)」(17.1%)、3位は「ビリビリ動画」(15.9%)となっています。
また「商品を検索比較検討する際に最も適しているメディア」(比較・検討メディア)としては、トップが「小紅書(RED)」(20.3%)、次いで「ビリビリ動画」(15.9%)「抖音(ドウイン) 」(14.8%)との結果になりました。
さらに「商品を共有する際に最も適しているメディア」(情報共有メディア)も、同様に「小紅書(RED)」(19.2%)が最多で、「ビリビリ動画」(18.9%)、「抖音(ドウイン)」(18.4%)と続きました。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
株式会社ENJOY JAPAN:2024年6月 中国人(中国在住)649名 オンライン調査【2024年 中国人意識調査/中国SNS・WEBメディア接触調査】8割が訪日意向ありと回答・半年以内での訪日希望が最多
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!