拡大するインバウンド需要のなかで、唯一コロナ禍後の回復が遅れていた中国。しかし、2024年に入り、1~3月の訪日消費額や7月の国別訪日外客数で1位となり、インバウンド市場での中国の存在感がますます大きくなっています。
本記事では、今年公開した記事の中から中国に関連するインバウンドニュース・役立つコラムをまとめました。
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- 2024年 中国に関するインバウンドニュースまとめ
- 中国人の趣味・価値観・ライフスタイルは、コロナ禍でどう変わった?
- 中国人観光客が行きたい国、2位に日本【中国春節2024振り返り】
- 訪日中国人の8割が事前に「買い物リスト」作成も、9割以上が「衝動買い」
- 7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に
- 2024年の中国国慶節はどうだった?訪日市場の動向は
- 外務省、中国人向けビザ緩和を表明 万博に向けた査証手数料免除も
- 今、中国人が訪日旅行に求めることとは。JNTO北京事務所長 茶谷氏に取材した
- 中国人の間で流行中の「逆向旅行(反向旅游)」とは?
- 中国の「ウルトラ富裕層」ってどんな人?インバウンド戦略のカギとは
- 【2025年版】中国の祝日・連休カレンダー
目次
2024年 中国に関するインバウンドニュースまとめ
今年公開した「中国に関するインバウンドニュース」を振り返ります。
中国人の趣味・価値観・ライフスタイルは、コロナ禍でどう変わった?
博報堂生活綜研(上海)は1月12日、中国伝媒大学広告学院と共同で研究した「生活者“動”察2023」の内容を発表しました。
今回の研究テーマとなったのは「新たな時代へ再始動していく中国生活者の実態」です。
以前は「社会的成功」や「トレンド」に焦点を当てていた中国生活者ですが、現在はよりプライベートな時間を重視するようになったことが明らかになっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国人の趣味・価値観・ライフスタイルは、コロナ禍でどう変わった?博報堂生活綜研(上海)調査
中国人観光客が行きたい国、2位に日本【中国春節2024振り返り】
2024年の春節は2月10日〜17日の8日間で、中国当局による事前発表では、春節期間の前後を含めた40日間(1月26日〜3月5日まで)に延べ90億人が国内で移動すると言われていました。
春節連休を経て、実際に人の移動はどのようなものだったのでしょうか。
本記事では、発表されたデータをもとに、春節期間中の中国人観光客の移動や、人気だった海外旅行先について解説しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国人観光客が行きたい国、2位に日本 一方で訪日数は回復途上【中国春節2024振り返り】
関連記事:
訪日中国人の8割が事前に「買い物リスト」作成も、9割以上が「衝動買い」
インタセクト・コミュニケーションズは2月22日、訪日中国人の衝動買いに関する調査結果を発表しました。
訪日経験のある中国人の8割が、旅行前に「買い物リスト」を作成している一方で、9割以上が、商品パッケージなどに惹かれ、買い物リストにない「衝動買い」の経験があることが分かりました。
訪日中国人はどのような商品に惹かれ、どのような経緯で購買に至っているのでしょうか。
詳しくはこちらをご覧ください。
→訪日中国人の8割が事前に「買い物リスト」作成も、9割以上が「衝動買い」
7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に
日本政府観光局(JNTO)は8月21日、2024年7月の訪日外客数推計値を発表しました。
7月の訪日外客数は329万2,500人で、2019年同月比10.1%増を記録。6月の訪日外客数(313万5,600人)と比較しても15万人以上の大幅な増加となっています。
国籍別のデータでは、中国が77万6,500人で、2022年の水際対策緩和後初めて1位に返り咲く結果となりました。
※ただし2024年12月現在の最新データでは、1位は韓国となっています
詳しくはこちらをご覧ください。
関連記事:中国の訪日客数、コロナ後初の1位に!その背景をJNTO北京事務所長 佐藤氏に聞いた
2024年の中国国慶節はどうだった?訪日市場の動向は
2024年の国慶節は、10月1日から7日までの7日間でした。
中国政府が発表したデータなどによると、この期間の中国人旅行者数や旅行消費額は増加傾向にあり、昨年・コロナ前と比較しても消費意欲や旅行に対する意欲が高まっていることがわかっています。
本記事では、2024年国慶節の旅行動向や訪日インバウンド動向を振り返っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→2024年の中国国慶節はどうだった?延べ「20億人」以上が移動、訪日市場の動向は
外務省、中国人向けビザ緩和を表明 万博に向けた査証手数料免除も
岩屋毅外務大臣は12月25日、中国人向けのビザ(査証)緩和措置を実施することを表明。中国政府は11月に日本人向けの短期滞在ビザ免除措置を開始しており、これにあわせる形で日本側の措置が検討されていました。
各社報道によると、新設される10年間有効の観光数次査証は富裕層への発給を想定しており、団体観光査証については滞在可能日数を現在の15日から30日へ延長します。実施時期としては来年春ごろを目指すとしています。
さらに、大阪・関西万博のために訪日する中国人を含む全ての外国人の査証手数料を免除する措置も実施するということです。
詳しくはこちらをご覧ください。
→外務省、中国人向けビザ緩和を表明 万博に向けた査証手数料免除も
関連記事:中国、日本人向け短期ビザ免除再開
今、中国人が訪日旅行に求めることとは。JNTO北京事務所長 茶谷氏に取材した
訪日ラボでは、日本政府観光局(JNTO)中国 北京事務所で所長を務める茶谷 晋太郎氏に単独インタビューを実施しました。
インバウンド誘致における広報・宣伝活動や訪日外国人の受け入れのためのインフラ整備、データの統計・分析などの取り組みを行うJNTOは、現在の中国インバウンド市場をどのように捉えているのでしょうか。
本記事では、茶谷氏のインタビューの中から、中国インバウンド市場の現状やトレンドを詳しくお伝えしています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「"爆買い"はもう昔の話」 今、中国人が訪日旅行に求めていることは。JNTO北京事務所長 茶谷氏に取材した
関連記事:中国人の「中国ブランドへの愛」高まる 「日本ブランド」への購買意欲は変わったのか?変化する消費トレンドを解説
中国人の間で流行中の「逆向旅行(反向旅游)」とは?
2024年に入り、インバウンド需要の回復が進む中国市場。訪日ラボでは、夏の訪日ピークに向けて、中国市場の動向と中国SNSの最新トレンドを解説するオンラインセミナーを開催し、中国向けプロモーションに精通した「プロ」の視点から、市場動向をわかりやすく解説しました。
本記事では、セミナー内で訪日ラボの中国人スタッフが紹介した、中国旅行トレンドのなかからホットな内容をピックアップしてお届けしています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国人の間で流行中の「逆向旅行(反向旅游)」とは?混雑避ける”穴場”が人気【訪日ラボ中国人スタッフが解説 vol.1】
また、本記事は9回にわたり連載されている記事ですので、ぜひvol.1以降の記事も併せてご覧ください。
→中国人の旅行トレンド3選!「自然・アウトドア」「博物館・美術館」が人気【訪日ラボ中国人スタッフが解説 vol.2】
中国の「ウルトラ富裕層」ってどんな人?インバウンド戦略のカギとは
しかし、インバウンド富裕層の嗜好やライフスタイルは想像しづらいことから、「何をすれば良いかわからない」と頭を抱える事業者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ツアーやイベント企画など中国人富裕層に関するコンサルティングを行うmingle株式会社 代表取締役 小林智樹氏に伺ったお話をもとに、富裕層の中でも特に注目されることが多い「中国人の富裕層」の実態を掘り下げています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国の「ウルトラ富裕層」ってどんな人?インバウンド戦略のカギとは
【2025年版】中国の祝日・連休カレンダー
インバウンド業界において注目市場の一つである中国。現在はコロナ前からの回復が他の市場に比べて遅れているものの、訪日客数・消費額ともに上位に位置しています。
そんな中国市場に向けて訪日プロモーションの対策を行いたい場合、祝休日やピークの期間など、中国人が旅行に出かける期間を把握しておくことが重要です。
そこで今回は、2025年の中国の祝日や連休をまとめて紹介するほか、中国インバウンド市場の特徴についてもご紹介します。
詳しくはこちらをご覧ください。
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【インバウンド情報まとめ 2024年12月後編】「万博に行きたい」訪日意向者のうち72%が回答 ほか
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この記事では、主に12月後編のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「万博に行きたい」訪日意向者のうち72%が回答 ほか:インバウンド情報まとめ【2024年12月後編】
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